6年間という長い期間、毎日のように使うランドセル。編集長アッキーこと坂口明子が気になったのは、11カ所ものパーツを自由に組み合わせてオーダーできる「オーダーメイドランドセル」と、カルちゃんランドセルシリーズの新商品「かるかる」。
軽くて丈夫、そして背負いやすいランドセルを子どもたちに提供する老舗、株式会社神田屋鞄製作所は70年以上の経験と知識を活かしています。代表取締役社長 生田好正氏に取材陣がお話を伺いました。

株式会社神田屋鞄製作所 代表取締役社長 生田好正氏

―御社のこれまでの歩みをお聞かせください。

生田　弊社は1951年に私の父が創立しました。創立当初は職人を雇って鞄を作っておりましたが、時代の移り変わりとともに卸売業と小売業を開始しました。
当時は、ビジネスバックやハンドバッグを主軸にしており、季節商品としてランドセル「も」販売するいわゆる普通の鞄屋でしたが、徐々に通学バックに主軸を移し、ランドセル「を」販売する鞄屋として成長し、現在にいたります。
2008年からはオーダーメイドランドセルの取り扱いを開始して大変好評をいただいております。

―「オーダーメイドランドセル」の特徴を教えていただけますか？

生田　最大の特徴は「世界に一つだけのランドセル」とうたうほどの多彩な選択肢にあります。本体の素材の選択に始まり、本体の色、縁（ふち）の色、ステッチの糸色、金具の色、金具の色、内張りのデザインなど、選択できるパーツが全部で11カ所です。
特に、ステッチの糸色を選ぶことができる点は皆様に喜んでいただいております。普通はオーダーメイドとは言っても、糸色は固定されている場合が多いのですが、それは糸色を変えると製造工程でかなりの手間がかかるから。弊社では17色と豊富に用意しております。

選べる11カ所のパーツの組み合わせのパターンは膨大であるため、なかには一つ一つ選ぶのが大変と思われる方もいらっしゃいます。そんな方には定番の神田屋鞄製作所オリジナルデザイン「カルちゃんランドセル」シリーズが人気です。

色やデザインを自由に組み合わせることができる「オーダーメイドランドセル」。
6年間の修理保証付き。

使いやすさも工夫がいっぱい。

―「カルちゃんランドセル」シリーズの新商品「かるかる」についてもご紹介いただけますか？

生田　近年、世の中で教科書やタブレットによる重量化もあり、子どもにとってランドセルが重いのではないかという問題が指摘されています。その対応として各社、1,000gを切るランドセルを作っているのですが、とはいえ、極端に軽いものが求められているわけではなく、実際のところは丈夫さを重視するお客様も多いようです。要するに「軽かろう、悪かろう」では意味がないということ。
そこで弊社では、丈夫でなければいけないパーツ、手が抜けないパーツはそのまま守りながら、ここは省いても問題ないだろうというところだけを削ぎ落とすことで軽量化を実現しました。
約980gですが、単にグラム数を軽くしただけではなく、着用時の負担を抑えられるよう、背負い心地の良さを追求しました。また、デザインもスッキリしているので、シンプルなランドセルをお求めのお客様におすすめです。

丈夫さを保ちながらも、重さを1,000g以下に抑えた「かるかる」。
カラーは「ラベンダー（写真）」、「ブラック」「キャメル」の3色を展開。
こちらも6年間の修理保証付き。

―神田屋鞄ブランドサイトのバーチャルランドセル試着機能について教えてください。

生田　バーチャルランドセル試着は、スマートフォンを使って様々なタイプのランドセルをバーチャル上で試着することができる機能です。写真で商品を見るだけよりも、実際に着用したときのイメージをリアルに想像していただけるかと思います。
もちろん本来は、お子様といっしょに直営店舗「ランドセル館」や展示会に来ていただいて、実際に商品に触れて選んでいただくのがベストですが、コロナ禍のときに来店を控えるお客様がいらっしゃったことも一つのきっかけとなり、遠方の方など、どうしても来店できない方のお役に立ちたいと思い、今年からスタートしました。

バーチャルランドセル試着では「オーダーメイドランドセル」と
「カルちゃんランドセル」シリーズから数種類のデザインを試すことができる。
（※写真はイメージです。）

―今後の展望についてお聞かせください。

生田　「手がけるカバン全てに真心を込めて」という弊社のスローガンのもと、今後もお子様の成長を常にそばで見守り続けるような会社でありたいと思っております。小学校6年間というのは大人になってからも思い出になる期間で、「振り返るとあの6年間が一番楽しかった」という方も多いのではないでしょうか。そんな人生でも貴重な6年間を少しでもお手伝いできたら幸いです。お子様が毎日触れるランドセルやスクールバックを作ることを最高の喜びとし、これからも皆様に親しみを持っていただけける会社になることを目指してまいります。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「オーダーメイドランドセル」
価格：¥70,000～（税込）
店名：神田屋鞄製作所公式オンラインストア
商品URL：https://kandaya-kaban.net/ordermade/?_gl=1*avvto0*_gcl_au*ODY1NTU2NDAyLjE3MTA2NTg2OTM
お申込み方法：https://kandaya-kaban.net/ordermade/buy/

「かるかる」
価格：¥48,000（税込）
店名：神田屋鞄製作所公式オンラインストア
電話：0120-310-111 ※携帯からは03-3986-3731（9:30～18:00 土日祝日除く）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://store.kandaya-kaban.net/caruchan/detail/?id=29
オンラインショップ：https://store.kandaya-kaban.net/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

＜Guest’s profile＞
生田好正（株式会社神田屋鞄製作所 代表取締役社長）

1961年、東京都生まれ。明治大学政治経済学部卒業後、アメリカへ留学。鞄問屋勤めを経て26歳で株式会社神田屋鞄製作所へ入社。小売業・店舗店長職に従事。現職では2023年父の跡を継いで代表取締役に就任。

＜文／Takako.H　MC／伊藤マヤ　画像協力／神田屋鞄製作所＞