こんにちは、日本全国お取り寄せ手帖Web編集長の坂口明子です。
全国アンテナショップのご紹介、第29回目は“うんめぇもん”の新潟県パート1です。
新潟県「表参道・新潟館ネスパス」で見つけた名産品①
●新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」
表参道ヒルズのすぐ裏手(表参道駅に近い方)にある「表参道・新潟館ネスパス」に行きました。1階に物産販売の「新潟食楽園」、その地下に「お食事処 新潟食楽園」、1階の奥の並びには、会席・和食の「にいがたの味 静香庵」。と、新潟の食がいっぱい。さらに今回は、日本全国お取り寄せ手帖Webの副編集長の田中が新潟県出身なんです! 彼女に作ってもらったおすすめリストを片手に、いそいそとめぐってみました。
さて、そんな新潟の1回目は銘酒の醸造元がいっぱいの新潟にふさわしく「日本酒に合う、うんめぇもん!」をキーワードにご紹介します!
●新潟のおすすめ「かんずり」
かんずり(寒造里)は、今話題の発酵食品の1つ。新潟県妙高市の唐辛子を雪にさらした後、糀、ゆず、塩と混ぜて3年寝かせて発酵させた辛味調味料です。鍋もののタレやつゆに、焼肉に、冷ややっこや湯豆腐、おでん、刺身の薬味にも使えます。辛い物好きなので迷わず購入。もちろん、以前からよく知っています。独特の甘みとうまみのある辛さなので、どんなお料理にも合いますが、糀入りが特徴。
同じ糀仲間で、日本酒に合う酒の肴にはとてもよく合います。
「かんずり」
▶価格 756円(税込)
▶賞味期限 常温1年(開封後は冷蔵保存)
▶製造者 有限会社 かんずり
▶URL http://kanzuri.com/
後半で紹介する浸し豆を和えたり。魚介類のお刺身をちょっとおしゃれに。
こちらは、かんずりをしょうゆとマヨネーズ各少々でのばし、ゆでたひたし豆とゆでた小エビをあえました。レシピほどではない、酒の肴に。
●新潟のおすすめ「サーモン塩辛」
「これおいしいですよ」と田中にすすめられた「サーモン塩辛」。サーモンは北欧の脂ののったアトランティックサーモン。それにいくらを加え、塩糀で熟成させてあります。旨みがギュッと詰まったサーモンはとろりとして絶妙な塩加減、いくらがまた絶妙な仕事をしているという感じで、そのまま酒の肴にぴったり! 箸が止まりません。もちろん、あつあつの白飯にも。大ファンになってしまい、撮影のあと、また数日後にリピートしてしまいました。写真は、柚子皮のせん切りを添えてみました。
もう1つ、かんずり入りのサーモン塩辛もあったので、合わせて購入。
こちらは、アトランティックサーモンのハラス(お腹の脂ののった部分)に、いくらではなくかんずり(前述の唐辛子調味料)が加えてあります。
さらにとろとろ、辛味も加わって、間違いなく、ご飯がすすみます! こちらは辛味があるので、ビールにも合います。
嵐にしやがれで紹介
「サーモン塩辛」
「生かんずり入りサーモン塩辛」
▶価格 各540円/100g(税込)
▶賞味期限 冷蔵10℃以下で20日
▶製造者 株式会社 三幸
▶URL http://shop.kk-sanko.com/
●新潟のおすすめ「栃尾名物 あぶらあげ」
新潟県長岡市の栃尾地区の「ジャンボ油揚げ」が“栃尾の油揚げ”として全国的に有名です。厚揚げとも違う、厚い厚い油揚げ。プレーンなタイプは、時々近所のスーパーでも見かけますが、有名店が何軒もあることを初めて知りました。これは、まめ工房「ぽっぽ」のものでネギ味噌入り! ジャンボっぷりがわかるでしょうか。横に普通の油揚げを置けばよかったです~。ふくらみ感はありますよね。
「ネギ味噌油揚げ」
▶価格 562円/1枚(税込)
▶賞味期限 冷蔵10℃以下で製造日を入れて5日
▶製造者 まめ工房 ぽっぽ
▶URL http://www.mamepopo.jp/
オーブントースターで表面がパリッとするまで5分ぐらい焼きました。
切り分けて盛りました。
バケットサンドではありません! この迫力、すてきです! もちろん、表面はサクサク、中はふんわり。
あつあつのうちにバクバク食べましょう。七味唐辛子をふっても。
●新潟のおすすめ「ひたし豆」
ひたし豆とは「青大豆」を使った豆料理のこと。青大豆は、枝豆が大豆になる途中の状態です。信越・東北地方では、1晩水に漬けてから、塩ゆでして料理によく使うそうです。おせちにも登場するとか。江戸っ子の実家では大豆を薄甘く煮たり、五目豆は食卓に登場しましたが、この青い状態の大豆のゆでた料理は出たことがありません。青いのは枝豆と決まっていました。新潟産のひたし豆は、まるで枝豆のよう。自然の甘みもあります。大豆より柔らかくなるのも早く、枝豆って料理に使おうとすると、意外にさやから出すのが面倒なので、この青大豆をゆでておけば、とっても便利です。常備したい食材がまた1つ増えました。
「ひたし豆(青大豆)」
▶価格 486円/200g(税込)
▶賞味期限 常温保存1年
▶生産地 株式会社 ゆのたに
▶URL http://yunotani.ocnk.net/
●アレンジレシピ【基本のひたし豆】
まずは基本のひたし豆。1袋ゆでてしまい、小分けして冷凍保存します。数日で食べきれる分の一部は、ピリ辛のだしに漬けました。
【材料】
ひたし豆・・・200g
漬け汁
水・・・400㎖
めんつゆ・・・50㎖
赤唐辛子の輪切り・・・1本分
【作り方】
① ひたし豆はさっと洗って、たっぷりの水に漬け、1晩おく。
② そのまま火にかけ、やわらかくなるまでゆでる。途中水が少なくなったら足す。
③ ゆで上がり。
④ 小分けして冷凍に。
⑤ 一部は漬け汁の材料を鍋に入れてひと煮立ちした中に漬けます。
これはそのまま、酒の肴に。
●アレンジレシピ【ひたし豆入り野菜スープ】
わが家の定番野菜スープに、ゆでたひたし豆を入れました。
イタリアのトスカーナ地方では、スープに白いんげん豆を入れるので、そのイメージです。基本、野菜は何でもいいのですが、一応目安をご紹介します。
大豆の甘みが加わり、さらにおいしい! 好みで仕上げにエキストラバージンオイルをたらすとよりイタリアン。残ったら牛乳を加えたり、お味噌を入れたり、味変わりも楽しめます。
【材料】作りやすい分量
にんじん・・・1/2本
玉ねぎ・・・1/2個
キャベツ・・・1/6個
椎茸・・・4枚
じゃがいも・・・中2個
ミニトマト・・・4個
ひたし豆・・・1カップ
水・・・適量
固形コンソメ・・・2個
塩、こしょう、しょうゆ・・・各適量
【作り方】
① 野菜は約1.5㎝角に切る。ミニトマトは4つ割り。
② 鍋ににんじん、玉ねぎ、キャベツ、椎茸を入れ、ひたひたになる程度の水を入れて火にかける。
③ 煮立ったら、弱火にして、コンソメを入れ、じゃがいも、ミニトマト、ひたし豆を加え、蓋をして30~40分煮る。
④ 野菜がやわらかくなったら、塩、こしょう、しょうゆで味を調える。
●新潟のおすすめ「手焼き磯のり」
物産販売の食楽園に併設した会席・和食のお店、「にいがたの味 静香庵(せいこうあん)」でランチをしたときに、お膳にでてきた汁物は、“のり汁”。
のり吸いといって、吸物はよくありますが、お味噌汁になっているのが、私にとってとても新鮮でした。
ランチの様子は、こちらのブログをご覧ください。
おしゃべりな食卓
http://talking-table.blogspot.jp/2018/02/blog-post.html
お味噌汁の仕上げに入れるのは「手焼き磯のり」。
乾燥した磯のりが、とろりとした食感に代わり、ふわ~っと香りが広がります。
「手焼き磯のり」
▶価格 700円/25g(税込)
▶賞味期限 約1年
▶販売元 篠原商店
▶URL https://www.shinohara-shouten.jp/
さっそく家でもやってみます!
<アンテナショップ>
表参道・新潟館ネスパス
住所 渋谷区神宮前4-11-7(表参道ヒルズとなり)
(1階)新潟食楽園 ※物産販売
電話 03-5775-4332
営業時間 10:30~19:30
定休日 無休
URL http://www.nico.or.jp/nespace/
(B1階)お食事処 新潟食楽園
電話 03-5775-4322
営業時間
・ランチ 月~金 11:00〜14:00 LO、土・日・祝 11:00~15:00 LO
・ディナー 月〜土 17:00~21:30 LO、日・祝 17:00~20:30 LO
定休日 無休
URL https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13039640/
(1階)会席・和食「にいがたの味 静香庵」
電話 03-5771-8500
営業時間
・ランチ 11:30~14:30 LO
・ディナー 18:00~21:00 LO
定休日 日曜日、祝日、年末年始、お盆
URL http://www.ni-grand.co.jp/niigata_no_aji/
※紹介した商品はすべて、アンテナショップでの購入時価格です。
価格がメーカーと異なる商品や時期等によりアンテナショップで取り扱わない商品もあります。