みなさま、こんにちは。インナービューティープランナー冨尾明里紗です。
私は大阪市の堺筋本町のアリス薬局に勤務しており、生活習慣病やダイエットしたい女性の栄養管理のサポートを行っております。

今回ご紹介するのは、私の地元の大阪府で江戸時代、文政6年（1823年）から創業されている大源味噌の甘酒である「こうじの恵」です。
「天下の台所」や「大阪の食い倒れ」という言葉に象徴されるように、大阪には食べきれないほどの美味な食事が存在し、現代にも愛される様々な食文化を生み出されています。大源味噌は、食の激戦区である大阪で、最古のお味噌屋さんであり、百九十余年、高級料亭や旅館にお味噌を提供し続け、食の都・大阪の和食の味を守ってこられました。

甘酒の「こうじの恵」は、砂糖不使用・アルコール0.00％で、お子様から大人まで幅広い世代の方に楽しんでいただけるものです。米麹だけで発酵させて作られているので、スッキリとした自然の甘さが特徴で、夏は冷やして、冬はあたためて飲んでいただくことができます。
また、女性のキレイを叶える調味料としても、一躍かってくれるものです。甘酒には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖やシステイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸、そしてブドウ糖が含まれています。
お肌は、主にタンパク質と脂質で構成されており、ビタミンB２は脂質の代謝に関与し、ビタミンB6はタンパク質の代謝に関与します。またタンパク質の原料であるアミノ酸が豊富に含まれていることから、肌を新しく作り変える原料が兼ね備えられたビューティー調味料なのです。

さらに、甘酒に含まれるスフィンゴ脂質は、お肌の潤いを保ってくれる効果や、メラニン色素の元となるチロシナーゼの活性を阻害する物質があることから、シミ予防に効果があると考えられます。このスフィンゴ脂質には、お肌の弾力の成分であるコラーゲンやエラスチンを作り出す働きもあると言われ、お肌をプルプルに保つ効果も期待できるため近年、女優やモデル、美容マニアの注目を浴びています。

今回は、大源味噌の甘酒「こうじの恵」と白味噌「白冨士」で作る白身魚の西京焼きをご紹介します。
レシピの行程は、漬け込んでグリルするだけという、簡単なものですが、たくさんの時間をかけて発酵された「こうじの恵」と「白冨士」のおかげで、お魚のタンパク質と麹が反応し、お魚がぷりぷりになり、こだわりぬかれた製法の調味料により、奥深い料亭の味がお家でも再現できてしまいます。

「こうじの恵」を活用したレシピ『お肌プルプル砂糖不使用西京焼き』

＜材料＞　２人分

白身魚･･･２切れ
アスパラ･･･１/２本
にんじん（半月切り）･･･10g
大根（いちょう切り）･･･10g
白味噌･･･大さじ５
こうじの恵･･･大さじ２
酒･･･大さじ３
塩･･･ひとつまみ

<作り方>

下準備：袋に、白冨士、こうじの恵を入れ、袋の上から混ぜ合わせる。白身魚を入れ一晩冷蔵庫で寝かせる。

①オーブンを200℃に予熱する。
②200℃に予熱したオーブンで漬け込んだ魚を13分グリルする。
③フライパンに酒（大さじ２）、アスパラ、にんじん、大根を入れ、塩をふり、にんじんがやわらかくなるまで弱火で蒸し煮する。
④野菜を取り出し、フライパンに残った野菜の出汁と漬け込んだ袋の調味料、酒（大さじ１）を加え、ソースを温める。
⑤皿に魚を盛りつけ、ソースをかけ、野菜を添えて彩りとする。

【おすすめの甘酒】
『こうじの恵』／大源味噌
※今回使用した白味噌『白冨士』も取り寄せすることができます。
https://daigen-miso.com/

伝統の味を現在まで守り続けて百九十余年。大源の味噌は、厳選した材料を使用し、手間ひまを惜しまず作り上げています。まろやかな舌ざわりの白味噌をはじめ、濃厚な旨味の赤だし等、有名料亭や著名な寿司屋で使用されているだけでなく、一般家庭にも幅広く提供されています。また、麹の良さや魅力、その価値を多くの人々に発信し、心と身体の健康を支える活動にも貢献されています。

【器】
有田焼は、佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器です。こちらは、デザイナーである柳原照弘さんとショルテン＆バーイングスさんによって手掛けられた作品「1616／arita japan」です。端正な見た目、菊を象った繊細なフォルムが特徴。質感、色合いが上品で美しい、和・洋どちらにも合う器です。