叶 匠壽庵の『あも』と阿南維也さんの器

叶 匠壽庵の『あも』と阿南維也さんの器

こんにちは、飛田和緒です。今回ご紹介するのは、北海道から九州まで各地の百貨店に出店されている有名和菓子店、叶 匠壽庵の『あも』です。餅が小豆にくるまれているという形状に魅かれ、食べてみたいと思い取り寄せました。

有名和菓子店、叶 匠壽庵の『あも』

昭和33年に滋賀県大津市長等で創業した叶 匠壽庵さんは、滋賀県屈指の有名な和菓子屋さんです。大津市大石龍門に、6万3000坪もの広大な敷地を持ち「寿長生の郷(すないのさと)」という施設も運営しています。こちらには工場があったり、和菓子に使用する梅や柚子などの果樹園のほか、古民家や庭園もあり、食事や和菓子作り体験、里山散策が楽しめます。自然を感じながら美味しいものがいただけるとあって、ガイドブックにも載るほど観光地としても人気です。また、身近な和菓子だけでなく、芸術品でもある工芸菓子も作られています。そこには、和菓子の技術だけでなく、日本の文化や心の豊かさも伝えていきたいという想いがあるそうです。

代表的な和菓子『あも』は、名前に特徴がありますね。あもとは古語の女房言葉で餅のことだそう。その名の通り、とてもやわらかな羽二重餅を使っています。切るときに崩れてしまわないか、ちょっと心配するほどやわらかです。そして、餅のまわりには大粒の大納言小豆がたっぷり。寒天が少な目なのか、ぜんざいを食べるような小豆たっぷり感なのです。
味は、期待を裏切りませんでした! 小豆に甘さはありますが、餅と一緒に口にするととてもやさしい甘さになり、バランスが良いのです。大納言小豆本来の甘さのある風味もしっかり味わえますよ。
餅×小豆の組み合わせは、あんこもちや大福でありますが、しっかりとした食感の小豆に囲まれた、とろけるような食感の羽二重。このバランスは、『あも』特有の上品なおいしさで、とても好きな味の和菓子でした。

しっかりとした食感の小豆に囲まれた、とろけるような食感の羽二重。このバランスは、『あも』特有の上品なおいしさ

今回の器は、阿南維也さんの4寸皿です。白磁のすっきりとした見た目ですが、内側の見込みを4分割し異なる方向から縞模様に削ってるデザインが気に入り、2枚セットで購入しました。色がないので模様が主張しないところがいいな~と思っています。直径12cmのサイズながら、高台が1cmとありますが面が平坦なので、安定感があります。色合いもシンプルで使い勝手が良く、どんな和菓子にも合う器です。

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