伊勢志摩産のベビーパールを使用！上品さが魅力の「アコヤベビーパールネックレス N-56」

2024/08/29

真珠の加工・販売を行う「株式会社パールファルコ」は、1986年に伊勢志摩で創業しました。三重県は、真珠の養殖が発祥した地であり、国内の三大産地としても知られる場所です。今回、編集長アッキーが注目したのは、伊勢志摩でとれたベビーパールでつくられたジュエリー。日本でとれる真珠の特徴やジュエリーの楽しみ方について、同社で代表取締役を務める牧戸敏和氏に取材陣が話を伺いました。

―起業前は、船関係の会社に勤められていたとか。

牧戸　大学を卒業してから12年間勤めていました。その会社では、どのような航路で船を進めるか指示を出す仕事のほか、営業や企画室などでの業務を担いました。改めて考えると、それなりに恵まれた環境の中で、いろいろな経験を積ませてもらったなと感じています。

―起業した経緯は？

牧戸　勤めていた会社の事業は、市場の状態に非常に左右されるものでした。業績が右肩下がりでも、近年のように人員整理などの政策をとれる時代ではなかったので、財務改善を試みるには、会社を合併するといった政策をとるしかありません。
そこで先輩や同期がいろいろな会社に分かれていくのを目の当たりにしましたし、会社の未来を考えたときに、私も潮時なのかもしれないなと思ったんです。ちょうど1980年代の半ば頃で、いわゆるバブル経済だったころもあり、地元である三重県の伊勢志摩で商売をしようと考えて起業に至りました。

―真珠産業が盛んな伊勢志摩だから、真珠の事業を？

牧戸　そうですね。伊勢志摩は真珠の養殖が発祥した地で、地場産業として栄えています。当時は真珠業界も非常に明るい業界だったので、挑戦してみようと思いました。
ただ、私は何か特別なスキルを持っていたわけではありませんし、真珠やジュエリーとも無縁。資本もほとんどありませんでした。そのため、いろいろな助けをいただきながら、わずかな資本でスタートしました。

日本で生息しているあこや貝から採れるあこや真珠。
透明感とキメの美しさが特長だ。

―会社を設立してから、苦労したことは？

牧戸　順風満帆とは言わないまでも、弊社はそれなりに右肩上がりで成長することができました。ただ、今は非常に厳しい状態です。
1986年に創業して以来、弊社では主に団体のお客様をターゲットにBtoBの事業を展開しています。しかし、コロナ禍を契機に旅行形態が変わってしまったので、団体のお客様がかなり減ってしまいました。今後は、BtoCの戦略を立てていかなければならないなと考えているところです。

―BtoCの取り組みとしては、どのようなことを？

牧戸　パソコンの扱いに慣れていたり、デザインをよく知っていたりする若い社員を中心に、エンドユーザーへアプローチする戦略を立ててもらっています。また、道行く方々に少しでも興味を持っていただくきっかけを作れるよう、路面店では立て看板を出すといった工夫もしています。
ただ、日本の市場では頭打ちになりつつあるので、シンガポールにも店舗を展開するなど、国内だけでなく海外の販路も見出しているところです。

―日本の真珠として、有名なものは？

牧戸　あこや貝からとれるあこや真珠です。真珠にはいろいろな種類があり、比較的大きな玉になっているものは、オーストラリアやインドネシアなど暖かい海でとれる南洋真珠であることが多くなっています。
一方であこや真珠は、寒暖差のある海でとれます。比較的小さめの真珠ですが、透明感とキメの美しさが魅力です。貝が小さな頃から大きく元気に健康的な状態で育てると、きれいなあこや真珠がとれるようになります。

あこや真珠を使用して作られた
「アコヤベビーパールネックレス N-56」。

―ご紹介くださるのは、「アコヤベビーパールネックレス N-56」。

牧戸　この商品にはグレー系のあこや真珠を使っており、3～4ミリほどの大きさのものを1連でつなげています。若い方からご年配の方まで、年齢関係なく興味を持ってくださっているネックレスです。
5～6mm以下の小ぶりなパールは、「ベビーパール」と呼ばれておりに、特に伊勢志摩のものは近年人気の高い真珠になっています。

―人気の理由は？

牧戸　ベビーパールを使っているところと、フォーマルでもカジュアルでも使いやすいところが人気の理由です。さりげなく身に着けられる優しいデザインなので、日常使いもしやすくなっています。
また、冠婚葬祭の際に真珠を身に着ける方もいらっしゃると思いますが、華やかさがある白やピンクのものを冠婚に、落ち着いたグレーのものを葬祭にと使い分けている方も多いです。そのため、ベビーパールに限らず、冠婚葬祭用のネックレスであっても「グレーの真珠を持っていないので」と、購入してくださる方もいます。

艶やかさもありながら、落ち着いた色合い。
シンプルなファッションにも合わせやすい。

―日常的に真珠を楽しむには？

牧戸　女性の場合は、ちょっとお出かけする際にもお化粧をされると思います。それと同じような感覚で、外に出る際に身に着けていただけるとうれしいです。
真珠のジュエリーは、「冠婚葬祭をきっかけに購入した後、何年も身に着けていない」という方が多いですが、もったいないのでぜひ気軽に身に着けてください。また、冠婚葬祭用のネックレス以外にも、ベビーパールのようなカジュアルに使える真珠ジュエリーはたくさんあります。そして、真珠にはダイヤや色石とは一味違う上品さや優しさがあるので、その魅力を楽しんでいただけるといいなと思っています。

―弊社は、お客様にとってどのような存在になれるといいなとお考えですか？

牧戸　真珠は、親から子へと受け継がれることも多く、贈る側にも贈られる側にもそれぞれのストーリーがあります。弊社の商品を、両者の橋渡しとして選んでいただけるといいなと願っています。

―真珠に関していろいろと教えてくださり、ありがとうございました！

「アコヤベビーパールネックレス N-56」
色：グレー系
大きさ：3.5-4.0mm
形：ラウンド
金具：K18WG
価格：¥132,000（税込、送料込）
店名：Pearl Falco
電話：0120-10-8065（9:00～16:00）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://www.p-falco.com/item/15605/
オンラインショップ：https://www.p-falco.com/