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攻めた色ながらも洗練されたシルエットで幅広い年齢層やコーデにフィット!ヴィヴィッドカラーの春ニット

2024/04/19

温かくなったり寒くなったりと気温が不安定な春先、活躍するファッションアイテムの1つが春ニット。真冬向けの分厚いアウターを羽織るより、明るい色味の軽やかなニットを着ておでかけしたいという方も多いでしょう。今回編集長アッキーこと坂口明子が気になったのは、アパレルセレクトショップ「GiGi」で販売中のヴィヴィッドカラーの春ニット。ショップを運営する株式会社FRUNQAVAN(フランカヴァン)の代表取締役社長である中西貞生氏に、商品の特徴について取材陣が伺いました。

株式会社FRUNQAVAN 代表取締役社長 中西貞生氏
株式会社FRUNQAVAN 代表取締役社長 中西貞生氏

―アパレル業界に入られたきっかけはありますか?

中西 中高生の頃から洋服は好きで、当時ちょうど古着ブームみたいな流れもあり、それもあって洋服にのめり込んではいました。でも全くそういう仕事に就こうとは思ってはいなくて。高校卒業後、大阪で上場企業に就職したのですが半年で辞めて、地元に戻り警備員として働いているときに交通整備で通りに立っていましたら、アパレルショップで働いていた地元の先輩にばったり会ったのです。それからご縁があってその方に声をかけていただいて店でアルバイトさせてもらったのが、きっかけとなりました。それからヘッドハンティングされて社員として入社いたしました。

―独立された経緯をお聞かせください。

中西 もともと独立したり起業したりする気は全くありませんでした。勤めていた店で後輩もできて、その後輩と会社の代表の間に立ち、僕自身はナンバー2として生きていこうと思っていました。仕事の中で「代表の考えを言語化してきちんと伝えなければ」ということや「後輩の言葉をどうしたら代表にうまく伝えるか」とか、人の心理に関心を持って物事を捉えていたため、29歳のときに大学の心理学部を受験。入学もしてこれから本格的に産業心理学をしっかり学ぼうとしていたその矢先、お店を買わないかというお話をオーナーにいただいたのです。それで買い取って独立することになりました。だから自分が意識的にこうやろうと計画していたわけではありませんでした。

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中西氏が代表を務める株式会社FRUNQAVAN。
社名は「FREEDOM(自由)」「UNIQUE(唯一)」「AVANTGARDE(革新的)」を
組み合わせた造語。

―勇気のいる決断でしたか?

中西 子どもの頃からいろいろなものに対して好奇心旺盛で、何でもとりあえずやってみるという質だったので、その頃の姿勢のまま、「やったことないからやってみよう」と。きっかけをいただいたのでやってみた、というまでのことです。
ただ、それまで従業員としてやってきた中で、経営の戦略的な部分で自分なりの理想やアイデアも育まれていましたから、それを実践してみようという感覚でスタートしました。

独立してからは店の売り上げもずっと上がっていて、店舗拡大もできて、役員報酬も上がり、順当に進ませていただいて、本当にありがたいお話だし、ハッピーだと思うのですが、その分当然ですが責任や苦労も多々あります。

ただ、自分のやりたいことを突き詰めて、さらに理念を掲げて経営に携われるのは、貴重な経験だと実感しています。

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FRUNQAVAN社が運営するセレクトショップ「GiGi」。
三重県津市・明和町、愛知県名古屋市に3店舗を展開。

―お仕事で一番大切にされていることは何ですか?

中西 嘘をつかないことです。業界とか職種とかは関係なく、生きていく上で、嘘をつかないというよりは自分を出していった方が結局ハッピーに生きられると思っているので、自分を出した方がいいと思います。自分を出せないということは、結局自分を偽ることになってしまう。服を販売するにしても、例えば似合っていないものを似合っていると嘘はつかない方がよくて、嘘をつけば結局どこかに出てしまいますし、お客様も感づきます。そこは言い方や商品の提案の仕方を工夫すればいいだけのこと。自分らしさはきちんと保ちつつ、「武装」しないで生きていく方がいいと思います。また、ビジネスにおいても自分が「これ」と決めたものに対して皆さんにも共感を持ってもらって売り上げを上げていく方がいいと思っています。

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中西社長とスタッフが国内外の人気ブランドをセレクト。
季節感やトレンドを取り入れたアイテムをお客様一人一人に提案する。

―今回紹介する「ヴィヴィッドカラーの春ニット」、開発のきっかけは?

中西 弊社が運営するのはセレクトショップですが、たまに不定期で自社のオリジナル商品もつくって販売しています。このニットの開発のきっかけは、弊社のスタッフの企画です。お客様に喜んでもらえそうな、なかなか店頭にはないような商品を出したいということで形にしたものです。あとはスタッフ自身がこういうニットが形として好きだったそうで、お客様にも気に入ってもらえるのではないかということで出来上がりました。

オリジナル商品の企画を担当したスーパーバイザーの榎本莉歩さん。

―お客様におすすめしたいポイントやこだわりは?

中西 見栄えのするヴィヴィッドな色はもちろん、春ニットなのでウールが入っていなかったりと素材にもこだわっています。また、スタイリッシュな形の美しさ、袖口までストレートな大人っぽい雰囲気のスタイルも魅力です。リブ袖は裾の部分と合わせているので、その一体感もきれいです。あとはタートルネックの部分がそれほどきつくないので、首がつまるのが嫌いな方にもソフトな感じで着ていただけるかと思います。また背中にスリットが入っているのでスッキリ見えつつ、形としては後ろ下がりになっているのでヒップが隠れやすくなっています。

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バックスリット入りで、スッキリした後ろ姿に。
後ろ下がりの絶妙なシルエット。

―どのようなシーンで着用してほしいですか?また、コーディネートのコツはありますか?

中西 幅広い年齢の方に日常で普段使いいただけると思います。合わせるパンツをオフィススタイルのテーパードパンツなどにしていただくと、キレイ目になります。あとはロングのスカートももちろんですし、汎用性は高いと思います。形の汎用性を高くしている分、色でちょっと攻めている感じなので、普段あまり色使いの豊かなコーディネートをしない方や、派手な色がちょっと苦手な方でも、形がキレイに見える分、挑戦してみようと思っていただけるのではないでしょうか。あとはウールが苦手というような方にもおすすめです。

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色は、鮮やかなGREEN(写真左)の他、
BLUE(写真中央)、GREIGE(写真右)も。サイズはフリー。

―御社の今後のビジョンについてお聞かせください。

中西 今後のビジョンとしては、引き続き店舗を拡大していきたいと考えています。目標としては10店舗。その中の1~2店舗は海外に出してみたいなという思いもあり、もちろん障壁は大きいのですが中長期的に挑戦してみたいと思っています。また、弊社の理念であり社名の由来でもある「FREEDOM(自由)」「UNIQUE(唯一)」「AVANTGARDE(革新的)」に基づいていれば、必ずしもアパレルじゃなくても、カフェでも定食屋さんでも、Webデザイン事務所でも何でもいいかなとは思っています。ちょっと前衛的で、一般のユーザーの方から見ると尖っているかもしれないけど、どこかしら共感もできて魅力的だと思ってもらえるようなものであればトライはしていきたいと思います。

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人と人の直接のつながりを重視した店舗販売に注力するFRUNQAVAN社。
今後も店舗拡大を目指しながら海外への挑戦も視野に入れる。

―素晴らしいお話をありがとうございました。

「MANGRERELILA RIB TURTLE FAWN KNIT」

「MANGRERELILA RIB TURTLE FAWN KNIT」
価格:¥15,180(税込)
店名:GiGi online store
電話:0596-72-8871(10:00~21:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://gigistore.com/store/products/detail/942
オンラインショップ:https://gigistore.com/store/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
中西貞生(株式会社FRUNQAVAN 代表取締役社長)

1977年三重県生まれ。19歳の時に三重県伊勢市のアパレルセレクトショップに従事、10年後に同店舗を買い取り、個人事業主として独立。2012年レディースアパレルのセレクトショップ1店舗目をオープンし、2店舗目のオープンを機に2017年4月株式会社FRUNQAVANを設立し、現在に至る。

<文/Takako.H MC/矢口優衣 画像協力/FRUNQAVAN>

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