今回、編集長アッキーの目に留まったのは「EVA(イーブイエー)キッズ」の絵本たてと、おもちゃばこ。徹底的に子どもの安全を考えられた家具で、柔らかい素材や転倒したときのリスクも考えられています。また、知育につながることも嬉しいポイントです。今回は製造・販売する株式会社充英アートの代表取締役社長、坪井利恭氏に取材陣がお話を伺いました。
子どもたちの安全と知育を両立する「EVAキッズ」のえほんたてとおもちゃばこ
2024/09/19
―会社の沿革を教えてください。
坪井 弊社は、現在のヤマハ株式会社の製造加工指定工場として、1959年に創業しました。創業後ピアノやオルガンの部品製造を開始して、1967年からギター、1975年から木製品の家具製造に着手しました。
しかしこの頃、楽器用部品の仕事の依頼が減ってきたそうです。そこで自社商品を販売しようと、1979年に自社ブランド「アップル」を設立しました。
販売先を開拓するため、トラックに自社の家具を積んで、百貨店のバイヤーに持っていったそうです。色々と要望を受けて改良することで、百貨店の家具売り場に置かせてもらえるようになりました。
その後、通販会社にも取り扱ってもらえるようになったことで、弊社の家具を全国的に広げられました。
その中で、全国のお客様の声やバイヤーさんの意見を聞いて勉強できるようになりました。この経験から、品質でもサービス面でも全国で通用する企業になれたと思います。
―社長就任の経緯をお聞かせください。
坪井 子どもの頃から、なんとなく家業を継ぐ考えはあったものの、大学卒業後は住宅メーカーに就職しました。しかし、3年で会社が倒産。その後は職を転々としながら、自分はなんの仕事をしたいのだろう?どんな生き方をしたいのだろうと考える日々を長く過ごしていました。
2003年、30歳のときに、親から「インターネットでの販売を始めたが、お前の方がよくわかるだろうから家業を手伝ってくれ」といわれました。その頃はインターネットでの買い物が世間に浸透し始めていたころ。
自分もパソコンは苦手ではないため「自分がしたい事ではなく必要とされるところで頑張ることも意義があり、面白いのではないだろうか?」を考えました。家業に人生の活路を求め弊社に入社したのです。
最初は現場の工場や販売先の担当として品質管理などを行いました。クレーム対応も行う中で、お客様のニーズを学ばせていただきました。
社長に就任したのは2013年です。社長就任後は会社内部の整理に力を入れました。社員のみなさんが働きやすいように、問題点を解決して仕事の流れをスムーズにし、無理なくまじめに勤め続けられる環境を整えることが自分の経営スタイルだと考えるに至りました。
大きな問題より小さな問題を解決することが大事、その積み重ねは必ず企業の力の礎になると思うのです。
―企業として大切にしていることを教えてください。
坪井 弊社では、営業理念を「夢、カタチになれ」と定めています。お客様の夢をカタチにする企業(メーカー)でありたいです。お客様の「理想の居住空間という夢」をカタチにするため、家具で貢献します。
―「EVAキッズ」はどのような家具ですか?
坪井 「EVAキッズ」は、東日本大震災が発生した後に、小さな子どもを持つスタッフが考えました。幼児が家具で怪我をしないように設計されているため、安心して使える家具です。
EVAという柔らかい素材を使い、転倒して家具に頭や顔をぶつけても、怪我をしないように考えられています。また、柔らかすぎるとすぐにボロボロになって取れてしまうので、最適な硬さにしています。
ほかにも、家具が転倒したときに下敷きになりにくい高さ、下敷きになっても負荷がかかりにくい丸みに設定しました。手をはさまないように、可動部をなくしたり隙間を作ったりなどの工夫もしています。
さらに、抜け落ちた部品を踏んで怪我をしないように、金属部品を極力使用していません。安心の国産であり、低ホルムアルデヒドです。
柔らかくて安心な素材、EVAを使用。
環境ホルモンを含まないため、口に入れても安心です。
―知育も大切にしているとか。
坪井 子どもに家具自体を気に入ってもらい、自ら親しんで使うことで、大きさ・高さ、重さ・バランス・整理を覚えられます。お子さんが自らが片付けたいと思うように、色や高さなどを設計しました。また、クレヨンや色鉛筆で描いても、さっと消せる素材です。
小さいお子さんがいる家庭、安心安全で柔らかみと彩りのある収納を求めている方に手に取っていただきたいです。
えほんたては「カラフルで子どもが気に入っている」などの声をいただいております。おもちゃばこは「低いので子どもがつかまりやすい」「上の段も子どもの手が届くため、まんべんなく使える」などの感想が多いです。
クレヨンや色鉛筆で描いても、さっと消せる。
面倒な組み立てもなく、箱から出してすぐに使える。
―今後の展望を教えてください。
坪井 ご紹介した商品のように、子ども向けの家具を作っていることもアピールしていきたいです。
また、家具の枠にとらわれない製品の提供を考えています。家具というより、物を置く・納める場所と捉え、求める人に最適な形で提供したいです。
前段で申しました「夢カタチになれ」は企業様に対しても同じ思いです。「理想の職場をつくる手助けができないか?」といつも真剣に考えております。お客様の職場に合った使い勝手のいい引き出し、ワゴン、収納などとことん追求してまいります。
―貴重なお話をありがとうございました。
「EVAキッズ えほんたて 幅50cm」
カラー:レッド・ブルー・グリーン・ブラウン・ホワイト
価格:¥12,980(税込)
店名:知育家具のカラコロ
電話:0120-600-875(9:00〜17:00 土・日・祝日・冬期・夏季休暇除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/caracoro/ps-50s/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/caracoro/
「EVAキッズ おもちゃばこ 幅65cm」
カラー:レッド・ブルー・グリーン・ブラウン・ホワイト
価格:¥20,680(税込)
店名:知育家具のカラコロ
電話:0120-600-875(9:00〜17:00 土・日・祝日・冬期・夏季休暇除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/caracoro/ob-65m/?variantId=13
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/caracoro/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
坪井利恭(株式会社充英アート 代表取締役社長)
1973年1月3日生まれ。静岡県浜松市出身。地元の高校を卒業後、大阪の大学を出て、大阪で就職、そこで商売やビジネスについての基礎を学ぶ。家具、書棚の転倒防止を事業として行う中、防災士の資格を取得。趣味:昔のゲーム。
<文/林本直 MC/油井直美 画像協力/充英アート>