第8回 ニューヨーク編 その4 行列のできる、ブルックリン子御用達のレストラン 「ファイブ・リーブス」

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ニューヨークの中でも、アーティスト系の若者が多く住み、おしゃれなエリアとして知られるブルックリン区。自然体で気取らないセンスの良さが光る街です。
今回は、その「ブルックリンらしさ」が味わえる、いま話題のレストランをご紹介します。

 

ブルックリンは実はとても広いのですが、一般的におしゃれなスポットとして知られているのがウィリアムズバーグというエリアです。そのウィリアムズバーグと、近年「ウィリアムズバーグの次に来る!」とも言われているグリーンポイントというエリアのちょうど境に、今回の「ファイブ・リーブス」というレストランはあります。観光客が多いウィリアムズバーグに比べ、グリーンポイントはまだそこまで注目されていないこともあって地元民が多く、落ち着いた雰囲気があります。ウィリアムズバーグやグリーンポイントに住むリピーターと、ウィリアムズバーグから流れてくる観光客、両方から支持されているのがこのレストラン「ファイブ・リーブス」の特徴と言えます。

さほど広くなく、こじんまりした雰囲気の「ファイブ・リーブス」ですが、週末のブランチやディナーの時間帯にもなると、待つのは当たり前。たいてい一時間待ちの長い行列ができています。しかし、その列に並んでいるのがおしゃれなブルックリン子だったりするので、待っている間に彼らを観察するのも意外と楽しいかもしれません。

ブランチメニューの一番人気は、何と言ってもリコッタチーズのパンケーキですが、ディナーメニューにも注目です!お店のイチオシは「ファイブ・リーブス・バーガー」で、肉厚なパテの上に、焼いたパイナップル、お酢に漬け込んだビーツ、唐辛子マヨネーズ、目玉焼きなどが乗っています。パイナップルとビーツが甘酸っぱくて新鮮な味わいですが、バーガー自体はボリューム満点です。付け合わせには、サラダかポテトかを選べ、私はポテトを選びましたが、量がかなりあります。他にディナーで人気なのが、「蒸したムール貝」で、これにはサフラン・ココナッツ・ソースと天然酵母のパンが付きます。夏には、テラス席で牡蠣を頂くのもおすすめです。ニューヨークは、牡蠣の産地としても知られています。

また、カクテルでは「グレープフルーツのマルガリータ」、デザートでは「スティッキー・デーツ・プディング」が人気です。この「スティッキー・デーツ・プディング」、実はオーストラリアの定番デザートで、デーツ(ナツメヤシ)が入ったスポンジケーキに、温かいキャラメルソースをかけて頂きます。これにバニラアイスが添えられます。

そして、ここはレストランなのですが、コーヒーだけのテイクアウトもできるので、食後はコーヒーを持ち帰って目の前のマッキャレン公園でゆっくり頂くのもおすすめです。マッキャレン公園は、地元の人たちに愛されているとても雰囲気の良い公園です。コーヒーを入れてくれる紙コップも、ブルックリンらしく素敵なデザインです。

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