自分のおしゃれを楽しむように、子供服にもこだわる親御さんはたくさんいます。今回、編集長アッキーが気になったのは、子供らしい可愛さを追求し続ける「moononnon(むーのんのん)」の「日本製音符ワンピース」と「ストライプ柄重ね着風Tシャツ」です。株式会社のんのん 代表取締役社長の荒倉慎太郎氏に、商品のポイントはもちろん、子供服に対するこだわりなどについて伺いました。
子供の笑顔を引き出す「moononnon(むーのんのん)」のワンピース&Tシャツ
2024/08/07
株式会社のんのん 代表取締役社長の荒倉慎太郎氏
―御社は創業が1954年ですか?
荒倉 終戦から9年後の1954年に創業し、今年で70周年です。創業当時は洋服の既製品がない時代で、洋装店を訪ねて生地を選んで仕立てるのが主流だったそうです。曽祖父が生地屋を始めたのをきっかけに祖母が洋装店を開き、お客様からご要望を受けて子供服も作るようになりました。そうするうちに子供服の既製服は大好評となり、子供服メーカー「ハカタヤ」を創業しました。
―いつから百貨店で取り扱われるようになったのですか?
荒倉 2006年8月です。その当時、日本の子供服がどんどんアメカジ寄りになり、弊社の子供服が街の専門店のニーズに合わなくなってきていました。ちょうどその頃に大手百貨店から弊社の商品を扱いたいとのお話を受け、取引先を百貨店に移しました。最初はフォーマルコーナーに置いていただいていましたが、お客様のご要望を受けて少しずつポップアップショップや常設のお店が増えていきました。
全国各地の百貨店にショップがあるため、商品を実際に手に取ることもできる。
―幼少期から家業を継ぐつもりでしたか?
荒倉 弊社の子供服に対して「お客様に愛されているブランド」という認識があったため、幼い頃から「この仕事を継いでいきたい」「絶やしてはいけない」という思いを持っていました。祖母と母がいつも楽しそうに喜んで仕事をしているのを側で見ていたので、自分も自然と手伝いたいという気持ちが湧きました。
―「moononnon(むーのんのん)」の子供服の特徴は?
荒倉 弊社は創業から変わらず「子供らしいかわいさ」を追求しています。子供の魅力を引き出すデザインに加えて、子供が快適に過ごせるような服づくりを意識し、着脱のしやすさ、肌ざわりなどの機能性、素材の質感にもこだわっています。また、日頃からお買い求めいただいているお客様には、「moononnon(むーのんのん)」といえば「音符」「花柄」「刺繍」といったブランドイメージももっていただいております。
特に、女児の服は日本製のドレス、カジュアルエレガンスやフォーマルのお洋服、ガーリーなモチーフいっぱいのデザインなどを支持してくださるお客様が多いです。普段使いのお洋服はトレンドを取り入れた女の子らしいシルエットや、ブランドイメージである「音符」をワンポイントにあしらった刺繍など、細部にもこだわっています。
子供の成長に合わせたデザインや素材、シルエットなど、細部にまでこだわった服づくりを目指している。
―男児の服の特徴やポイントも教えてください。
荒倉 男児の服の中では「恐竜シリーズ」や「乗り物シリーズ」が特に好評です。刺繍やワッペン、飾りポケットなどを使い、遊びごころいっぱいに仕上げています。女児にはないシックな配色やカラフルな元気カラーを取り入れ、少し大きくなっても「かっこいい」と感じていただけるようなボーイッシュな服があるのも魅力だと思っています。
―御社の強みは?
荒倉 子供服のメーカーの中にはジュニアやベビーなど、一定のサイズのみを扱う会社が多いのですが、弊社は80センチから160センチまで、10センチ刻みの豊富なサイズ展開が強みです。少しお姉さんやお兄さんになると、「かわいらしさ」から「大人っぽさ」を意識したお洋服が増えていきますが、弊社では兄弟姉妹がお揃いで楽しめるデザインも多く取り揃えています。
弊社は上品なデザインが得意であるため、お出かけ着やピアノの発表会にピッタリな高級感のあるワンピースなどにも、ぜひ注目していただきたいです。
ベビー・トドラー・ジュニアといった幅広いサイズの子供服を製造している。
―御社の商品はどのような方から支持されていますか?
荒倉 品質や縫製、着心地、デザインにこだわりのある方や、お孫様へのプレゼント、実際に試着して親子で選びたいという方にご愛用いただいています。百貨店に店舗を構え、老舗ブランドとして積み上げてきた信頼が、今のお客様に繋がっていると思っています。
最近では公式インスタグラムなどの配信からECサイトを認知いただくケースが増えてきました。インターネットでのお買い物ではモデル写真を参考にされる方が多く、弊社のECサイトのビジュアルから伝わるブランドイメージや世界観もご支持いただけているポイントだと思っています。
―今回ご紹介いただく「日本製音符ワンピース」のポイントを教えてください。
荒倉 このワンピースは2022年春にデビューした商品です。ピアノの発表会などで弊社の服を選びたいという方をイメージして作りました。とても好評だったため、初年度発売したブルーに加え、翌年にはブラックも追加して定番商品としました。
先代が音楽をやっていたこともあって弊社の商品には音符モチーフが多いのですが、このワンピースにも音符がプリントされています。発表会のみの着用ではもったいないので、お食事会やお出かけの際にもぜひ着ていただきたい一着です。
特別な時間に彩りを添えるような「日本製音符ワンピース」。美しいシルエットに定評あり。
―自社工場で縫製しているのですか?
荒倉 「日本製音符ワンピース」は、いつも安心して依頼している日本の縫製工場で作られます。日本の縫製工場が減ったり、日本で作られる生地の種類が減ったりして、100%日本製が難しくなっていますが、それでも日本で作れる商品は日本で作り続けています。縫製工場によって仕上がりが若干異なるため、ワンピースの縫製をしている工場で縫製やシルエットの綺麗さなど、女の子らしさを表現できるところを選んでいます。
日々の洗濯にも強くなるように生地や縫製方法などにもこだわって納得のいく洋服が出来上がる。
―「ストライプ柄重ね着風Tシャツ」も人気商品ですか?
荒倉 この服も2022年にデビューしたのですが、完売が続いて今年も追加して作っています。カジュアルなデイリー用として発売したのですが、お出かけ着としても人気商品です。サイズ展開が幅広いので姉妹でコーディネートを楽しまれるお客様が多いようです。こちらの商品にも弊社らしい音符モチーフが入っています。
1枚でコーディネートがきまる重ね着風のトップス。胸元の大きなリボンと音符モチーフがかわいい。
―最後に、今後のビジョンを教えてください。
荒倉 リピーターの方からは「むーのんのんさんは、かわいいお洋服が多くて娘も私も大好きです」というお声や、「他社のブランドよりも着心地がいいみたい」などのお声をいただきます。弊社のお洋服を母から子、孫へと3世代で大切に着てくださっているお客様もいるとお聞きすることもあり、とても嬉しく思っています。
弊社は「お洋服への愛情」を大切にしてものづくりをすることで70年続いてきた会社であり、今後もその想いは変わらず子供服に向き合っていきたいと考えています。次に目指すのは100年、お子様やご家族の方の思い出の一部となれるようなブランドとして歩んでいきたいです。
―貴重なお話をありがとうございました!
「日本製音符ワンピース」(120〜160cm、全2色【ブルー・ブラック】)
価格:¥8,800(税込)
店名:子供服 通販むーのんのんオンラインストア|moo non non Online Store
電話:06-6262-1610(10:00~17:00 土日祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://nonnon.jp/c/girls_clothing/girls_dress/girls_dress_shortsleeve/5213031
オンラインショップ:https://nonnon.jp/
「ストライプ柄重ね着風Tシャツ」(90〜150cm、全2色【ネイビー・オフホワイト】)
価格:¥2,970(税込)
店名:子供服 通販むーのんのんオンラインストア|moo non non Online Store
電話:06-6262-1610(10:00~17:00 土日祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://nonnon.jp/c/girls_clothing/girls_tops/girls_tops_tshirt_shortsleeve/5224571
オンラインショップ:https://nonnon.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
荒倉慎太郎(株式会社のんのん 代表取締役社長)
1977年大阪府生まれ。アパレルの会社で3年間の修業期間を経て、2003年に株式会社のんのんに入社。2020年に同社の代表取締役社長に就任。オリジナルブランドの「moononnon(むーのんのん)」は、男女児のベビーからジュニアサイズまで幅広く展開。百貨店での販売を中心に、2014年よりはECでの販売もスタートさせる。
<文/ウツギナオコ MC/伊藤マヤ 画像協力/のんのん>