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日本製にこだわった大人に似合うカジュアルローファーとスポックシューズ

2024/09/05

今回、編集長アッキ―こと坂口明子が気になったのは、大人に似合うローファーとスポックシューズ。シンプルながら履き心地や履きやすさにこだわった1足は、オンでもオフでも愛用できる美しい革靴です。手掛けているのは、学校制定靴のトップシェア企業であるHARUTA。制作の裏側を株式会社ハルタ 代表取締役の春田勲氏に取材スタッフが伺いました。

株式会社ハルタ 代表取締役の春田勲氏
株式会社ハルタ 代表取締役の春田勲氏

―沿革を教えてください。

春田 株式会社ハルタは1917年に祖父が創業しました。当時は、靴の黎明期。革靴を履くのは財閥出身の方たちに限られていたそうです。既製品などはなく、完全オーダーメイド。お屋敷に出向いて靴を作る時代でした。
その矢先、祖父がアメリカの靴工場を見に行く視察団に選ばれツアーに参加。既製靴をたくさん作る技術を見たことが転機になりました。革靴が身近ではなかった時代に、機械で靴を生産する。その方向に舵を切る流れになったと聞いています。
設備投資をして、接着技術を高め機械で靴を生産できるような体制を整えたことで、HARUTAの靴が安くご提供できるようになりました。それは、多くの方に広がるターニングポイントになったと思います。

―主力製品は?

春田 当初は子ども靴を作っていましたが、先程お伝えしたアメリカ視察の際に、一足のローファーを持ち帰っていました。日本は、玄関で靴を脱ぐ文化です。紐のない靴は、日本では受け入れられる。そう感じて、持ち帰ったローファーを模して作り始めたのが、HARUTAのローファーの始まりです。
その後、国内における生活様式の変化とともに、学生に向けた革靴の製造・販売に力を入れるようになりました。1980年代になるとDCブランドの流行によって、制服もセーラー服や学ランからブレザーへ。ローファーとの親和性も高まり、ローファーの需要も一気に高まっていきました。
学生向けのローファーは現在も主軸商品ですが、近年は大人向けの革靴も制作を開始。これまで培ってきた技術を使って、「大人HARUTA」と呼んでいるシリーズも強化しています。
学生時代に愛用いただいていたお客様も多く、店頭では「懐かしい」と、また履いていただけるお客様もいます。2世代、3世代に渡ってハルタの靴とお付き合いいただいている方もたくさんいらっしゃるのはうれしいことです。
日本製で、安心安全。海外からの輸入浸透率が90%以上を占めるシェアの中で、日本製であることはこだわりです。履き心地と履きやすさを追求した靴作りは続けていることも、リピートいただける要因かなと思っています。

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カラーバリエーションも豊富な「カジュアルコインローファー(#230)」。
大人に似合うスタイリッシュなデザインが魅力的な一足になっている。

―「カジュアルコインローファー(#230)」は大人向けの一足です。

春田 これまで展開してきた学生向けのローファーよりも、少しシュッとして大人びたラインを醸し出していることがひとつの特徴です。それからカラー展開。定番の黒、ブラウン以外に、白、グリーン、レッド、ブルーを用意しています。
また、ポイントとしてはオプションパーツがあること。コインを挟む穴にタッセルなどを後付けできる仕様です。着せ替えができるオプションは、非常に好評で大人気。自分でカスタマイズできるため、オンでもオフでも履いていただけるカジュアルローファーになっています。

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タッセルなどオプションパーツも充実。
自分だけの一足を作ることができる。

―主な購買層は?

春田 20代から30~40代のお客様まで、幅広いです。ガラス張り加工した光沢のある牛革は高級感がありますし、履くことで足に馴染んできます。
基本はベーシックなローファーデザインですが、自分の好みに合わせてカスタムできる。多様化の時代に合い、履く人の個性があふれる一足になっていると思います。非常に好評でロングセラーな一足です。

―「スポックシューズ(#150)」も「大人HARUTA」の商品です。

春田 「レディーススポックシューズ(#150)」は、紳士靴の「メンズスポックシューズ(#850)」がきっかけにあります。「メンズスポックシューズ」の発売は、ローファーよりも古く1955年。当時の販売価格が850円ということで「#850」が付いています。

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1955年に生まれた男性向けのスポックシューズ。
約半世紀の時を経て女性向けも誕生。
夫婦やカップルで、おそろいで履くことができるシューズになった。

春田 時代を経て「レディースも販売してもらえませんか」という声が非常に増え、レディース展開をしたのが「レディーススポックシューズ」です。「メンズスポックシューズ」の発売から半世紀以上。今では男女でおそろいを購入される方もいらっしゃるほど。ストーリーのある製品になってきています。

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カットラインから足元が見えるデザイン。
ソックスとのコーディネートを考えるのも楽しい。

―ポイントは?

春田 スポッと履けて、スポッと脱げるため「スポックシューズ」という名前を付けました。脱いだり履いたりするのが楽なことはポイントです。
脱ぎ履きがしやすいように考えられた特徴的なカッティングですが、前から見ても横から見てもスタイリッシュ。同時にシンプルなデザインなので、どのような洋服のスタイルにも合わせやすく、コーディネート提案がしやすいアイテムとして喜ばれています。素足で履くのもおすすめです。

―どのような方に手に取っていただきたいですか?

春田 「カジュアルコインローファー」も「レディーススポックシューズ」も、革靴が好きで、きれいめカジュアルなコーディネートを楽しみたい方に提案したいアイテムです。
HARUTAは学生靴のイメージが強く、それしかないのではという印象を持たれている方が非常に多い。でもラインナップが増えております。通信販売ではサイズ交換は無料で行っておりますので、ぜひ一度、お試しいたけたらうれしいです。

―今後の展望を教えてください。

春田 日本国内のみならず海外展開も広げていきたいと考えています。日本のスクールファッションは、海外の人たちに人気となっている傾向です。韓国、中国、台湾、香港。最近ではアメリカやイタリアにも輸出する機会が増えています。
日本のHARUTAから世界のHARUTAとなれるように成長していきたい。そして、品質面や機能面でお客様に喜ばれる製品作りを、変わらずに続けていきたいと思います。

―貴重なお話をありがとうございました。

カジュアルコインローファー

「カジュアルコインローファー(#230)」
価格:¥14,080(税込)
カラー:シロ、クロ、レッド、ブラウン、グリーン、ブルー
サイズ:22.5、23.0、23.5、24.0、24.5、25.0
店名:HARUTA
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.haruta-shoes.co.jp/items/01002300
オンラインショップ:https://www.haruta-shoes.co.jp/

レディーススポックシューズ

「レディーススポックシューズ(#150)」
価格:¥11,550(税込)
カラー:シロ、クロ、ローター、ダークブラウン
サイズ:22.5、23.0、23.5、24.0、24.5、25.0、25.5
店名:HARUTA
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.haruta-shoes.co.jp/items/01001500
オンラインショップ:https://www.haruta-shoes.co.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
春田勲(株式会社ハルタ 代表取締役)

1963年生まれ。4年間の修業を経て1994年に株式会社ハルタへ入社。2021年に代表取締役に就任。

<文/青柳舞子 MC/菊地美咲 画像協力/ハルタ>

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