今回、編集長アッキーが気になったのは、ジャンルを問わず幅広いアイテムの商品を販売する「リコメン堂」の接触冷感寝具。株式会社ジェネレーションパス 代表取締役の岡本洋明氏に、人気サイトである理由を取材陣がうかがいました。

株式会社ジェネレーションパス 代表取締役の岡本洋明氏

―会社を立ち上げられた経緯を教えてください。

岡本　もともと金融業界にいましたが、お客様のうれしそうな顔が見える仕事ではなかったので、「何か温かいことをやりたい」という思いがありました。2011年に東日本大震災がありましたが、思い出を次世代に伝える写真の大切さがわかりました。そしてデジタルアーカイブ化事業を行うことにし、ジェネレーションパスという会社を立ち上げました。ただ、全然知らない会社に写真を預けることに抵抗がある人が多く、マーケティングが難しい状態でした。迷いながら何年かやっているうちに、ベッドを作っている会社の社長と知り合い、ネット販売のサポートをすることになりました。それから「ネットショップでいい商品を紹介することで、商品を作っていたり、持っている会社が利益を上げられるよう、橋渡しをする」事業に転換し、ECマーケティング事業が中心となりました。マーケティングに特化して、「リコメン堂」という店名で、楽天さん、アマゾンさん、ヤフーさんなどのモールに商材を提供しています。消費者に我々がリコメンドできる商品を紹介する形なので、「リコメン堂」という名前をつけました。“縁の下の力持ち”が我々の役割です。

今回ご紹介するジェネレーションパスオリジナルの
コアヤーン素材の接触冷感敷パッドと肌掛け布団。

―事業で苦労したことはございましたか。

岡本　もちろん辛い時期もありましたが、苦労も今となってはいい思い出になっています。乗り切ると次の目標に向かっていくので、苦労というよりも一つ一つが勉強だと考えています。コロナ禍でおうち志向が高まり、売上は非常に伸びましたが、特需のような形だったので、コロナが終焉すると逆に売上が落ちてきているという面があります。しかし、業績はずっと右肩上がりできているので、新しい挑戦を恐れず、売上アップを続けていきたいと考えています。

―どういった商品を取り扱っているのでしょうか。

岡本　現在、リコメン堂の商品は200万点を超えており、幅広い年齢の購入者層にご利用いただいています。家具、家庭用品、アパレル、スポーツ用品、家電など、「“あるといいな”が、きっとある！」を目指しております。いい商品でも大手の量販店さんの棚に置いてもらうのは難しいので、ネットで売りたいというご相談を受けることが多く、自社ECがなくても、リコメン堂店舗で販売することができます。当社では消費者が安心して購入できるアピールポイントや価格を探って掲載し、データ分析も活用してヒットにつなげていきます。

マットレスだけでなく敷き布団にも使えます。

―海外にもECや工場を展開されています。

岡本　日本の商品は品質が高いと評判で、中国のECサイトでも商品を販売しています。工場では、自社商品も作り始めましたが、基本的にはOEM中心です。取引先から「もっといい商品を作りたいのだがどうしたらいいか」という相談を受け、海外の工場で一緒に作るというケースもあります。

シルクのような肌さわりで、汗をかいてもべたつかずさらっと快適。

―会社として大切にされていることを教えてください。

岡本　「本気でやる」「本気でやればおもしろい」「自由な発想でまずやってみる」を信条にしています。若い社員が意見を言いやすい会社で、楽しんで仕事をしてほしいと考えています。

―今回ご紹介する「with core コアヤーン 敷パッド　クールタッチ」「with core コアヤーン 肌掛け布団　クールタッチ」の特徴を教えてください。

岡本　今年の5月から発売し始めたオリジナル商品です。コアヤーンとは、糸の中に芯（コア）を組み込み、異なる繊維で構成した複合糸で、素材の組み合わせによって機能性が広がります。この商品はナイロン×ポリエチレンのコアヤーン糸を使用したハイブリット素材で、シルクのような柔らかい肌触りと、レーヨン素材の吸水性、ポリエチレンの熱伝導率の高さで、ひんやりとした感触が持続します。ご自宅で洗濯もできます。

接触冷感を示すQ-MAX値は0.46で基準値の約2.3倍。

―商品化にあたってご苦労されたことはございますか。

岡本　素材の研究を重ねて、オリジナルの技術で、これまで難しいとされてきた、コアのポリエチレンの素材の割合を増やすことに成功しています。コアの割合を増やすことで、外側の繊維の特性を損なうことなく、芯の繊維の特性を最大限発揮することが可能となりました。

―SDGｓへの取り組みも実現されています。

岡本　通常染色時には繊維の100％を染める必要がありますが、コアヤーンの場合は外側だけの染色で済み、染色に費やす水やエネルギーを半分近くまで削減することに成功しております。

敷パッドは四隅のゴムベルトで付け替えは簡単。
初回ロットは特典として枕カバー付き。

―どんな方に商品を使っていただきたいですか。

岡本　夏でも心地いい感触で、どんな方でも快適に使っていただける商品です。とくにご高齢の方は暑い夏でも綿布団をかけて寝ていたり、エアコンを使わなかったりするので、熱中症予防のためにもこういった寝具を活用していただきたいですね。お子さんからご両親へのプレゼントとしてもおすすめです。最初に敷パッドを買われて、「よかったから」と掛け布団を買われる方もいます。

カラーはグレー、ブルー、ピンクの3色。

―素材を使った別の展開も考えていますか。

岡本　靴下や下着などの展開も考えており、メーカーさんには素材を紹介していきます。コストを抑えて、世の中にいい商品を出す、その橋渡しの手助けができればうれしいですね。

―今後の御社のビジョンや展望をお聞かせください。

岡本　現状の売上規模は150億円ぐらいですが、ゼロを一つ増やすことを目標にしています。ネット事業の特性を生かして売上を拡大していくことが、モノづくりをする人たちのためになると思っています。また、社員が自分の仕事を誇りだと思える会社を作っていきたいです。新しい若い力が大事だと思っており、彼らが買いたいと思える商品を考えていくことが、ヒットへの早道でもあります。右肩上がりの売上を持続し、今後もさらに拡大していく予定です。

―貴重なお話をありがとうございました。

「with core コアヤーン 敷パッド シングル」
ライトグレー、ブルー、ピンク
価格：¥3,278（税込）
店名：リコメン堂 インテリア館
電話：050-5527-7390（10:00～17:00 土日祝を除く）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://rcmdin.jp/products/detail/qd-cyrk-spd-s
オンラインショップ：https://rcmdin.jp

「with core コアヤーン 肌掛け布団 シングル」
ライトグレー、ブルー、ピンク
価格：¥3,278（税込）
店名：リコメン堂 インテリア館
電話：050-5527-7390（10:00～17:00 土日祝を除く）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://rcmdin.jp/products/detail/qd-cyrk-hkk-s
オンラインショップ：https://rcmdin.jp

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

＜Guest’s profile＞
岡本洋明（株式会社ジェネレーションパス 代表取締役）

1964年静岡県生まれ。1986年に日本信販株式会社入社、新規事業部に配属されデータベースマーケティング事業部を立ち上げ1997年に退社。1999年米国ハーバードビジネススクール上級MBA修了後、ソフトブレーン株式会社取締役に就任。2002年株式会社ジェネレーションパスを創業。

＜文・MC／垣内栄　画像協力／ジェネレーションパス＞