〇月×日
某鮨店のご主人から教えてもらった「ろく助旨塩」がちょっと手放せない状態に。あらじおに干椎茸や干帆立貝など、自然の旨味を混ぜた調味塩。おにぎりの味も数倍アップ。どんな料理にもつい使ってしまいそうになる。実家の母に贈ったところ、感激の電話が。
〇月×日
某鮨店のご主人から教えてもらった「ろく助旨塩」がちょっと手放せない状態に。あらじおに干椎茸や干帆立貝など、自然の旨味を混ぜた調味塩。おにぎりの味も数倍アップ。どんな料理にもつい使ってしまいそうになる。実家の母に贈ったところ、感激の電話が。
〇月×日
仕事で岐阜の高山を初訪問。平日にも関わらず、小京都と呼ばれる古い町並みは外国人観光客で大賑わい。早速、海外でも大人気のハンバーガー店「センター4」へ。オーダーはもちろん飛騨牛バーガー。バンズと一緒に食べることで最大の旨さになる、ということをしっかり計算したハンバーガー。
〇月×日
フレンチの世界にまたすごい料理人が現れた。渋谷にオープンした「キャリエ」の高木和也シェフがその人。アミューズのベーグルのハンバーガーに始まり、グラニテでは鰆寿司、料理に合わせる日本酒はなんと精米歩合が90%という、ほとんど磨いていないものまであり、未知の世界が繰り広げられる。しかし決して奇をてらったものではなく、全てが納得の美味しさ。こういう技術と企みを併せ持つシェフは楽しい。通ってしまいそうだ。
〇月×日
ひとり焼肉ブームの中、女性にも人気の「焼肉おおにし」。恵比寿にあるカウンター焼肉専門店で、分厚い赤身が旨いのはもちろん、梅干しキムチなどのわき役もいい。牛筋の煮込みは日によっては、とんでもなくいい肉が入っていることも。
〇月×日
若き料理人の登竜門「RED U35」。未来のスターをプロフェッショナルたちが約半年かけて審査する、日本最大のコンペティション。その頂点に輝いた「スーツァン・レストラン陳」の井上和豊さんの受賞お祝い会。贅沢にも最終審査で作ったコースを再現してもらう。優勝して当然という味。師匠・菰田シェフの挨拶も泣かせる。
〇月×日
昨年暮れにオープンした広尾の「七鳥目」。代官山「こけぴよ」から独立したご主人・川名直樹さんが営む。サービスはお母様が担当。なんとも丁寧な下ごしらえで、雑味の無い焼き鳥。旨味を生かすために、手羽先は骨もはずすというこだわり。大ぶりなうずらの卵を半熟状態で焼いた串も抜群に美味い。
〇月×日
外苑前の「すし海味」(ちなみに某鮨店ではないです)。カリスマだった前の親方・長野充靖さんご逝去後、店を守るのは中村龍次郎さん。威勢のいい掛け声と端正な握りのコントラストがいい。あえて1か月先までしか予約を取らない姿勢も、鮨職人としての矜持を感じる。
〇月×日
蒲田の隣、雑色駅から徒歩20分という場所にある「ラ・マルゲリータ」。こちらはなんと、半年に1度、1日のみ電話で予約を受けるというイタリア料理店。6時間電話をかけ続けたという知人に感謝しつつ堪能。やたらとメニューに「最高」の文字が躍るが、確かに料理もワインも良質のものが驚きの価格で揃う。世の中は広い。
〇月×日
どういうわけか神田で蕎麦を食べ比べようという話に。となればラインナップは当然「まつや」「やぶそば」「眠庵」。残念ながらまつやは臨時休業だったので、まずは店舗の焼失から見事に復活したやぶへ。女将さんの独特の節回しも、気持ちのいい活気も健在。そして蕎麦界の革命児・柳澤氏が営む「眠庵」でじっくりと。自家製納豆や豆腐など、肴が素晴らしく盃が止まらない。蕎麦の香りも見事。
〇月×日
海外でリスペクトされているといえばこちら、銀座の「カフェ・ド・ランブル」も有名。創業して68年! 店内は空気感も含めて、古き良き昭和でとてもいい空気感。コーヒーを淹れる無駄のない動きはまさに職人で、見ていて飽きない。この日は’97年のイエメンモカ。
〇月×日
焼鳥といえば、新宿駅を利用するときは必ず買うのがこちら「国技館やきとり」。相撲のお土産として有名だが、新宿駅や東京駅の駅弁屋さんでも購入できる。冷たくても美味しいので、酒のつまみにぴったり。ちなみに本当に国技館の地下で作っているらしい。