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肌にも環境にもやさしい真の無添加石けん「シャボン玉浴用」「純せっけん洗顔」

2024/09/30

今回、編集長アッキーこと坂口明子が注目したのは、ロングセラーの無添加石けん「シャボン玉浴用」と今春発売された「純せっけん洗顔」。50年以上にわたり無添加石けんのよさを広め続けてきたシャボン玉石けん株式会社のアイテムです。揺るがない無添加へのこだわりと製品の魅力について、代表取締役社長の森田隼人氏に取材陣がお話を伺いました。

森田隼人社長
シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長の森田隼人氏

―以前は合成洗剤の製造・販売をしていたそうですが、無添加石けんに切り替えられたのはなぜですか?

森田 1960年代に当時の国鉄から依頼を受けたのがきっかけです。その頃は父、森田光德が社長を務めていました。父が試行錯誤の末に作った無添加石けんを試しに使ってみたところ、長年悩まされていた湿疹が改善したのです。合成洗剤に原因があると気づいたのです。

しかし、無添加石けんを商品化しようと営業しても、合成洗剤全盛の時代で取引先から断られ続けました。父は会社では合成洗剤を販売し、自宅では無添加石けんを使うという二重生活を送る日々に葛藤していたようです。体調を崩して病院に駆け込むと、いつ死んでもおかしくない」と言われ、即入院となったそうです。死を意識して「人間は必ずいつか死ぬ。それなら本当に正しいと思うことをやろう」と決意した父は、退院翌日に全社員の前で「合成洗剤をやめて無添加石けん一本でいく」と宣言したのです。

その他
無添加石けんに舵切り後に売上は激減し、100人いた従業員はわずか5人に。
17年間の赤字という苦境の末に先代社長の著書がベストセラーとなり黒字化したという歴史を持つ。

―社長就任の経緯を教えてください。

森田 子供の頃から自然と「家業を継ぐもの」という意識はありました。大学卒業後の2000年にシャボン玉石けんに入社し、翌年に取締役、2002年に取締役副社長に就任。「無添加石けんのよさを伝え、広げていく」という想いを父から受け継ぎ、変えることなく守ってきました。

また社員みんなで力を合わせて会社を盛り立てていこうと考え、若い世代も活躍しやすい組織作りを大切にしています。今では役員の半数以上が私と同世代になりました。

―無添加石けんを作る上でのこだわりを教えてください。

森田 今も守り続けているのが「ケン化法」という製法です。大量生産で作る石けんであれば、アルカリと、油脂から保湿成分を取り除いた脂肪酸を混ぜ合わせる「中和法」で4~5時間で作ることができます。

一方で「ケン化法」は、保湿成分を残した油脂とアルカリを混ぜ合わせ、職人が1週間以上時間をかけてじっくり丁寧に炊きこんで作る製法です。保湿成分を含んだ石けんができ、洗浄力と保湿力を両立させられるのが特長です。時間もコストもかかりますが、その分、肌や環境への優しさを兼ね備えています。

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「本当にいいものをお客様にお届けしたい」という思いから、50年前からずっと手間暇かかる製法で石けんを作り続けている。

―そもそも“無添加”とは合成香料などが入っていないということでしょうか?

森田 正確にはそうではありません。我々が考える“無添加”というのは、主成分しか入っていないということ。液体であれば水とその主成分、シャボン玉石けんで言えば石けん素地だけが入っている状態を指します。この考え方のもと、50年間無添加石けんにこだわり続けてきました。

近年は“無添加“という言葉だけが独り歩きしつつあります。「無添加=何も入っていない・安全」という誤った認識が広がるのはよくない。主成分が何で、何が入っている・入っていないのかをきちんと見極めることが大切だと考えています。

―ロングセラー商品の「シャボン玉浴用」について教えてください。

森田 「シャボン玉浴用」はお風呂で使っていただくための固形石けんです。この商品の特長は、何と言っても「1つで全身洗える」という手軽さ。髪も顔も体も、これ1つで洗えてしまいますし、お子様からご年配の方まで、また敏感肌の方にも使っていただけます。160円以下とリーズナブルなのも魅力です。

ただ単純に無添加というだけではなく、保湿成分のグリセリンをしっかり残しているからこそ、さっぱり洗えるのに洗い上がりは肌がつっぱりにくい。さらに泡切れがよく肌に残りにくいという特長もあります。また、石けんは汚れに結び付くと洗浄力を失うため必要以上に皮脂を取りすぎません。肌をいたわりながらも汚れはしっかり落とせます。

商品
ロングセラーの浴用せっけん。
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シャボン玉石けんを代表する商品の1つ「シャボン玉浴用」は、無添加石けんを使ったことがない方にもおすすめのアイテム。

―今年発売された「純せっけん洗顔」の泡タイプの魅力を教えてください。

森田 「純せっけん洗顔」は無添加石けんの良さを生かしつつ、若い方にも手に取ってもらいやすいよう開発した商品です。無添加石けんの良さを活かしながら、泡質やしっとり感によりこだわっています。

きめ細かいモチモチの泡が肌を包み込むような使い心地を体感していただけます。合成界面活性剤を一切入れていませんが、泡立ちのよさには自信があります。

多くの方に無添加石けんを使ってほしいという思いから、思い切って600円台という価格に抑えました。男性の方にもおすすめです。私も毎日使っています。

商品
洗顔せっけんは泡タイプ・固形タイプの2種類。
商品
「ケン化法」の製法も変えることなくシンプルな処方のままモチモチの泡を実現。
泡で出てくるから時短にもなる。

―今後の活動や展望について教えてください。

森田 近年は「無添加」や「オーガニック」という言葉が一人歩きしている現状に危機感を抱いています。赤ちゃんの肌にとっての優しさをはじめとした石けんのよさを、若い世代をはじめ多くの方に正しく伝えていく活動を改めて進めたいと考えています。時代に合わせた進化も大切にしながら、「健康な体ときれいな水を守る。」というシャボン玉石けんの変わらない思いを、これからも実践していきます。

―貴重なお話をありがとうございました。

商品

「シャボン玉浴用 3個入」(100g×3)
価格:¥478(税込)
店名:シャボン玉石けん公式通販
電話:0120-4800-95(平日8:30~17:30)
定休日:土・日・祝日(インターネットでのご注文は24時間365日受付)
商品URL:https://www.shabon.com/shop/item/3112
オンラインショップ:https://www.shabon.com/shop/

商品

「純せっけん洗顔泡タイプ本体」(200mL)
価格:¥660(税込)
店名:シャボン玉石けん公式通販
電話:0120-4800-95(平日8:30~17:30)
定休日:土・日・祝日(インターネットでのご注文は24時間365日受付)
商品URL:https://www.shabon.com/shop/item/3173
オンラインショップ:https://www.shabon.com/shop/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
森田隼人(シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長)

1976年、福岡県生まれ。2000年3月専修大学経営学部経営学科卒。同年4月にシャボン玉石けんへ入社。関東エリアの卸店、百貨店、スーパー、ドラッグストアチェーンなどへの営業に携わる。その後、取締役副社長などを経て、2007年より現職。無添加石けんの良さや環境問題などについて広く社会に伝えるため、講演活動も積極的に行っている。

<文/西村初音 MC/三好彩子 画像協力/シャボン玉石けん>

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