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シワになりにくく洗えるブラックフォーマル。ありそうでなかったが叶う「嫁の黒三点セット」

2024/09/18

動きやすく使いやすい。そんなレディースの作業服や事務服を作り続けているリミット株式会社。葬儀葬祭などの場に合うブラックフォーマルも、専門ブランドを立ち上げて自社工場で仕立てています。ブラウス、スカート、エプロンをそろえて着用することも可能で、1着持っていると便利なアイテムに、編集長アッキ―こと坂口明子が注目。制作秘話をリミット株式会社 代表取締役の有木宏治氏に取材陣が伺いました。

有木宏治社長
リミット株式会社 代表取締役の有木宏治氏
その他
その他
1970年に創業し、時代に先駆け通信販売に力を入れてきたリミット株式会社。
カタログはお客様と会社をつなぐ、架け橋のような存在だ。

―御社の沿革を教えてください。

有木 当社は1970年に父が創業しました。戦前戦後は、絣(かすり)の産地だったので、その流れで作業服がこの地域の産業に。女性の作業服を作っている会社がほとんどない時代に、女性服をメインとした製造販売を開始しました。

その後、女性の社会進出が増えつつあった1985年に、女子作業服メーカーとして本格的な通信販売業に業態を転換。当時、インターネットは普及していなかったため、カタログ通販を活用した形でした。父はもの作りが好きで、営業などはあまり得意なタイプではありません。そのため、営業手段としてハガキをお送りしていたのです。

対面販売が主流な時代でしたが、それでも父は「営業は心だ」と言い続けてきました。その思いを込めて、年賀状は毎年、縁結びの神として名高い出雲大社で、元旦にご祈願していただいてからお送りしております。

当社からは大体3時間半~4時間ほどかかりますし、雪道のときもある。それでも「お客様といいご縁で結ばれますように」という気持ちを込めて、通っています。これは、先代から大事にしてきたこと。私も引き継ぎ、現在も約2,000通のハガキを持ってご祈願へ向かっています。

―その他に受け継がれていることは?

有木 当社の企業理念の中に「笑顔、感謝、奉仕の心」という言葉があります。当社の従業員、制服を届ける販売店の方々、その制服を着て職場で働いておられるすべての方々に、その心をお伝えしていくこと。それも受け継いで大切にしています。

時代が急速に変化していく中で、求められるニーズは変化していく。でも、働く人が制服を着用したとき安心して作業ができること。それだけは守っていかないといけません。この思いを抱くことで「笑顔、感謝、奉仕の心」を持った製品づくりにつながり、その気持ちを伝えていくことにつながるのだと思っています。

―そうした思いの中で誕生したのが「嫁の黒三点セット」です。

有木 「嫁の黒三点セット」はセレモニーユニフォーム専門「リフィン」というブランドで展開している製品です。ブラウス、スカート、エプロンなどがシリーズになっています。

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ブラウスとスカート、エプロンなどがそろう。
着やすさと動きやすさを兼ね備えたブラックフォーマルになっている。

有木 まずブラウスですが、こちらは水仕事などのときでも使い勝手がいい七分袖。年間を通して着ていただけます。

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有木 エプロンは黒地のもの自体が珍しいかと思いますし、シワになりにくい素材。丸めてカバンなどに入れても大丈夫です。加えて汚れが目立たず、ご自宅でガシガシと洗えます。

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有木 スカートは、ウエストが総ゴム。丈も膝が隠れる長めを採用しています。フレアなので座ったり、立ったりする際にも動きやすく、使いやすいと思います。

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有木 実は、これらの商品は制服として提案していました。でも、商品撮影時にモデルさんなどが「これ、ほしい」とおっしゃって。葬儀や法事などの際にも便利なので、一般の方向けにも「嫁の黒三点セット」としてご提案を始めました。
サイズ展開も豊富で、エプロンはM、L、LLの3サイズ。スカートは5号から19号までそろえています。いろいろなシーンで着用できますので、たくさんの方に使っていただきたいです。

―「嫁の黒三点セット」の特徴は?

有木 ブラウスは、胸元が空きすぎていないデザインのため、お辞儀をしたり、物を取ったりする際に安心です。着ている方も見ている方もストレスがありません。よく見ていただくと、生地にドット柄が入っているので、浮きすぎない光沢感と華やかさも兼ね備えた1枚です。

スカートはフレアのため畳などで座る際も、ピチピチせずに膝頭も隠れる着丈感になっています。シワになりにくい素材で総ゴムなので、長時間の移動でも安心して着用いただけますし、ご自宅で洗えるのも大きなポイントです。

エプロンはワンピースのようなデザインのため、腕を通せばすぐに着用可能。後ろもマジックテープなので止めやすいです。幅広リボンを採用しており、後ろ姿もキレイ。エレガントなデザインで、ノーアイロンで大丈夫です。

「嫁の黒三点セット」は自社工場で丁寧に作っていますので、耐久性と動きやすさも感じていただけると思います。

―どのような方に着用いただきたいですか?

有木 現在、ご購入されるメイン層は葬儀社さんなどです。ただ、個人のお客様もご購入いただけますし「助かりました」というお声も頂戴します。

意外とありそうでないアイテムなので、セットでそろえていただくと、いざというときにも便利です。職業などにこだわらず、多くの方に手に取っていただきたいなと思います。

―「リフィン」ブランドについて教えてください。

有木 1990年代後半まで、日本におけるオフィス向けの事務制服は、デザイナーズブランドなど、高価なものが主流。でも、1997年ごろ、アジア通貨危機などで全国的に事務制服が縮小傾向になりました。

そこから徐々に、低コストで動きやすい制服へと世の中もシフトチェンジ。当社も働きやすさを重視した制服作りに着手し、開発・製造を進めていました。

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セレモニーユニフォーム専門のリフィン。
ありそうでなかった製品がそろう。その始まりはお客様の声からだったそう。

有木 その過程で、ショールームに見本となる黒生地の製品を飾っていたところ、「この制服は販売されているものですか」と飛び込んで来た方がいて。お話を聞いてみると、葬儀業界で働いていらっしゃる方でした。「黒い制服はあまり存在していない」とお話されていて困っている。そこで、20年前に葬儀葬祭にフォーカスしたブランド「リフィン」を立ち上げ、様々な製品を開発。現在に至ります。

―今後の展望をお願いします。

有木 もの作りの火を絶やしたくないという思いがあります。作業服は海外で生産しているものも多いのですが、「嫁の黒三点セット」は、自社工場での国内生産です。だからこそ、お直しやサイズ交換、ボタンの補充なども対応できます。

一気通貫は当社の強みですし、作り手が少なくなっている現状の中で、国内製造の火は消したくない。ブラックフォーマルは、縫製技術が高くないとできないものです。だからこそ、日本の高い技術力と製造の火を守りながら、次の時代に伝承していきたいと考えています。

そして、ブラックフォーマルに限らず、衣類を通して働く人を応援していく。その思いを持って、今後も皆様に愛される製品を開発していきたいと思います。

―貴重なお話をありがとうございました。

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「嫁の黒三点セット」
価格:¥7,040(税込)~
店名:セレモニーユニフォーム専門 リフィンショップ
電話:0120-06-6330
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://li-fin.com/?mode=cate&cbid=2816939&csid=0
オンラインショップ:https://li-fin.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
有木宏治(リミット株式会社 代表取締役)

1970年広島県生まれ。文教大学人間科学部を卒業後、リミット株式会社に入社。配送センター、縫製工場、企画、など各部署を経て、1998年専務就任後、中国独資工場設立に携わり、2008年代表取締役就任。

<文/青柳舞子 MC/油井直美 画像協力/リミット>

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