今回編集長アッキ―こと坂口明子が気になったのは、かわいくて思わず抱きしめたくなる「プレミアムねむねむアニマルズ 抱きまくら」。商品を販売する株式会社りぶはあとの代表取締役 小沼雅彦氏に、そのこだわりや魅力について、取材陣がお話をうかがいました。

株式会社りぶはあと 代表取締役の小沼雅彦氏

―社長就任の経緯をお聞かせください。

小沼　当社は1995年に創業し、繊維製品や室内インテリアの企画・販売、雑貨の輸入販売などを行っています。私は創業者ではなく、企業内承継という形で創業者から事業を引き継ぎ、社長に就任いたしました。私が当社に入社したのは2009年で、その5年後の2014年から、社長を務めています。

―入社のきっかけは？

小沼　当社に入る前は、大学卒業後に入社した雑貨チェーン店で、仕入れを担当していました。その雑貨店も当社と取引があり、当時から創業社長には懇意にしていただいており、うちに来ないかとお声がけをいただいたのが当社に入社したきっかけです。

―商品ラインナップは創業時から変わりましたか？

小沼　創業当時は、インド綿で作られたラグやマットなど高級感のあるインテリア製品を主に扱っていました。ところが、私が当社に入社する少し前、2005年頃から、納期遅延などの問題を理由に、インド生産から中国生産にシフトする流れが世間的に起こりました。それで当社でも、中国でシンプルなクッションなどを生産するルートを開拓し、中国生産による商品展開を開始しました。

―動物のぬいぐるみやグッズはいつ頃から？

小沼　私と同時期に入社したデザイナーが、元々ぬいぐるみメーカーに勤めていた方で、キャラクター商品のようなものを、その中国のクッション工場で作れないかという企画が持ち上がりました。それで2009年にひつじの抱き枕を作ってみたところ、大ヒットしました。これが当社の初めてのキャラクター系商品であり、「ひつじのメイプル」シリーズとして、現在も当社の主力を担っています。

そして、このときに得た手応えのなかで、他の動物キャラクター系のシリーズが生まれ、事業を拡大・成長させてきました。今回ご紹介させていただく「ねむねむアニマルズ」もそうして誕生した人気シリーズのひとつです。

りぶはあと初のキャラクターシリーズ「ひつじのメイプル」も大人気。

―「プレミアムねむねむアニマルズ 抱きまくら」について教えてください。

小沼　見た目のかわいさはもちろん、手触りと抱き心地にこだわった抱き枕です。生地は、ポリエステルにポリウレタンを少し加えた伸縮性のあるものを使っています。このシリーズがデビューした2014年当時には、この生地は日本の市場には出回っていませんでした。偶然中国で見つけて生地に使用してみたら、非常にソフトな柔らかさになりました。

中綿には、一般的な綿よりも細い繊維を使用しています。そうすると、その分たくさん綿を入れないとクッションの形を維持しなくなるのですが、生地の特性と相まって、独特のモチモチ感が生まれます。また綿量の多さはへたりにくいという特長にもなり、製作するうえで重視した点でもあります。

触り心地は滑らかでもっちり。その柔らかさとかわいらしさに癒される。

―デザインの特長は？

小沼　“ねむねむ”シリーズなので、どのキャラクターも目をつむっているか、半目の状態です。目を閉じたぬいぐるみは売り場で目が合わないから売れない、というセオリーがあるらしいのですが、この眠たい表情は、抱き枕として、睡眠を促したり気持ちを癒したりするのに外せない、大切なポイントです。

全体のフォルムやディテールなど、私から見ても、デザイナーは動物のかわいい部分をよく観察しているなと感心します。細部までこだわり抜いた、かわいくて癒されるデザインを、楽しんでいただければと思います。

シリーズの最初に登場したのは「シロクマ／ラッキー」。
サイズ展開はどのキャラクターも、MとLの2種類。Lサイズが人気。

―これまでに何種類のキャラクターが登場しましたか？

小沼　年に2回、新キャラクターを発表していて、これまでに66種類のキャラクターが誕生しました。人気のあるキャラクターを継続的に販売しながら、おかげさまで、累計200万個以上を生産するロングセラーシリーズに成長しています。なかでもいちばん人気は「柴犬／コタロウ」です。外国人の方たちにも人気で、小売店さんがコタロウコーナーを作ってくださったりもしています。

人気No.1は「柴犬／コタロウ」。
くるんと巻き上がったしっぽがなんとも愛らしい！

―洗い方を教えてください。

小沼　中性洗剤を使用して、手洗い（押し洗い）をします。洗い終わったら、脱水機は使用せず、水気を取り除き、綿や形を整えて日陰で平干ししてください。天日に干すと表面が硬くなりやすいので、時間をかけて陰干ししていただくのがよろしいかと思います。また、においが気になるときは、スプレータイプの消臭剤などを使用して、日陰で平干ししてください。

―今後の展望をお聞かせください。

小沼　2019年に、合弁会社を設立して、中国に自社工場を建てました。コロナ禍を経て、ようやく本格的な稼働が始まったところです。生産管理の面を始め、さまざまな部分で事業を行いやすくなっています。この工場を上手く稼働させることで、工場のほうでの利益を確保しながら日本での利益につなげ、まずは従業員の給与に反映させていきたいと考えています。また、他社様にもさまざまな形で当社の工場を使っていただくというビジネススキームも可能かと思います。

「ねむねむアニマルズ」シリーズについては、今後も商品の売れ行きを見ながら新商品を企画・発売し、より多くの皆様にかわいがっていただける商品をご提供していきたいと思っています。楽しみにしていてください。

―貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました！

「プレミアムねむねむアニマルズ 抱きまくらLサイズ」
種類･サイズ：
シロクマラッキー･クマクッキー（約W76×D32×H20cm）
ブタピンキー（約W71×D38×H18cm）
ペンギンラブ（約W60×D32×H18cm）
アザラシグー（約W68×D43×H23cm）
パグハナ（約W67×D28×H16cm）
柴犬コタロウ（約W73×D32×H18cm）
くじらカナロア（W61×D32×H20cm）
ハスキーミント（約W67×D28×H18cm）
黒柴コテツ（約W73×D32×H18cm）
ミケネコゆず（約W69×D28×H17cm）
カワウソくるり（約W73×D30×H20cm）
価格：¥3,850（税込）
店名：株式会社りぶはあと オンラインショップ
電話：03-5847-0271（09:30～18:00 土日祝日除く）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://livheart.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000741&search=&sort=
オンラインショップ：https://livheart.jp/shop/shopbrand.html?search=&page=

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

＜Guest’s profile＞
小沼雅彦（株式会社りぶはあと 代表取締役）

1972年 神奈川県生まれ。1995年大学卒業後、大手雑貨チェーン店に就職。店舗にて7年間、店長及びエリア長を務めた後、本部バイヤーに就任。7年間、バイヤーの職務に従事する。2009年、株式会社りぶはあとに入社。2014年、同社代表取締役に就任。現在に至る。

＜文／棚田れんげ　MC／三好彩子　画像協力／りぶはあと＞