第45回目は山梨県「富士の国やまなし館」で見つけた『極上生信玄餅』『信玄桃』『紫花豆の田舎煮』『熟成ワインビネガー』『甲州はちみつ』です。
山梨県「富士の国やまなし館」で見つけた『極上生信玄餅』『信玄桃』『紫花豆の田舎煮』『熟成ワインビネガー』『甲州はちみつ』
●山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」
こんにちは、日本全国お取り寄せ手帖Web編集長の坂口明子です。
全国アンテナショップのご紹介、第45回目は、日本橋にある「富士の国やまなし館」から、“うまいじゃん。パート1”として、北杜市、山梨市の名産を中心にご紹介します!
“やまがあってもやまなしけん”、小学生時代に言っていたフレーズを思い出しますよね~。
アンテナショップに「富士の国」とあるように富士五湖や八ヶ岳など高原や、甲州盆地など、山の自然が豊かな県です。親友のセカンドハウスが八ヶ岳にあり、毎年1~2回は通っているという、私にとってはとてもなじみ深い場所の一つ。ぶどう、桃、すももなどのフルーツや高原野菜の販売所、ワイナリーや牧場などもあって、ワインや乳製品の特産品をおみやげにいつも買っています。
そんな経験をいかして、セレクトしてみました。
●山梨県のおすすめ「極上生信玄餅」
山梨県を代表する銘菓といったら、信玄餅!やわらかいお餅にきなこと黒蜜をかけていただくお菓子で、もはや全国区で有名なモノ。信玄餅関連の商品が多々ある中で選んだのは、明治35年(1902)創業、金精軒が作る「極上生信玄餅」です。以前、金精軒の普通の「信玄餅」を購入しておいしかったので、初めて見た「生」に飛びつきました。山梨県北杜市産の梨北米(りほくまい)100%のみで作ったお餅で、賞味期限がたった3日。山梨以外は、毎週水曜日のみ、このアンテナショップだけに入荷するというレア信玄餅です!
「極上生信玄餅」
▶価格 994円/5個入り(税込)
▶賞味期限 製造日から3日
▶製造者 金精軒製菓株式会社
▶URL https://kinseiken.co.jp/
中には、きな粉のお餅5つと、きな粉、黒蜜、菓子きり。
普通の信玄餅は四角く小さいのが4つだけれど、これは丸餅ひとつ。きな粉と黒蜜をかけます。やわらかくてもモチモチしているのに、さくっと噛めるような食感が新鮮です。甘すぎず、パクッといただけます。5個もあって賞味期限が‥‥、なんて心配御無用。あっという間に2つ、3ついただけます。また見つけたら、絶対「買い」たいです!!
●山梨県のおすすめ「信玄桃」
山梨県の特産の桃を和菓子にした「信玄桃」。このパッケージ、見逃せません!
「信玄桃」
▶価格 648円/6個入り(税込)
▶賞味期限 製造日より約30日
▶製造者 株式会社 桔梗屋
▶URL http://www.kikyouya.co.jp/
箱を開けると、まさに桃! でも桃ではありません(笑)。
桃のようなおまんじゅう。
中は白あんに桃のゼリーが混ざっています。ほこっとした味わいで、カフェオレに合います。
何より形がかわいらしく、おみやげにぴったりのお菓子です。
●山梨県のおすすめ「紫花豆の田舎煮」「白花豆の甘露煮」
八ヶ岳に行くと必ず寄るのが、北杜市の大泉にある「パノラマ市場」、八ヶ岳高原の農産物直売所です。ここで野菜を買って帰るのが定番です。乾燥の花豆もよく買うので、アンテナショップで探しましたが、時期のせいかありませんでした。残念!と思っていたら、すでに煮たものを発見。
「紫花豆の田舎煮」
▶価格 360円/140g(税込)
▶賞味期限 製造日より3ヶ月
「白花豆の甘露煮」
▶価格 360円/140g(税込)
▶賞味期限 製造日より6ヶ月
▶製造者 いずみきのこ園
▶URL https://www.izumi-kinoko.com/
なんか、おいしそう! いつもは紫豆だけですが、白花豆も購入。
なんて上手に煮てあるのでしょう! ツヤッツヤの紫花豆の田舎煮は、皮もしっかり感じるかたさで、甘さは控えめ、塩味がきいています。酒の肴にもなりそう。白花豆の甘露煮は、甘さがあり、ホクホクっとした優しい食感でデザートやおやつに向き。豆本来の味を生かし、余計なものはいっさい入っていないので、この煮豆が手に入るなら、これからは自分で煮なくてもいいかな~と思ってしまいました(笑)。
●山梨県のおすすめ「熟成ワインビネガー」
甲州、シャインマスカットなどを使用した「白」と、巨峰、ベリーAなどを使用した「赤」。どちらも山梨県産のぶどうのみ10種類を使い、無添加で5年熟成したとあります。50年以上にわたり、山梨県甲州市勝沼、笛吹市のぶどうを100%原料にして自社醸造してきたぶどう酢(=ワインビネガー)のメーカーが造ったとあって、両方購入しました。どちらも酸味がやわらかで、香りがあります。「白」のほうがコクがあり、「赤」のほうがより香りが豊かな感じがしました。赤といっても色がそんなに濃くないので、いろいろな料理に使えそうです。いつもは米酢で代用してしまう料理をさっそくワインビネガーで挑戦。香りと優しい酸味で、一段とおいしくできました。手作りドレッシングなど、洋風料理の酸味にはやはり必需品です。
「熟成ワインビネガー 白・赤」
▶価格 各594円/150ml(税込)
▶賞味期限 製造日より常温3年
▶製造者 アサヤ食品株式会社
▶URL http://www.asayafoods.com/
●アレンジレシピ【きのこのマリネ】
「白」の熟成ワインビネガーで作りました。あとはにんにく、オリーブ油、塩、こしょうだけ。きのこはお好みで数種類合わせてください。まろやかな酸味でとてもおいしくできます。作っておくと、冷蔵庫で2、3日は保存が可能。付け合わせに、ワインのおつまみに、おすすめです!
【材料】 作りやすい分量
生椎茸・・・1パック(中4~6枚)
しめじ・・・1パック(約100g)
舞茸・・・1パック(約100g)
えのき茸・・・1パック(約100g)
にんにくのみじん切り・・・1片分
オリーブオイル・・・大さじ1
塩、こしょう・・・各適量
熟成ワインビネガー(白)・・・大さじ2
イタリアンパセリのみじん切り・・・適量
【作り方】
① きのこは石づきをとり、食べやすい大きさに切る。
② フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、香りがたったら、①のきのこを入れる。
③ きのこに火が通ったら、塩・こしょうで味を調え、仕上げにワインビネガーを加えて混ぜる。
④ 火を止め、イタリアンパセリを入れて混ぜ、器に盛る。
※イタリアンパセリがなければ、パセリでも。和風に仕上げたいときは、醤油とみりんを少々加え、青じそか、万能ねぎであえましょう。
●アレンジレシピ【鶏手羽の赤ワイン煮】
「赤」の熟成ワインは肉料理に使ってみました。鶏手羽で作りましたが、豚肉や牛肉でもおいしくできそうです! はちみつ入りなのでほんのり甘く、こしょうを控えめにすると、子ども達にも喜ばれます。
【材料】 2~3人分
鶏手羽・・・1パック(約10本)
玉ねぎ(みじん切り)・・・1/2個分
にんにく(みじん切り)・・・1/2片分
オリーブオイル・・・大さじ1
水・・・100㏄
顆粒コンソメスープの素・・・小さじ1
熟成ワインビネガー(赤)・・・大さじ3
はちみつ・・・大さじ2
塩、こしょう・・・各適量
【作り方】
① 鶏肉の両面に塩・こしょうをする。
② フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、香りがたったら、鶏手羽を皮目から入れて焼く。こんがりと焼き色が着いたら、裏返す。
③ 鶏の両面に焼き色がついたら、玉ねぎを加えて炒める。玉ねぎが透き通ってきたら、水、コンソメスープの素、ワインビネガーとはちみつを加え、アルミ箔かクッキングペーパーで落とし蓋をして10分煮込む。
⑤ 鶏肉を裏返してさらに10分煮込む。最後は落とし蓋を取り、中火にして汁を絡めるように全体を混ぜたら、出来上がり。
●山梨県のおすすめ「甲州はちみつ」
鶏の赤ワイン煮にはちみつを使いましたが、ここで紹介するはちみつは、料理にはもったいない! 地元産の天然はちみつです。天然はちみつには4~6月、アカシアやレンゲ、りんごなど一種類の花から集めた「単花蜜」と、花の数が多くなり、いろいろな花から集めた「百花蜜」の2種類があります。
この「甲州はちみつ」は百花蜜。その年の天候や花の種類、蜜を取る場所によって味などがまったく異なるそう。ワインのビンテージのように毎年、同じ味には出合えないということです。
「甲州はちみつ〈百花蜜〉」
▶価格 900円/110g(税込)
▶賞味期限 製造日から2年
▶製造者 甲州はちみつ研究所
これは昨年の花の蜜のもの。さらりとしていますが、香りがとても華やかで、コクがあってとっても美味。パンにつけて大事にいただこうと思います。
<アンテナショップ>
●「富士の国やまなし館」
住所 東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル1F
電話 03-3241-3776(物産)
営業時間 11:00~19:30
定休日 無休 (年末年始、ビルの法定点検日を除く)
URL https://www.yamanashi-kankou.jp/tokyo/
※紹介した商品はすべてアンテナショップでの購入時価格です。価格は変更になる場合があります。また、価格がメーカーと異なる商品や時期等によりアンテナショップで取り扱わない商品もあります。