第18回 発酵食材 甘酒

こんにちは、インナービューティープランナーの内堀智美です。

大阪にて、身体と心を整えて未来を輝かせる“想いやりごはん”をお伝えする
料理教室「TO ME cooking」を主宰しています。
毎日の食事を大切にすることとは、まさに自分自身を大切にすること。
1日3回、自分を労り慈しむ時間だと思って、お食事を楽しんでくださいね。

今回ご紹介するおすすめの発酵調味料は、「甘酒」です。
美容・健康効果の高さから、愛飲者も多い甘酒。
甘酒には、酒粕ベースのものと麹ベースのものの2種類あり、近年注目されているのは、後者の方です。

麹と蒸したお米のみを醗酵熟成させ、こうじの消化酵素によりお米のでんぷんがブドウ糖に分解される(=糖化)ことで、甘味を生み出します。
糖化の過程で、お米に含まれるたんぱく質がアミノ酸に分解されたり、乳酸菌の発酵も、同時に行われます。
発酵時の保温温度が高すぎると、麹かびの酵素が充分に作用しないため、糖化が進まず甘味が乏しくなり、逆に温度が低すぎると、乳酸発酵が進行しすぎるため、酸味が強く風味が損なわれてしまいます。

美味しい甘酒を作る上で、温度管理はとても大切。
65℃の温度で、23秒間加熱すれば乳酸菌を不活化できることが知られており、
50~60℃程度に長時間保温することで、砂糖を添加せず、お米の自然な甘みを引き出すことができます。
現在は、機械での保温が主流ですが、昔は、麹室で使用する箱・蓋・床は、杉を材料としていました。杉板の有する柔らかく軽い性質、そして呼吸作用によって、麹室内の高温多湿な環境を最適に保つことができるそうです。

 

★活用レシピ★
『ピリッと美味しい♡甘酒キムチサラダ』(2人分)

<材料>
トマト・・・中1個
きゅうり・・・1本
水なす・・・1個
オクラ・・・6本
塩・・・少々

A
粉唐辛子・・・ 大さじ2
濃縮甘酒・・・ 大さじ1
味噌・・・ 大さじ1
醤油・・・ 大さじ1
酢・・・ 大さじ1
にんにく・・・ 1かけ
しょうが・・・ 1かけ

ごま油・・・ 適量

 

<作り方>
① トマトは2㎝の角切り、きゅうりは板ずりして乱切り、水なすはひと口大に切る。
オクラはがくをとって塩で洗う。
② 鍋に少量の水、オクラを入れ、ひとつまみの塩をふり、青々とするまで弱火で蒸し煮する。
③ Aをボウルに入れて混ぜ合わせる。全ての野菜を入れ、トマトをつぶさないように大きく混ぜて和える。皿に盛り、好みでごま油を回しかける。

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