みなさま、こんにちは。インナービューティプランナー矢野ちかこです。
私は現在兵庫県西宮市で、植物性100%の天然素材やメディカルアロマを使用したハンドメイドコスメレッスン、BIHADA Kitchenを主催しています。
発酵食品 愛知県豊田市 蔵元 枡塚味噌の「無添加豆味噌 無為自然」
今回ご紹介するのは、私の地元・東海地方の(愛知県)名産品。蔵元 枡塚味噌の「無添加豆味噌 無為自然」です。
「豆味噌」のふるさとは愛知県。良い大豆と食塩、水だけを原料に、伝統的な技法で長期間熟成させて作られる愛知の豆味噌は八丁味噌のほか、三州味噌、名古屋味噌、赤味噌など様々な名称で呼ばれています。
蒸した大豆を玉にして、全量を「豆麹」とし、長期間熟成させて作られています。東海地方の夏は高温多湿で味噌の酸敗(脂肪類が酸化してすっぱくなること)が起こりやすいため、大豆に麹菌を直接、安全に生育させる味噌玉製麹という伝統的な技法がり、その方法で造られる豆味噌は、夏場の高温多湿に耐え、長期保存できるという長所もあります。
愛知県には味噌を使用した料理がとても多く料理店のメニューにも「味噌カツ」「味噌串カツ」「味噌田楽」「味噌煮込みうどん」等様々なその名がついた料理を見ることができます。これらのみそ料理に主として使われているのも愛知県の豆味噌です。
また、愛知県の豆味噌は煮込んでも香りの変化が少なく、食材への香りの吸着と油の乳化性に優れ、肉や魚介類の旨みを相乗的に高めるとともに、肉や魚の臭みは消してくれる優れた調理特性をもっています。普通味噌は煮立てると味が落ちるので米味噌などの味噌汁を溶かし直すと美味しくありません。ところが豆味噌はコクや複雑な味の深さを出してくれるペプチドを豊富に含んでいるので、煮込めば煮込むほど美味しくなるという、嬉しい特徴があるのです。
そして栄養素が多い食品です。畑の肉といわれるほど、栄養素がたっぷりの大豆。米や麦を一切使わず、大豆を原料に造られる愛知の豆味噌には、筋肉や皮膚など健康な身体をつくる元になるたんぱく質の他、ビタミンやミネラルが豊富です。また、様々な健康効果が注目される乳酸菌や酵素を含む素晴らしい発酵食品です。さらに抗酸化作用も高く、アンチエイジングにも大きな期待が寄せられています。日本国内はもちろん海外でもヘルシーな健康食品として人気が高まっています。
今回は、この豆味噌を使ったレシピをご紹介します。
「無添加豆味噌 無為自然」を活用したレシピ『さやいんげんの豆味噌和え』
<材料> 4人分
いんげん豆・・・150g
塩・・・ひとつまみ
(調味料A)
・すりごま・・・大さじ2
・豆味噌・・・大さじ1
・てんさい糖・・・大さじ1
・みりん・・・小さじ1
<作り方>
① 鍋に大さじ2の水(分量外)、いんげん豆、ひとつまみ程度の塩を振り入れ弱火で蒸し煮する。いんげん豆が青々としたらすぐにあげる。
② 調味料Aを少し大きめのボウルに入れ混ぜる。その中にペーパータオルで軽く水気を取ったいんげん豆を入れて和え、器に盛り付ける。
発酵調味料をかけ合わせて、ヘルシーだけれど濃厚に食べることができる、満足感のあるメニューです。ぜひご家族皆さんで楽しんでくださいね。
【おすすめの豆味噌】
『無添加豆味噌 無為自然』/蔵元 枡塚味噌
http://www.masuzuka.co.jp/
枡塚味噌は創業依頼18ヶ月以上の木桶仕込みによる、天然醸造の味噌を守り続けている愛知の味噌蔵元です。
【器】
三重県四日市市の陶芸家、苫米地正樹(とまべちまさき)さんの作品。貫入(ヒビ模様)となめらかな色味がマッチした器が特徴。インディアンジュエリーのような、はたまたゆらりゆらめく海のようなターコイズカラーが全体に広がり、夏のお料理がとてもよく映えます。