こんにちは、日本全国お取り寄せ手帖Web編集長の坂口明子です。
全国アンテナショップのご紹介、第44回目は和歌山県の“うまいで~。パート2”です。
和歌山県「わかやま紀州館」で見つけた『ダイナミックタレ』『ぶどう山椒』『じゃばらジャム』『まるごと温州みかん』
●和歌山県のアンテナショップ「わかやま紀州館」
有楽町駅前の東京交通会館の地下1階にある和歌山県のアンテナショップ。パート1では、特産の「梅」関連商品をいろいろご紹介しました。そしてパート2は梅以外の名産品です。
●和歌山県のおすすめ「ダイナミックタレ」
調味料のコーナーに、やけにひときわ目立つ小さなボトル。「ダイナミックタレ」です。POPには“和歌山県民のソウルフード”とありました。焼肉、ホルモンのタレで1回分らしいミニボトルタイプの愛らしさにも魅かれ、購入してみました。
「ダイナミックタレ」
▶価格 183円/95g(税込)
▶賞味期限 製造日より常温で12ヶ月
▶製造者 ダイナミック食品株式会社
▶URL http://dynamic-tare.jp/
HPを見ると創業以来50余年間、変わらぬ製法と味を守り続けている人気商品。にんにくと生玉ねぎ、味噌を風味が損なわないように石臼で練っているとか。使ってみるのが楽しみなタレです。
●アレンジレシピ【豚のタレ焼き】
ダイナミックタレは焼肉やホルモンに、とあるので、牛肉やレバーなどもガツンとくるような仕上がりかなと思いましたが、ここでは豚ロース肉を使ってみました。両面をカリカリに焼いて、タレをからませるだけ。ドーンと迫力のひと皿に。にんにくの香りが食欲をそそります。味はみかけより濃すぎず、コクのあるおいしさ。サラダ野菜をたっぷり添えて、いただきましょう! さらにタレをかけるのも、アリです。
【材料】 2人分
豚ロース肉薄切り・・・150g
サラダ油・・・大さじ1/2
塩・・・少々
ダイナミックタレ・・・大さじ1~2
サラダ野菜・・・適量
【作り方】
① フライパンにサラダ油を熱し、軽く塩をふった豚肉を入れて両面をこんがりと焼く。
② ダイナミックタレを入れて全体にからめたら、出来上がり。
③ 器にサラダ野菜を盛り、②の豚肉をのせる。
●アレンジレシピ【ダイナミック豚丼】
ダイナミックタレで味付けした豚肉をキャベツのバターソテーとともにご飯にのせます。どんぶりっておいしい!と実感できること請け合いです!!
【材料】 1人分
豚のタレ焼き・・・2枚
キャベツの葉・・・3枚
バター・・・大さじ1/2
しょうゆ・・・少々
ご飯・・・茶碗1杯分
万能ねぎの小口切り・・・少々
ダイナミックタレ・・・適量
【作り方】
① 豚のタレ焼き(前述)は食べやすい大きさに切る。
② キャベツはざく切りして、バターで炒め、しょうゆで味を調える。
③ 器に温かいご飯を盛り、ダイナミックタレ少々をかける。上に②のキャベツと①の豚肉を盛り、ねぎを飾る。
●和歌山県のおすすめ「ぶどう山椒」
ピリリとしびれる辛さがたまらない山椒。とくに生の実山椒は、ジャコと煮たり、牛肉の甘辛煮に入れたりとうちでもよく使っています。その山椒の生産量日本一(全国収穫量の約70%!)が和歌山県で、特に有田地域で多く栽培されています。生の実山椒は旬だけのものですが、乾燥させた山椒は香辛料としてうなぎの蒲焼きや麻婆豆腐ほか一年中使います。最近はピザにふりかけたりと、新しい食べ方もあるそうですよ。
山椒好きの私の目にとまったのは、“ぶどう山椒”のミル付きという魅力的なパッケージ。ぶどう山椒は、文字通りぶどうの房のような形で、香辛料や漢方として高い評価を受けている品種。有田地域が原産でこの地域でしか作られていないそうです。
「ぶどう山椒ミル付き」
▶価格 1,280円/内容量10g(税込)
▶賞味期限 常温で1年
▶製造者 ありだ農業協同組合
箱の中には、アルミパックに入った乾燥ぶどう山椒とミル(胡椒挽き)が入っていました。
袋をあけると、山椒のいい香りが。
青い状態で収穫し乾燥させているので、色もきれいです。
さっそくミルに入れました。挽きたてはとても香りがよく、さっそくヘビーユースです。
●アレンジレシピ【ズッキーニの山椒風味】
シンプルなズッキーニのフライパン焼きの仕上げに山椒をピリリと香りよくきかせます。ズッキーニは油との相性がとてもいい野菜。焼きすぎると柔らかくなってしまうので、ほどよく中火でこんがりと焼きましょう。サクッとみずみずしい独特の食感と粉チーズのコクが山椒と相まっていい感じです。前菜やおつまみに、肉や魚料理の付け合わせにもおすすめ。
【材料】 作りやすい分量
ズッキーニ・・・1本
サラダ油・・・大さじ1
塩、薄力粉、粉チーズ・・・各少々
ぶどう山椒・・・少々
【作り方】
① ズッキーニはヘタを切り落とし、1㎝厚さぐらいの輪切りにする。
② ①の両面に塩、薄力粉、粉チーズをふる。
③ フライパンにサラダ油を熱し、②を入れ、両面に焼き色をつける。
④ 器に盛り、ぶどう山椒をふる。
●和歌山県のおすすめ「じゃばらジャム」
じゃばらって? 初めて聞いた“じゃばら”とは、和歌山県北山村が原産の柑橘系の希少品種で、生産量が全国シェアの約7割を誇っているそうです。香りと酸味が強く、そのまま食べるというより、ゆずのように皮や絞り汁を料理や加工品に使うとのこと。11月から2月に実が成ります。
自家農園でグラニュー糖以外何も入れずに作られている、見た目もフレッシュ感あふれるジャムを見つけました。
「じゃばらジャム」
▶価格 756円/140g(税込)
▶賞味期限 製造日より常温で1年
▶製造者 紀伊路屋
▶URL https://www.kiijiya.com/
さっそくいただきました。
実と皮が細かくみじん切り状態。しっかりした酸味があります。甘さは控えめですから、たっぷりのせて大丈夫。すっきり目が覚める感じ! なので、朝食にぴったりです。写真の左はマスカルポーネチーズにざっくりと混ぜてみました。なめらかなクリームチーズとジャムの酸味が相性抜群。デザートはもちろん、甘すぎないのでカナッペ風におもてなしの前菜にもなります。
●和歌山県のおすすめ「まるごと温州みかん」
「まるごと温州みかん」
▶価格 1,620円/350g・6玉入り(税込)
▶賞味期限 製造日より常温で1年
▶製造者 ふみこ農園
▶URL https://www.fumiko.co.jp/
思わず手に取った、かわいいみかんのタワー。瓶にみかんのコンポートが丸ごと詰められています! 温州(うんしゅう)みかんは日本のみかんの代表品種。
生産量は和歌山県が全国1位、2位愛媛県、3位静岡県、とみかんの名産地が並びます。甘くてみずみずしく柔らかい果実が特徴。今までもみかんの缶詰や冷凍みかん、といったら、ほとんどが温州みかんですが、皮をむいて“丸ごと”というのは新鮮です。
冷蔵庫で冷やして、開けてみると、みかんの周りを満たしていたのはシロップではなくゼリー! 素敵! 小さなみかんは柔らかく、スプーンで簡単に切れます。甘すぎず、酸味も優しく、小さな子供でも喜ぶ仕上がり。これは何も組み合わせず、そのままシンプルにゼリーとともに盛って食卓へ、がいいと思いました。
和歌山の味、いかがでしたか? 温暖な気候で農産物が豊富、そして現地に行けば、魚介類もおいしいことでしょう。南紀白浜、熊野古道、そして、この夏に生まれたパンダちゃんに会いにアドベンチャーワールドに、ぜひ行ってみたくなりました!
<アンテナショップ>
●「わかやま紀州館」
住所 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館地下1階
電話 03-6269-9434(物産)
営業時間 10:00~19:00 (日曜・祝日は10:00~18:00)
定休日 無休 (年末年始を除く)
URL http://www.kishukan.com/
※紹介した商品はすべてアンテナショップでの購入時価格です。価格は変更になる場合があります。また、価格がメーカーと異なる商品や時期等によりアンテナショップで取り扱わない商品もあります。