「仕事でもプライベートでも使いたい」「A4が入ってなおかつ軽いバッグがいい」「シンプルだけど機能的なものがいい」「自分の好きな色を選びたい」――そんなわがままを全部かなえてくれるバッグを発見！今回編集長アッキーこと坂口明子の目に留まったのは「Vittorio Godi（ヴィットリオ・ゴーディ）」のロングセラー「ショルダーバッグ付きトートバッグ」。商品を販売する株式会社ウィンカンパニーの代表取締役 新留祐樹氏に、取材陣がお話をうかがいました。

株式会社ウィンカンパニー 代表取締役の新留祐樹氏

―これまでの沿革についてお聞かせください。

新留　創業は2007年2月です。最初は小売業者として事業をスタートしました。事業は順調に進んでいましたが、取引先の都合で商品を卸してもらえなかったり、もう卸売業は辞めたからなどと言われたりと、取引先に左右される出来事が重なりました。それならば、自社のビジネスを安定させるためにも、自ら商品開発を行い、販売まで一貫してやっていこう、ということになったのです。それで2009年に「Vittorio Godi（ヴィットリオ・ゴーディ）」というブランドを立ち上げて、現在に至るまで、オリジナル商品を展開し、販売しています。

―商品はどちらで販売されていますか？

新留　創業当時から、百貨店でポップアップストアを出店させていただいたり、イベントに参加したりして、販売しています。北海道から沖縄県まで、回らせていただいています。現在はオンラインショップでの販売も行っています。

―社長の経歴についてお聞かせください。

新留　大学を卒業後、バッグ業界に足を踏み入れました。1社目、2社目ともに3年勤め、担当させてもらったのは営業や販売、仕入れなどです。バック業界に入った当初からいつか独立したいと考えていたので、独立する意思があることは、それぞれの会社にあらかじめ伝えていました。6年間修業した後、2007年に起業しました。

―ウィンカンパニーという名前の由来は？

新留　当社は英語では「Wynn」と表記しています。カジノ王として有名なアメリカの実業家、スティーブ・ウィン（Steve Wynn）にちなみました。低迷していたラスベガスをリゾート化し、世界中から多くの客を呼び寄せ、大成功した人です。彼のように大富豪、とまではいいませんが、たくさんの人を喜ばせ、ビジネスで成功を収めたいという願いを込めています。それと勝つ（Win）という意味も、掛け合わせています。

―バッグにかかわるお仕事に就きたいと思われたきっかけは？

新留　私は大学までずっと野球をやっていて、ほかに夢中になっていたこともありませんでした。大学を卒業した後にやりたいことや就きたい仕事というのも、実は特になかったのです。それでも卒業はやってきますので、就職先を考えなければなりません。あれこれと思いを巡らせていて、ふと目に浮かんだのが、ハンドバッグ職人である父の働く姿でした。それで、父のかかわっているバック業界に入った、というのがこの仕事に就くきっかけです。

―御社の特長は？

新留　カラーバリエーションの豊富さが当社の強みです。1商品で30色ぐらい展開したことがあります。また、小ロットでも商品を製作できるという強みもあり、それを生かし、リピートをかけずに新作を次々に発表するという商品展開を行っているのも特長のひとつです。一方で、2009年からずっと売り続けている定番商品もあります。丁寧にブランディングを行い、永く愛される商品づくりももちろん、目指しています。

―そのロングセラーとなっているシリーズが「Vittorio Godi(ヴィットリオ・ゴーディ)」ですね。

新留　はい、そうです。「すべての女性のための素敵な日々」をコンセプトとしており、年代を問わず女性の皆様に気軽に使っていただけるデザインに仕上げています。このブランドの「ショルダーバッグ付きトートバッグ」は、2009年のブランド立ち上げ時から売れ続けている人気商品です。累計は20万個を突破しています。

発売から15年間、幅広い層に支持され、売れ続ける大ヒット商品。飽きの来ないシンプルで上品なデザイン。

―この商品のこだわりを教えてください。

新留　使い勝手が抜群でシンプルなのが、この商品の特徴です。A4サイズが入るトートバッグに、別々でもお持ちいただけるショルダーバッグが付いています。ショルダーバッグはポーチも兼ねていて、横長のお財布からタブレットまでが入る大き目のサイズです。また、ショルダーバッグのストラップはトートバッグにも付け替えることができるので、お好みや中身に応じていろいろな持ち方が可能です。ポケットがトートバッグには4つ、ショルダーバッグには3つ付いているので、便利にお使いいただけると思います。

A4サイズがらくらく入る大きめのトート。すっきりとしたシルエットはシーンを選ばない。

―何色が人気ですか？

新留　季節によっても変わりますが、オールシーズンでいうとグレージュ、ブルー、オレンジです。発売以来、カラーバリエーションはどんどん増えているものの、人気のカラーはあまり変わりません。

―デザインがリニューアルされるとうかがいました。

新留　はい。2024年の春から、より使い勝手がよくなるように、少し変更を加えます。具体的には、トートバッグの開口部がマグネットで閉まるようになっているのですが、ここをファスナーに変更します。ファスナーのほうが安心して持てるというお客様のお声も届いており、防犯面を考慮し、変更することにしました。

―ほかのラインナップにはどんなものがありますか？

新留　「Vittorio Godi(ヴィットリオ・ゴーディ)」には、さまざまなデザインのトートバッグのほか、手提げバッグやリュックサックなどがあります。ポーチが付属している商品もいろいろとご用意しています。

洗練されたデザインのトートバッグやハンドバッグ、リュックサックなどがラインナップ。

―今後の展望についてお聞かせください。

新留　近年販売を開始いたしました商品ラインナップのなかに、ニットバッグがあり、大変ご好評をいただいております。このニットバッグのブランドを立ち上げて、全国の雑貨屋さんなどに卸し、販売を拡大していくプロジェクトを現在始動させています。春には展示会もあるので、それに参加して、より一層の周知を図っていきたいと考えています。

昨年、渋谷のミヤシタパークや恵比寿ガーデンプレイス、東京ミッドタウンなどでテストマーケティングさせていただきました。月に3,000個ぐらい売れて、当社でも驚いています。

テストマーケティングでは大好評！次なる展開に期待大！

―こちらも幅広いバリエーションを用意されているのでしょうか？

新留　はい、30～40柄ぐらいを展開しています。テーストもさまざまに用意していますので、お好みのバッグが見つかるはずです。お出かけのときはもちろん、エコバックとしてもお使いいただけます。またペットのお散歩バッグやサブバッグとしても使えます。365日、どんなときでもおしゃれに機能的に、というのがコンセプトのバッグです。販売価格は2,500円前後になるかと思います。

手頃な価格帯も魅力。ギフトにもおすすめ！

―ニットバッグのブランド名はお決まりですか？

新留　「M&Co.」です。私が飼っているトイプードルの名前がモコといい、それに由来しています。当社としましても、成長が非常に楽しみなブランドです。

―新商品のニットバッグも楽しみです。新留社長、楽しいお話をありがとうございました。

「【Vittorio Godi（ヴィットリオ・ゴーディ）】ショルダーバッグ付きトートバッグ」
サイズ：W28cm×T30cm×D15cm
カラー：ORANGE・NAVY・GREIGE・RED・BLUE・YELLOW・WHITE・CHAMPAGNE・BLACK・CAMEL・LIGHTBLUE
価格：¥13,200（税込）
店名：Vittorio Godi OFFICIAL SHOP（ウインカンパニーオフィシャルサイト）
電話：072-959-2580
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://wynn-company.shop-pro.jp/?pid=123743005
オンラインショップ：https://wynn-company.shop-pro.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

＜Guest’s profile＞
新留祐樹（株式会社ウィンカンパニー 代表取締役）

1976年 大阪府生まれ。東京農業大学卒業後、ハンドバッグ業界に入社。6年間の修業期間を経て、2007年に独立。オリジナルバッグブランド「Vittorio Godi（ヴィットリオ・ゴーディ）」を立ち上げる。日本国内・海外でさまざまなオリジナル商品を生産し、百貨店・専門店・通販・ネット等で展開している。

＜文／棚田れんげ　MC／棚田れんげ　画像協力／ウィンカンパニー＞