実は日本よりはるか進んだネット社会である中国。
全てが直結し合うそのシステムは、
何よりも利(自分にとって徳のあること)を取る中国人の生き方にマッチした。
さて今回は上海での食話。
実は日本よりはるか先を行くネット社会である中国。
巷に出回っているモバイル台数10億台以上、ネットユーザーは6億人と言われています。
その中でもネット通販はもっともよく使われていて、
タオパオ(陶宝。中国のZOZOみたいなものです)が2011年から仕掛けている11月11日のシングルデイ(光棍節。1というシングルを表す数字が並んでいるのに掛けて、まだ独り身の人はこの日に買い物をしてうさを晴らしましょうという日)では、2016年ついに1日で2兆円の売り上げを叩き出しました。
そのタオパオが認定するワンホンショップ(網紅店。芸能人や人気インフルエンサーが運営するネットショップをそう呼ぶ)の人気は特に高く、
370店ほどある店舗の月平均売り上げは1000万円を超えています。
今回そんな中国人だけの独占市場であるワンホンショップに、
日本人である僕が参入、という企画が持ち上がりました。
ただそこは中国というお国柄。
日本人には参加したいから即参加、とはいかず、
そのためにまずはクリアしなければいけない事務的なことがたくさんあるのです。
今回はそれをクリアするための上海、
夏場スタートに向けて準備中です。
僕が中国に初めて訪れたのは2009年。
場所は上海。作品展の開催が目的でした。
その時、
写真展をプロデュースしてくれたのが今回紹介する
デビッドとエリックの2人でした。
アート関係の仕事の他に、
デビッドは有名な投資家としてテレビにも出演しています。
そんなふたりに連れて行かれたのが下町にある火鍋屋さん
「月園火鍋」。
寧海東路という通りは、
少し古い建物の中にある
昔からやってます感の強い店が並んでいました。
決してお洒落とは言えない昔ながらのお店の中には、
地元の人の中に混じって、
仕立ての良いスーツ姿の人もいれば、
個性あるスタイリングに気を使った人もいます。
ある集団にデビッド、エリックも途中挨拶をされていました。
聞けば投資関係者。
簡単に説明すれば
ここは美味しいの大好きな富裕層お気に入りのお店、でした。
ここはラム肉専門店火鍋屋さんです。