〇月×日
恵比寿にすごい中華バーが出来たと聞きつけ、いそいそと。「coyacoya」は、料理店で働いたことはもちろん、一切料理を習ったこともないという店主が50代で開いたお店。しかし、食べ歩き歴が長く、なによりセンスがいいので、料理を美味しくする勘所をわかっているし、そのための見えない労を惜しまない。干し豆腐と焼きそばがすごいと聞いていたが確かに。他にも魅惑の料理が多々あり、再訪したくなること間違いなしだ。
【5月の食日記】
SHOP INFORMATION
▶ 店名 Coyacoya
▶ URL https://www.facebook.com/Coyacoya-2009477739333201/
〇月×日
近江牛ドットコムの「わくわく定期便」は月に1度、指定した日に宝のような数種類の肉が届く。まだ3回だが、本当にわくわくする。今月はその中に近江牛赤身すきやき用があったので、試しにすき焼き丼にしてみたら、息子が狂喜乱舞。来月が待ち遠しい。
SHOP INFORMATION
▶ 店名 近江牛ドットコム
▶ URL http://www.omi-gyu.com/fs/omigyu/c/teikibin
〇月×日
8年連続ミシュラン2つ星のフレンチ「ピエールガニェール」へ。ANAホテルに移転後、初訪問。なんでこんなに来なかったのだろうと後悔する気持ち良さだった。さまざまな食材を美しい色彩で重ねて調和させながら、でもそれぞれの素材の味は最大限に生かすという哲学は変わらない。モダンな楽しさに浮かれてしまうが、実はものすごく正統で奥深い料理だ。東京店を任されている赤坂洋介シェフは、ガニェール氏から絶大な信頼を得ているという。サービスもさすがはホテルだけあって、安定感と余裕がある。これでランチが1万円以下で楽しめるのだから、3万円で寿司をつまむより余程お得ではないだろうか。
SHOP INFORMATION
▶ 店名 PIERRE GAGNAIRE
▶ URL http://anaintercontinental-tokyo.jp/pierre_gagnaire/
〇月×日
小沢健二イン武道館のあと、興奮して歌い過ぎてかすれた声のまま、神楽坂のフレンチ「アロム」のカウンターへ。麹町「オーグードゥジュール」などで天才サービス人と謳われた岡部一己さんが、雌伏の時を経て、総支配人として復活。いつもながらの素晴らしいワインセレクトと笑顔の話術にたいそう酔っぱらう。それにしてもスライスされたマッシュルームは美味かった。富士市の長谷川農産のもので、よほど新鮮で身が締まっていないと、これだけ薄く切れないらしい。至福の一日。
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▶ 店名 Restaurant AROMES
▶ URL https://www.cavedecomma.com/restaurant-aromes/
〇月×日
「分とく山」「割烹すえとみ」とつないできた縁起のいい場所に、5月にオープンした「霞町 やまがみ」。末富氏に師事した山上知亮氏が夫妻で営む。すえとみから引き継がれた焼きすっぽんはやはり、驚くほど美味い。客をエレベーターに乗せた後に階段を駆け下りて迎えるという、野崎さんから続く伝統の所作も健在。
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▶ 店名 霞町 やまがみ
▶ URL https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13220317/(食べログ)
〇月×日
昨年から母の日に開催されている「青空白金グルメまつり」に。企画・主宰は「ドンチッチョ」時代にスターサービス人として脚光を浴び、独立してオープンした「ロッツォシチリア」も大ヒットさせた阿部努さん。彼の熱き情熱に惹かれ、あり得ないほどの有名店が出店し、会場は熱気に包まれていた。なんと500円と破格のシュピゲラウのブルゴーニュグラスを購入し、愉快な人たちとガンガンにアルコールを楽しむ。玄瑛の汁なし担々麺、美味かったなあ。早くも来年の開催が待ち遠しい。
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▶ 店名 青空白金グルメまつり MAMMA MIAマンマ・ミーア
▶ URL https://www.shirokane-shotengai.jp/イベント情報/青空白金グルメまつり/
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▶ 店名 ROZZO SICILIA
▶ URL https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131602/13131551/(食べログ)
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▶ 店名 麺劇場 玄瑛 六本木店
▶ URL https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13188460/(食べログ)
〇月×日
その昔、広尾の「アンビグラム」(こちらのオーナーは、ドンチッチョで上記の阿部さんとツインタワーとして人気を誇った米津真寛さん)のトイレに「お持ち帰り用に自家製マカロンあります」といった貼り紙を見てなるほど! と感心した。気の大きくなった酔客に、つい買わせてしまう”父ちゃんの寿司折り”作戦。当然、私も娘用に購入した。
で、代々木上原に今年オープンした「クインディ」はさらにすごい。お店の一角に魅力的な日本ワインやらチーズやらチョコレートが並んでいて、購入できるようになっている。危険な香りを感じながら席に着きメニューを開くと、これがまた。
おつまみで11品、前菜8品、パスタとリゾット8品、メイン5品が美味そうな文言と共に並べられている。泡を片手にあれがいい、いやこっちも食べたいしねと選ぶ楽しさは格別。サービスも、いかにもイタリアンなフレンドリーさで食も酒も進むこと進むこと。子連れもOKだし、いかようにも使える。いよいよ今年は、イタリアン復権の年になりそうな予感。
あ、もちろんワイン買って帰りました。
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▶ 店名 Quindi
▶ URL http://www.quindi-tokyo.net/
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▶ 店名 AMBIGRAM
▶ URL http://www.ambigram.co.jp/
〇月×日
ものすごく嬉しいことに、日本一のしらすと呼びたい「山利」の釜揚げしらすをいただいたので、東京を代表する名弁当・日本橋弁松総本店の「並六」の白飯に山盛りトッピング。この弁当、“昔ながらの東京の味”を知りたかったら必食だが、甘みが強い。それゆえしらすの塩気がアクセントに加わるともう、旨いのなんの!
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▶ 店名 しらす創り七代目 山利
▶ URL http://shop-yamari.info/
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▶ 店名 日本橋弁松総本店
▶ URL http://www.benmatsu.com/namirokulp/
〇月×日
こちらも東京有数の名店「鮨青木」で17年、西麻布店の店長だった杉澤敬吾さんが独立。「鮨杉澤」として、銀座・泰明庵の並びにオープン。
生ビールがうすはりのグラスで供されるという青木方式だが、これが妙に美味い。無駄を排したシンプルな8席の店内といい、お母様がサービスを担当していることといい、食べる前から期待が高まる。
その期待を裏切らない抜群の安定感と流れの良さ。最近では珍しい? 赤くない酢飯の美しく、丁寧に仕事をほどこした握り。冷たいコーンスープが出たり、ハマグリにホワイトアスパラガスを合わせたりと、野菜も意識してコースに組み込まれている。
なにより、お好みでもOKというのが嬉しい。まだ試行錯誤中というけれど、ぜひお好みアリのままで続いてほしい。
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▶ 店名 鮨 杉澤
▶ URL https://www.facebook.com/Ginza.SUSHI.SUGISAWA/?ref=py_c
〇月×日
5月に渋谷東急本店近くにオープンしたタイティー専門店「ピヤニ」。粒が大きい生タピオカの、モチっとねっとりな食感が楽しい。フラッペやライチソーダなど、これからの季節に嬉しいメニューも充実。それにしてもタピオカ人気衰えず。
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▶ 店名 Piyanee
▶ URL http://www.piyanee.com/