今年も残すところ2か月を切りましたね。
忙しく毎日を送っていると気が付いたら年末なんてあるのではないでしょうか?最近急に寒くなって冬を実感しました。
今回はちょっぴり早いですが2回にわたっておせちをご紹介します。
私がまだまだ小さかった頃は3世代8人の大家族でした。梶山家のおせちはお重につめるという洒落たものではなく。たくさん作られた煮物や昆布巻きが皿いっぱいに盛られたものを家族でつまむといったものでした。お肉がでると姉妹で奪い合い。朝から大喧嘩です。お正月こそ女性が家事(料理)をしないでゆっくり休めるようにおせちを作るという意味もあるくらいなのに、結局祖母や母は色々と作らなきゃいけない状態になっていましたね。
おせち料理には新年を迎えるにあたって様々な願いが込められています。
祝い肴3種はこれがそろえば最低限お正月を迎えられるという、いわば代表的なおせちで黒豆、田作り、数の子と言われています。黒豆はマメに働いてくらせるように。田作りは五穀豊穣。数の子は子孫繁栄。という一見おやじギャグのようですが、願いがたくさんこめられていて日本人のセンスは素晴らしいものだと改めて思いました。ちなみに、関西ではどれか一つがたたきごぼうになるようです。根の深いごぼうのようにその土地に代々続くようにという願いがこめられているようです。地域によって違うのも面白いですね。
そんなおせち今回は祝い肴3種の黒豆と田作り、数の子の下処理をご紹介します。