【3月の食日記】

【3月の食日記】

〇月×日
本郷三丁目の「味噌煮込罠」。その昔、“みそにこみわな”と読んで恥ずかしい思いをしたが、“みそにこみん”が正解だ。東大医学部出身という異色の経歴を持つ店主が、味噌煮込みうどんの素晴らしさを広げたいと始めたお店。麺の固さは独特で八丁味噌の酸味がたまらなく美味しい。さらにトマトの酸味と、発酵食品であるチーズを加えた「イタリアン味噌煮込みうどん」もなるほど!のヒット作。

麺の固さは独特で八丁味噌の酸味がたまらなく美味しい
トマトの酸味と、発酵食品であるチーズを加えた「イタリアン味噌煮込みうどん」もなるほど!のヒット作

SHOP INFORMATION
▶ 店名 味噌煮込罠
▶ URL http://misonikomin.net/

〇月×日
某有名ライターさんから、「すごくいい街場の寿司屋があるの。イケメンだし」と誘われて、いそいそと初台の「すし宗達」へ。サラリーマンから子供連れまでが楽しそうに食べたり飲んだりする雰囲気がとてもいい。お好みで食べられるのもポイント髙し。なにより若きご主人(確かにイケメン)が、カジュアルな中でも真剣勝負をしているので、店が荒れていない。余韻を引きずりながら、甲州街道を渡って、ワインバー「マチルダ」へ。カウンター6席ほどの小さな店だが、魅力的な女性店主と素敵なビオワイン&料理で、夜な夜な多くの客が吸い寄せられる人気店。初台は立ち食いそばからフレンチまでレベルの高い店が揃う、侮れない街だ。

初台の「すし宗達」
ワインバー「マチルダ」

SHOP INFORMATION
▶ 店名 すし宗達
▶ URL http://www.sushi-sotatsu.com/

SHOP INFORMATION
▶ 店名 MACHILDA
▶ URL http://www.machilda.com/main.html

〇月×日
渋谷と恵比寿の間にある「並木橋なかむら」は大箱だしとスルーしていたのだけれど、行ってみたら快適そのもの。確かに、駅から遠い路地裏で連日満員なのだから、その実力は推して知るべし。オーナー夫人の手書きというメニューは魅力的だし、接客もいいので、ひとりのカウンターでも楽しめる。このグループからは独立した「高太郎」「松濤はろう」「酒家 の元」などが、いずれも評価が高い理由がわかった気がした。

並木橋なかむら
オーナー夫人の手書きというメニューは魅力的

SHOP INFORMATION
▶ 店名 並木橋 「なかむら」
▶ URL https://ameblo.jp/fg-nakamura

〇月×日
3月5日から始まった銀座シックス6階「ジャスミン」お昼の飲茶オーダーバイキング。点心というのは普通に食べると美味しいけれど、一度にたくさん食べるとさらに楽しい! 日本人と中国人の点心師が作るバラエティ豊かな点心に、山口シェフの一品料理、麺飯類、甘味含めて40種以上が食べ放題で3500円。テンポがいいし、一口サイズだからお腹に入ること入ること。個人的には上海大根パイ、チャーシューパイ、お焼き、白湯麺は必食かと。昼から宴会もいいし、子連れママ会(小学生2000円!)もアリでは。

銀座シックス6階「ジャスミン」お昼の飲茶オーダーバイキング
個人的には上海大根パイ、チャーシューパイ、お焼き、白湯麺は必食

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▶ 店名 JASMINE 和心漢菜
▶ URL http://ginza.jasmine310.com/

〇月×日
2010年、新大久保にオープンした「ホルモン船ホールちゃん」は、奇抜なネーミングとは裏腹な、確かな技術とあまりの美味さで多くのグルマンを魅了した。2017年、その店主の鄭さんが西麻布に開いたのが「ケジャンオールスターズ」。こちらで腕を振るうのは、恐ろしく美人で有名な奥様。カウンター7席、8500円のコースのみ。醤油ケジャン、辛味ケジャン、カニ炒飯、ワタリガニスープのラーメン。怒涛の如く押し寄せるプリン体と糖質。健康に良さそうなのはハイボールのみ。いや、極上のハラミもか。でも、旨すぎて止まらない。

店主の鄭さんが西麻布に開いたのが「ケジャンオールスターズ」
醤油ケジャン、辛味ケジャン、カニ炒飯、ワタリガニスープのラーメン

SHOP INFORMATION
▶ 店名 ケジャンオールスターズ
▶ URL https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13214934/(食べログ)

〇月×日
日本ガストロノミー協会のお披露目パーティ(2月の日記参照)に飛び入りして料理を作ってくれたエネコシェフへのお礼も兼ねて、「ENEKO東京」へ。料理も雰囲気も本当に素晴らしい。しかし。満席の店内を見渡すと、カップルよりも魅力的な女性同士や女性グループが多数派。男の子はいったい今、どこにいるのだろう。そしていつから女性に見限られたのだろう。レストランが恋の場でなくていいのだろうか・・・。

「ENEKO東京」へ
料理も雰囲気も本当に素晴らしい

SHOP INFORMATION
▶ 店名 ENEKO Tokyo
▶ URL http://eneko.tokyo/

〇月×日
荒木町「遊猿」で麻婆豆腐。鉄板中華で有名なシャンウェイなどで修業したご主人が営む活気溢れる人気店。最近は忙しすぎて鉄板をあまり活用できないらしいけれど・・・。ランチだとサラダや総菜、スープが10種食べ放題。肝心の麻婆は、自家製調味料を予め豆腐に和えているので、味の染み込み具合が違う。花山椒もしっかり効いていて、唇がプルプルと震え、痺れてくるのもいい。

荒木町「遊猿」で麻婆豆腐

SHOP INFORMATION
▶ 店名 中華レストラン 遊猿(you-en)
▶ URL http://you-en.jp/

〇月×日
久し振りの新富町「鮨はしもと」。いまやトップブランドとして君臨する「すぎた」(旧橘町都寿司)出身。師である杉田さんを心から尊敬しつつ、「親方の真似だけではダメですから」と言ってチャレンジを続ける姿は清々しい。このお店のオープン以降、新富町に注目店が増えた気がする。

新富町「鮨はしもと」
毎月1日の10時から2カ月先の予約を受け付けている

SHOP INFORMATION
▶ 店名 鮨 はしもと
▶ URL http://xn--68j8at1fy133e.jp/

〇月×日
”美味しいポテトフライの作り方”に出会うと、取りあえず試してみて、いつもこれだ! と思うのだけれど、今回は本当に相当いい。有元葉子先生の『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』に書いてあった方法。まず5分塩茹でしてから揚げることで、水分を抜くという。子供からも大絶賛。お父様方もぜひチャレンジを。

美味しいポテトフライの作り方

〇月×日
「肉山」で有名な光山英明さんの声掛けで生まれたイベント「餃子が食べたいねん!」に。西新宿の「ファンゴーダイニング」に集まった猛者50人に、プロアマ問わず、10人の餃子自慢がそれぞれの餃子を振る舞うという楽しい会。さすがにどれも旨くバラエティに富み、餃子の奥深さを再認識する。次はタコ焼きの会もやるらしい。

餃子が食べたいねん!
どれも旨くバラエティに富み、餃子の奥深さを再認識する

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▶ 店名 Fungo Dining 西新宿
▶ URL http://www.fungo.com/fungo_dining/

〇月×日
3月29日にオープンした「東京ミッドタウン日比谷」。サローネグループの新たな基幹店「サローネトウキョウ」はダブルシェフ体制。見目麗しく、しかし力強く記憶に残る料理が供される。これを日比谷公園という、素晴らしい借景を眺めながらいただくのはとても贅沢。
永遠のアイデアマン、「アタ」掛川シェフの「バーマン」も最高に楽しい。テラスの入り口付近で、タパスをつまみながらワインを立ち飲みもいいし、カウンターや奥のテーブル席で盛り上がるのもいい。
東銀座から移転した「三ぶん」は、立ち飲みだけど行列必至。
「バーマン」は午前11時からずっと飲めるし、「三ぶん」も午後3時から飲める。同ビル内の「TOHOシネマズ」や帝国劇場の前後に、昼から一杯ひっかけるのにもぴったりだ。

サローネトウキョウ
「アタ」掛川シェフの「バーマン」
テラスの入り口付近で、タパスをつまみながらワインを立ち飲みもいい

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▶ 店名 SALONE TOKYO
▶ URL http://www.salone.tokyo/

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▶ 店名 Värmen(バーマン)
▶ URL https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/restaurants/21400/

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▶ 店名 立ち呑み 三ぶん
▶ URL http://www.sanbun-ginza.jp/

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