
デザイン性と機能性を兼ね備えたスタイリッシュな「リビングポット(AHW-101)」「ステンレスマグ(ANA-28)」
2025/04/04
今回、編集長アッキーが気になったのは、ステンレスのリビングポットとマグです。商品を販売するピーコック魔法瓶工業株式会社 代表取締役社長の山中千佳氏に商品の魅力を取材陣が伺いました。

ピーコック魔法瓶工業株式会社 代表取締役社長の山中千佳氏
―会社の沿革を教えてください。
山中 創業が1950年で、輸出用のガラス魔法瓶の製造販売を行ってきました。現在はステンレス魔法瓶、ステンレスボトル、ジャグキーパーやポット、電気ポットや電気ケトル、電気調理器などを取り扱っています。
―どのような経緯で社長になられたのでしょうか。
山中 兄がいるため家業を継ぐつもりはなく、商社で営業職を経験した後は、ゴルフにはまってダンロップに転職しました。父から身内に財務を担当して欲しいと言われていましたが、経理に関する知識がほとんどない状態で、最初は父の誘いを断っていました。しかし最終的には家業を支える決意を固め、簿記の学校に1年通って2006年に入社しました。入社してからは業務効率化のためのシステム的な改善の仕組みを作っていきました。
社長になるとは夢にも思っていませんでしたが、兄が体調を崩したことから、2015年、私が4代目として後を継ぐことになりました。就任してからは父のもと帝王学を学びながら社長業を行ってきましたが、2019年に父が急逝し、会社を長く存続させていくためにも自分の力で改革しなければと決意を新たにしました。

リビングポットはマグと一緒に使うことで、
より保温保冷効果を高めることが可能。
―どういった方針で製品開発を進めていらっしゃいますか。
山中 魔法瓶業界で生き残っていくためには、マーケットづくりが必要だと考えました。多様化の時代で、BtoBから消費者目線の製品開発にシフトし、EC市場にも積極的に参入しました。従来の販売チャネルに加え、2021年から楽天、Amazon、Yahooで公式オンラインショップを開設し、消費者との直接的な接点を強化しました。また私が社長に就任してからは、女性の視点を重視し、女性社員を積極的に採用するようになりました。
―EC市場でヒットした製品について教えてください。
山中 ボトルの販売は参入が遅かったことから最初は苦戦していました。その中でも、昨年「アイスパック」が大ヒットしました。これは、シリコン製の容器に水を入れて冷凍し、それを魔法瓶構造の専用ホルダーに入れることで冷却効果を持続させるクーリングアイテムです。熱中症対策として注目され、メディアにも取り上げられました。EC市場では、写真を使って実店舗では伝えきれない製品の特長を詳細に説明できるため、新たな発見がありました。
「おうち居酒屋シリーズ」という魔法瓶構造の酒器商品も人気あります。

ステンレスマグは2023年度グッドデザイン賞を受賞。
―今回ご紹介する「リビングポット」「ステンレスマグ」はどういった商品でしょうか。
山中 リモートワークの増加に伴い、家庭で使いやすいデザイン性と機能性を兼ね備えた製品開発を行いました。魔法瓶の会社なので卓上のホームポットはずっと作ってきましたが、食卓になじむのではなく、パソコンの横に置いてもなじむようなデザインを目指しました。
ポットの上の形状が注ぎ口まで一体化しているデザインは、他社ではなかなか真似できないポイントです。
真空断熱のマグカップにつきましては、すでに様々な企業から商品化されておりますが、当社が目指したのは、それらの商品に共通する「工業製品然」としたものではなく、それらと陶器の湯飲みとの間に来るような温かみです。何種類もカラーサンプルを作り、その中から厳選した4色を選びました、このような製品のラインアップに入りがちなピンク系を捨て、あくまでもオンとオフの間でご愛用いただけるカラーリングを目指し、手触りの良い塗装にもこだわりました。内面に容量目盛りを付け、ホコリを防ぎ温度を保つキリ欠き付きのふたを載せ、粉末タイプのインスタント飲料にも対応しています。

ふたはスプーンやマドラーをさしたままでの使えるキリ欠き。
ほこりよけにもなる。

内側に容量目盛り付き。
スティックコーヒーやインスタントスープをつくるときに便利。
―お客様からの反響はいかがでしょうか。
山中 リビングポットは、リモートワーク時にデスクに自然に馴染むデザインであることが評価されています。ステンレスマグは、保温・保冷性が優れているだけでなく、手に馴染む形状にこだわりました。こうした細かな配慮が消費者からの支持につながっていると感じています。

本体とせん、そしてせんパッキンの3つのパーツでお手入れが簡単。

リビングポットは2024年度グッドデザイン賞を受賞。
―今後の展望についてお聞かせください。
山中 今年9月に当社の創業75周年を迎えます。これを機に、ピーコックブランドの認知向上を図るとともに、社員全員が誇りを持てる会社づくりを進めていきたいです。さらに、環境に配慮した製品開発にも力を入れ、持続可能な社会への貢献を目指します。環境負荷の低い素材を使用した製品の開発を進め、製造プロセスの見直しを行い、廃棄物を削減する取り組みも進めています。今後も、企業の社会的責任を果たしながら、新しい価値を提供できる企業であり続けたいと考えています。
―貴重なお話をありがとうございました。

「リビングポット(AHW-101)」
価格:¥7,981(税込)※実勢販売価格
店名:ピーコック魔法瓶工業
電話:0570-094-891(9:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.the-peacock.co.jp/collections/all/products/ahw-101
オンラインショップ:https://www.rakuten.ne.jp/gold/the-charme/

「ステンレスマグ(ANA-28)」
価格:¥3,300(税込)※実勢販売価格
店名:ピーコック魔法瓶工業
電話:0570-094-891(9:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.the-peacock.co.jp/collections/all/products/ana-28
オンラインショップ:https://www.rakuten.ne.jp/gold/the-charme/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
山中千佳(ピーコック魔法瓶工業株式会社 代表取締役社長)
1966年大阪府生まれ。大学を卒業後、商社勤務などを経て2006年に父からの要請を受けてピーコック魔法瓶工業株式会社に入社。2015年に同社代表取締役社長に就任。魔法瓶に新しい価値を生み出すべく日々奮闘している。
<文/垣内栄 MC/藤井ちあき 画像協力/ピーコック魔法瓶工業>