乾きものおつまみの代表格、柿の種。
「ビールに合う」というのがその大きな理由のようですが、そうでありながら、ビールを意識した柿の種がないのはなぜ……?と思っていたら、見つけちゃいました、ビール専用の柿の種。
美濃屋あられ製造本舗の自信作、その名も「横濱ビア柿」です。
ありそうで、なかった ビール専用柿の種! 美濃屋あられ製造本舗「横濱ビア柿」
2022/03/03
左は小分けタイプの「お土産店パッケージ」、
右は小袋タイプ。
小分けタイプは、1袋15g程度。
1929年創業の美濃屋あられ製造本舗は、横浜の地で90年以上にわたって、あられや柿の種を作ってきました。
生まれ育った横浜が大好きな4代目が、横浜をテーマにした商品をつくって横浜に恩返しがしたい、みなさんに横浜のことをもっと好きになってもらいたいーー。
その思いで企画した横濱シリーズの第1号が「横濱ビア柿」なのです。
お酒のおつまみとして長く親しまれてきた柿の種の多くは醤油とだしをベースにしたものですが、「横濱ビア柿」は、だしの代わりにビーフブイヨンを使用。
ビールには肉料理を合わせる人が多いので、柿の種も肉料理を感じさせる味わいに、というのがその理由です。
柿の種とピーナッツの量のバランスが絶妙です。
ビーフの味はインパクトが強く、ともすると食べ飽きしがち。
「横濱ビア柿」にそれがないのは、ベースのあられの味が確かだからこそ。
うるち米やデンプンなどの増量剤は一切使わず、丸粒のもち米を100%使用。
そのもち米を蒸して餅にしてから裁断、乾燥してから焼き上げていきます。
天候や季節によって乾燥時間など微妙な調整が必要で、それはまさに職人技。
硬すぎず柔らかすぎず、カリッ、コリッとした小気味いい食感です。
濃口しょうゆがビールの苦味にマッチ。
とくにペールエールとの相性は抜群!
「横濱ビア柿」専用に醸造した濃口醤油とビーフブイヨンの相乗効果で、旨みたっぷり。
シチリアの海塩でキリリと味を引き締め、極めつけはハバネロ! そこに、しっかり熟成して旨みの強いピーナッツをプラスしたことで、究極の「辛旨味」に。
「ビール専用」ですが、しっかりした味なのでビール以外のお酒との相性もバッチリ。
食後にゆっくり、ウイスキーの水割りと。
グリルしたソーセージやベーコンの合間に
「横濱ビア柿」をいただくと、
不思議なことに口の中がさっぱりするんです。
そしてまたソーセージに手が伸び、
その次は「横濱ビア柿」……とエンドレスなおいしさ。
ウーロン茶などのソフトドリンクにも合います。
晩酌のおつまみとしてだけでなく、家族や友人たちとの楽しい会話の合間に。
もう少し暖かくなったら、ピクニックやキャンプのおともに。
「横濱ビア柿」は、いかがでしょう。
〈取材・文・撮影/鈴木裕子〉