こんにちは。インナービューティープランナーの鈴木瑠奈です。
和食がブームとなり外国人からも注目されている日本酒。お米を麹菌によって発酵させることで醸造させ、製造過程でできたもろみを絞り出した液体が日本酒となり、残った個体が酒粕となります。製造過程で菌がお米の栄養を吸収しやすいように分解してくれるので、普通のお米よりも栄養価は高く、ビタミンが豊富で塩麹と同様に野菜や肉・魚を漬け込むと酵素の力で食材そのものの旨味が増え、栄養価が上がります。
私の出身地の福島県は米の産地なので、日本酒だけでなく実は酒粕も多種多様なものが出回っています。そんな酒粕の中でも今回は、渡辺酒造さんの銘酒「雪小町」(純米大吟醸)を絞った後に出る酒粕をご紹介します。市販品と比べて水分が多く柔らかいのが特徴的で、調味料として扱いやすいので、ぜひ試していただきたいです。
発酵調味料である醤油や味噌は料理の「さしすせそ」に入るため日頃から取り入れやすいのですが、酒粕は同じ発酵食品にもかかわらず、調味料として取りいれる習慣や文化が少ないように感じます。今回は手軽に酒粕を取り入れていただけるよう、ご家庭で常備しやすいさつまいもとひじきを使った酒粕レシピをご提案します。