〇月×日
吉祥寺「肉山」は、グルメ業界に“登山”(肉山に行くこと)という単語を流行させた超人気店。その1階にオープンしたのが”辛辛鍋”「肉山の一階」。辛いものはそれほど得意でない人でも全く問題無く楽しめる。大量の赤身肉をしゃぶしゃぶして食べると、ちょっと辛いスキヤキのよう。旨味をたっぷり含んだスープで〆のごはん・麺はたまらない。嬉しいことに席数も多いので、今までより予約は取りやすいはず。
〇月×日
吉祥寺「肉山」は、グルメ業界に“登山”(肉山に行くこと)という単語を流行させた超人気店。その1階にオープンしたのが”辛辛鍋”「肉山の一階」。辛いものはそれほど得意でない人でも全く問題無く楽しめる。大量の赤身肉をしゃぶしゃぶして食べると、ちょっと辛いスキヤキのよう。旨味をたっぷり含んだスープで〆のごはん・麺はたまらない。嬉しいことに席数も多いので、今までより予約は取りやすいはず。
〇月×日
味はもちろん、店造りのセンスが抜群の代官山にあるフレンチ「アタ」掛川シェフが、新しいお店「グッドラックカリー」をオープンした。通称”グラカリ”。なんともインスタ映えしそうなカレーは、まるでワンプレートランチのような美しき構成で、毎日通いたくなる美味さ。魚料理で有名なアタ系列だけあって、スペシャリテはシュリンプカレー。午後2時からはイートインのカレーパンも登場。
〇月×日
外苑前に「シャンウェイ」いう、鉄板焼き中華で有名なお店がある。そこで修業した大内誠也シェフが荒木町に開いたのが「遊猿」。厨房にはもちろん鉄板が。蒸籠で蒸した後にこの鉄板で仕上げる大餃子は、盛り上がること間違いなし。有名な「毛沢東スペアリブ」はメニューにはないが、オーダーすれば作ってくれる。ただ個人的には「スペアリブの鉄板豆鼓炒め」が好き。〆は担担麺やチャーハンを。店にも料理にも高揚感があり、なんとも楽しいお店だ。
〇月×日
銀座能楽堂ビル(かの有名なテンダーや鮨鈴木が入っています)の4階に2016年10月オープンの「茂松」。カウンターと個室で、店主の松原茂之氏がご夫妻で営む。しっかり味のしみ込んだ、フカヒレの天ぷらなどチャレンジングな品も美味しい。この日の〆はキンメダイの炊き込みご飯。もちろん余った分はお土産にしてくれる。広々としたトイレも嬉しいし、ホスピタリティも高い。
〇月×日
東京中の食通が憧れる店「メゼババ」。亀戸の飲み屋街の一角にある、カウンターだけのイタリアンだ。店主・高山シェフがひとりで全てをこなし、淡々と、びっくりするぐらい美味しい料理とワインを繰り出す。残念ながら現在、新たに予約を取ることは恐らく困難だが、お酒と食をこよなく愛するグルマンであれば、誰かが誘ってくれるかもしれない。
〇月×日
7月27日に発売となった「東京とんかつ会議」の座談会で蔵前の「すぎ田」。山本益博さん、マッキー牧元さん、河田剛さんという、最強のとんかつ愛に溢れた三人が、東京中のとんかつ店を採点するというもの。本当に美味しいとんかつというものは、ソースが不要なんだと実感。焦げひとつないピカピカの厨房に美味しさの極意を見た。
〇月×日
かつて東京中の遊び人の聖地として君臨した「ダイニズテーブル」は、数々の伝説に彩られた中華料理店だ。オーナーである岡田大貳氏は、レジェンドでありながら、今もダンディにホールで微笑む。あえてフレンチの料理人を厨房に入れ、新たな魅力に富んだ料理を作り上げる姿は素晴らしい。
〇月×日
天ぷらは揚げ手次第だとよく言われる。こちら「てんぷら山の上 Ginza」の寺岡料理長は、六本木ミッドタウン時代から注目されていた話題の料理人。その一品一品がなんとも軽やかで美しい。インゲンの大葉巻、舞茸の芽などの野菜も素晴らしく、アイナメに青山椒を仕込むなどの意欲的な品も。要予約だが、桜海老や野菜の揚げ玉を詰め込んだ「色箱」もぜひ。家庭の料理がグンと充実するはず。
〇月×日
弁当の救世主・冷めても美味しいバルミューダの炊飯器が到着。なんとなく気分で深川丼風に。牛肉と豚のチーズ焼き。水菜とタコの塩レモン風味、胡瓜・蕪・蕪の葉の梅和え。副菜の色が被ってしまったのは残念かも。
〇月×日
銀座で大人気だった「たて森」は、店主がハワイに移り住むということで、惜しまれつつ閉店した。その後、スタッフが居抜きでオープンしたのがこちら「ヨシモリ」。それゆえ、新店なのに懐かしい感じも。まずは3種のセットからひとつを選び、その後に追加オーダーをするシステム。グラスワインは白赤それぞれ3~4種が揃い、サービスもしっかりしている。新たな焼き鳥の人気店になるかも。
〇月×日
5月23日、恵比寿にオープンした「鮨しのぶ」。記憶では、相当早い時期にコースに野菜を取り入れたと思う、「恵比寿ほし」の信夫和哉さんが独立して開いたお店。カウンター7席と2席の個室。焼きとうもろこしのポタージュ、ごまふぐの白子豆腐でぎゅっと心を掴まれた。すだちの酸味を加えた清涼感があまりに素晴らしい。握りはやさしい味の酢飯で、スッと口中で消えていく。どんどん食べたいのだけれど、基本的にゆったりゆっくり。これはいい時間を過ごしてほしいというご主人の方針。舌だけでなく、心にもいいお店。お寿司屋さんというより、洗練された小料理割烹に近いかもしれない。