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第26回 フランス・カンヌ 世界の有名人もやってくる!?評判のシーフードレストラン 「アストー・エ・ブラン」
フランス・カンヌ編
今回は、フランス・カンヌにある、毎日お客で賑わう人気のシーフード・レストランをご紹介します!
カンヌと言えば、カンヌ国際映画祭の開催地として有名ですよね。保養地として知られるフランス南部の地中海沿岸、コート・ダジュールの中で、ニースに次いで大きなリゾート地でもあります。
カンヌ国際映画祭は毎年5月に行われますが、実はカンヌでは年間を通して様々な映像関係のイベントが開かれ、コンテンツ映像音楽関連の大見本市が開かれています。6月にはカンヌ国際広告祭、4月と10月には世界最大級の映像産業見本市であるMIPTVとMIPCOMがあります。なので、世界各国から目や舌の肥えた映像音楽業界の関係者が集まる場所でもあるのです。
そんなカンヌで季節を問わず賑わっているのが、シーフード・レストランの「アストー・エ・ブラン」です。海外版食べログこと「イェルプ」で評判をチェックすると、「サービスが速い」、「地元で捕れる魚介類を使っているので、新鮮でおいしい」とのこと。
期待しながらお店に着くと、店先の一角で店員が黙々と何かの作業をしています。よく見ると、生牡蠣の殻を剥がしています!お客に出す分でしょうか。日本ではあまり見かけない光景なので、少しびっくりしました。
店内に入り、さっそく店員におすすめを聞きました。「魚介類プレート」とのことなので、それと舌平目のムニエルを注文。待っていると、まず大量のパンと巻貝が出てきました。パンが出てくるのは珍しくありませんが、巻貝とはなんだか南仏っぽいです!・・・ですが、じゃりじゃりしていて、正直あまりおいしくありませんでした・・・。
一方パンの方はフランスパンで、おかわり自由。こちらはあまりにおいしいので、つい食べ過ぎてしまいそうでした。
そうこうしているうちに、魚介類プレートが登場。器はテーブルを覆うほどの大きさで、敷き詰められた氷の上に、オイスターなどの貝類、殻付きのエビ、そして真ん中にカニ一匹がドドンとのっています!食べるときは、まるごとのレモンを絞って頂きます。味は、もちろん新鮮!オイスターは肉厚で、味がしっかりしていました。
そして、舌平目のムニエルも運ばれてきました。舌平目は日本で見るものより大きく、ボリューム満点です。横にはプチトマトののったライスと、レモンが添えてあります。彩りが良く、見た目がかわいらしい一品です。味は、ムニエルの塩味とバターが効いていて、おいしかったです。
既にここまでで超お腹いっぱいでしたが、やっぱり気になるのがデザートです!
ここはデザート・メニューも充実しており、レモン・タルトやチョコレート・ムース、サンデーなどがあります。私は迷ったすえ、クレーム・キャラメルとティラミスを注文しました。ティラミスは日本でもお馴染みですが、クレーム・キャラメルは日本のプリンのようで、上に薄いアーモンド・クッキーがのっています。苦みの効いたキャラメルソースがたっぷりかかっていて、大大満足!
店内にあった説明書きによると、「アストー・エ・ブラン」は1953年からある老舗のレストランで、今のオーナーは3代目とのこと。現オーナーの祖父母にあたる、マリクレールとモーリス・ブラン夫婦が、テーブル4脚しかない小さなレストランをはじめたのが始まりでした。最初からシーフードを出していたそうですが、テイクアウトがメインだったようです。そんな小さなレストランでも、新鮮でおいしいことから、地元で話題に!それからリニューアルを繰り返してお店の規模がだんだんと大きくなり、今のような世界各国からお客が訪れる人気レストランになったそうです。
私が注文した魚介類プレートは、2人〜3人分のもので101ユーロ(約1万3,000円)。舌平目のムニエルは、28ユーロ(約3,700円)。そしてデザートのクレーム・キャラメルは6ユーロ(約800円)、ティラミスは8ユーロ(1,000円)でした。
Astoux Et Brun
http://www.astouxbrun.com/
27 rue Félix Faure et Louis Blanc
06400 Cannes