こんにちは、石川県在住インナービューティープランナー山田嘉子です。
石川県能登半島は里山、里海の幸にとても恵まれています。
東アジアから東南アジアとの共通する食文化や日本海の交流の影響が感じられる独特の食品や調味料が数多くあります。
発酵食品 金沢、ヤマト醤油味噌の「魚醤 いわしいしる」
今回ご紹介するのは「いしる」。いしるは、石川県の能登地方に存在する日本を代表する魚醤油です。頭と内臓をつけたままのイワシを塩漬けして発酵させています。秋田のショッツル(原料ハタハタ)、香川のイカナゴ醤油(原料イカナゴ)とともに日本三大魚醤と称され、その中でも石川県は魚醤の生産規模では国内最大だそうです。
そんないしるを使って、今回は冬の間雪の下でいっそう甘みを増したキャベツと合わせた簡単レシピをご提案します。
「いしる」を活用したレシピ『キャベツのいしる和え』
<材料> 2名分
キャベツ(一口大に手でちぎる)・・・150g
黒オリーブの実(瓶詰め・輪切り)・・・7粒
黒オリーブの液(瓶詰め)・・・少々
A
いしる・・・大さじ1
オリーブオイル・・・大さじ1
すりおろしニンニク・・・小さじ1
鷹の爪(輪切り)・・・小さじ1/2
黒こしょう・・・少々
塩・・・少々
<作り方>
① 鍋に水大さじ2(分量外)、キャベツを入れ塩ひとつまみ(分量外)をふりキャベツがしんなりするまで蒸し煮する。
② キャベツがしんなりしてきたら黒オリーブの実と液を入れ、しんなりするまで蒸し煮する。
③ ボウルにAを混ぜ合わせ②を入れ和える。
【お取り寄せ情報】
金沢ヤマト醤油味噌「魚醤いわしいしる」(180mL)
http://www.yamato-soysauce-miso.co.jp/
新鮮ないわしを原料にしているので、煮干し出しのようになじみやすく、発酵の香りも良い能登の魚醤です。少量でお料理にコクを与えてくれます。
【器】
今回の和食器は山中漆器です。素敵な色にひかれました。石川の伝統工芸品でもある山中漆器の始まりはおよそ400年前(安土桃山時代)になります。山中漆器では漆を塗る前の「木を削る過程」に他の漆器にはない特徴があります。とても好きな器です。