みなさまこんにちは。
初めまして、インナービューティープランナーの田辺真穂です。
山と川に囲まれた、自然豊かな岐阜県八百津町で、「町の小さなお料理教室 -minamoto-」を主宰し、伝統の発酵調味料を取り入れたお食事や、本みりんを甘味として活用したスイーツを生徒さんたちにお伝えしています。
今回は、毎日のお料理はもちろん、教室のスイーツ講座でも愛用させていただいている、岐阜県川辺町にある、白扇酒造株式会社の「伝統製法熟成本みりん」をご紹介します。
伝統製法の本みりんは、米、米麹、米焼酎(または醸造アルコール)を原料とし、麹菌の酵素の力でもち米を糖化させたものを、長期熟成させて作られます。日本酒のように、酵母菌を使用した“発酵”ではなく、麹菌の力による“糖化”で作られることから、製造者さんの間では、「糖化発酵」と呼ばれているそうです。
江戸時代に、「飲用」として生まれた本みりん。今でこそ調味料の印象が強い本みりんですが、昔は甘いお酒として飲まれていました。糖化や熟成の過程で生まれる、糖類や有機酸、アミノ酸などのさまざまな栄養が含まれているため、昔、力仕事をされている方が多かったこの地域では、疲労回復の手段としても飲まれていたそうです。