みのる産業_top

つきたてのおもちが簡単で短時間で作れます!おしゃれで小ぶりな「3合もちつき機 つき姫」

2024/11/28

今回、編集長アッキーが気になったのは、家庭用の小型もちつき機です。商品を開発したみのる産業株式会社・代表取締役社長の生本尚久氏に商品の魅力を取材陣が伺いました。

みのる産業株式会社・代表取締役社長の生本尚久氏

みのる産業株式会社・代表取締役社長の生本尚久氏

―創業の経緯・事業内容を教えてください。

生本 祖父が創業したのが昭和20年(1945年)、今年で80年目になり、父が2代目、私は3代目です。
祖父はもともと大阪の軍事工場に技術者として勤務していました。そこでいろんな技術を学んで、終戦後、地元の岡山に戻ってきました。岡山の荒れ果てた農地を見て、農業を復興することを決めたそうです。最初は鍬や鎌を修理する仕事からスタートし、農家の方の困りごとを聞く中で、除草剤散布機をはじめ、いろんな商品を開発していきました。農機具を開発することが社会の復興につながるという思いがあったのです。

その後、鉄やスチールなどの重たい金属とは違う軽いプラスチックに着目し、背負いの噴霧機を開発しました。みのる化成という子会社を作ってプラスチック事業がスタートし、農業機械、農業資材をベースとした事業から自動車の部品、スタジアムのシートの生産まで手掛けており、今は農業機械事業に負けないぐらいの売上規模があります。

また我が社が開発した固化培土を活用した壁面緑化事業があります。そこから派生した新たな展開として、新育苗資材イチゴエクセルキューブがありますが、農家の皆さんは失敗したくないという思いが強いので、いくら機能に優れていても世になかった発明品の普及には苦労しています。ただ、実験農場では絶大なる成果を得られているので、全国展開を図っている最中です。

みのる産業_2

もちつき機とは思えないスタイリッシュなデザイン。

―小さい頃から家業を継がれるつもりでしたか。

生本 祖父も一緒に住んでおり、どういう会社なのかは幼少の頃からわかっていて、家業は身近な存在でした。兄弟は3人で、「みんなで力を合わせて会社を発展させてほしい」という祖父の思いは伝わってきました。私は3人兄弟の真ん中ですが、多角事業の中のどの部分かはわからないけれど家業を継いでいくのだろうなという気持ちはありました。

―創業時から守られている考えはございますか。

生本 祖父は開発精神と研究精神の旺盛な人物で、岡山の発明王と呼ばれてきました。そういった創業の精神を大切にしていかなければならない、それで生まれてきたコア技術をさらに成長させていかなければならないということを常日頃から社員に話しています。今回取り上げていただくもちつき機は創業者が大切にしてきた商品で、家庭用のもちつき機「つき姫」は父が大切に育んできた商品です。

―ご紹介する「3合もちつき機 つき姫」の誕生のきっかけを教えてください。

生本 昔は正月に親族が集まって、もちをついて振る舞う習慣がありました。しかし核家族化が進み、たくさんおもちを作るのではなく、余らない形で作れるもののほうが普及していくのではないかと考え、小ぶりの食べきりサイズのもちつき機を2015年に開発しました。おかげさまで今年8月の時点で販売台数は2万9,400台の人気商品となりました。

みのる産業_3

蒸す→つくがわずか25分でつきたてのおもちが食べられる。

みのる産業_4

お好みの大きさに丸めて、好きな味で!たとえばきなこもち。

みのる産業_5

定番のシンプルいそべ餅もおすすめ!

―商品の特徴を教えてください。

生本 一般のもちつき機は完成までに1時間以上かかりますが、つき姫は25分で蒸すからつくまでできるのが特徴です。水ともち米を入れて、「むす」と「つく」のスイッチを1回ずつ押すだけで作れるのでとても簡単です。持ち運びから取り出しまで、高齢の女性でも軽々とできるのも喜ばれています。
操作も簡単でシンプルに説明書の通りにやっていただければ、どなたでもおいしいおもちをつくることができます。つきたてのおもちのおいしさは感動的で、なにもつけなくてもおいしいくらいです。

みのる産業_6

重さは4.3キロで、従来のもちつき機に比べて軽くて持ち運びも簡単。

―今回、リニューアルされたとのことですが、どんな点が改良されたのかでしょうか。

生本 中身は変わっておらず、見た目が変わりました。最近の人気家電がマット加工なので、つやをなくしてスタイリッシュな感じにしました。使い終わったら片付ける家電ではなく、キッチンに置いてもかっこいい見た目ならば、使っていただける回数が増えるのではと考えました。

―もちつきだけでなく蒸し器としても使えるのですね。

生本 付属品でむし容器もついており、水を入れてセットするだけで通常の蒸し器として使えます。以前はむし容器の下に穴が開いていましたが、そこを埋めて完全に汁が漏れないようにしたので、汚れもつきません。さつまいももホクホクになります。

みのる産業_7

蒸し料理もできる。

―商品開発にあたって苦労はございましたか。

生本 通常のもちつき機は、つくハネが大きいのですが、つき姫は容量が小さいので、羽も小さくする必要がありました。でも羽を小さくするとコシや粘りが出にくくなるので、どうすればいいか研究し、突起わずか1ミリの羽を毎分1,500回転させることで、もちに入る気泡を抑え、形が崩れにくいもちを実現しました。

―商品はどんな方に使っていただきたいですか。

生本 核家庭が進んでいく中で、もちつき機によって祖父母と孫が触れあい、コミュニケーションの場となればいいですね。また、もちつきは日本の伝統文化なので、この商品を使うことで、若い人にもっとおもちを食べてほしいという思いがあります。

―お客様から届いている声で印象に残っている言葉はございますか。

生本 一人暮らしの高齢者の方からお電話がありました。おもちが大好きなのだけれど、昔ながらの大きいもちつき機しか持っておらず、食べなくなってしまっていたそうです。でも、娘さんにつき姫を送ってもらうと、一人でもつきたてのおもちが食べられるようになり、すごくうれしいとお伝えいただきました。販売サイトのレビューを見ても、手軽に作れて、軽く、場所をとらないというところが評価されているようです。

―お手入れはどうすればいいでしょうか。

生本 ホッパーとハネは、使用後すぐに取り出して、汚れを拭きとるか、水で洗うだけです。おもちが固まって取れない場合は、時間をおいて固まった後に指を使って取ってください。

―今後の目標や会社のビジョンをお聞かせください。

生本 農業を切り口に、ぶれることなく事業を進めていきたいと考えています。一方で、父からも祖父からも「農業に生かされて大きくなってきた会社だけども、農業にこだわらない分野も大切にしていかなければいけない」と言われてきました。ただ、農にこだわらない部分と言っても、やはり創業の理念である独創性を意識しながら事業展開をしていきたいと思っています。
今の主力商品は田植え機ですが、寒冷地の北海道でおいしいお米作りができるよう50年前から寄り添って開発してきたという経緯があります。お米作りには思い入れが強く、その流れの中でのもちつき機を開発しました。コアビジネスは大切にしていきながら、農家や一般家庭に役立つ新しい商品開発をしていくことが会社の生命線だと思っています。

―貴重なお話をありがとうございました。

「3合もちつき機 つき姫」(リッチブラック・リッチホワイト)
価格:リッチブラック¥26,500(税込)、リッチホワイト¥25,630(税込)
電話:086-955-1122(8:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://tsukihime.jp/lp/
オンラインショップ:https://www.tsukihime.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

生本尚久(みのる産業株式会社 代表取締役社長)
1969年岡山県生まれ。1992年明治学院大学卒業、1995年みのる化成入社。2016年みのる化成代表取締役社長に就任、2021年みのる産業代表取締役社長に就任。

<文/垣内栄 MC/伊藤マヤ 画像協力/みのる産業>

OFFICIAL SNS

Instagramでハッシュタグ#お取り寄せ手帖を検索。

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter