プロが認める、池島フーズの茶そば。香り豊かな「富士の国 抹茶そば」「京都 抹茶そば」「手折り 銘茶そば」

プロが認める、池島フーズの茶そば。香り豊かな「富士の国 抹茶そば」「京都 抹茶そば」「手折り 銘茶そば」

2022/06/20

豊かな香り、鮮やかなグリーンによって食欲をそそられる、茶そば。今回、編集長のアッキーが気になったのは、長年茶そばの製造販売をしてきた池島フーズ株式会社です。本社は、お茶の産地・静岡県。池島フーズ株式会社の代表取締役社長・池島滋氏に、看板商品の「富士の国 抹茶そば」「京都 抹茶そば」「手折り 銘茶そば」について、スタッフがお話をうかがいました。

池島フーズ株式会社 代表取締役社長の池島滋氏
池島フーズ株式会社 代表取締役社長の池島滋氏

―茶そばの販売は、いつ頃から始められたのでしょうか?

池島 弊社の創業は1877年で、そのころは精米業をしていました。その後、時代の変化とともに、小麦粉の製造・販売、そうめんやひやむぎ、ラーメンの製造・販売などを経て、1974年に業務用の茶そばの製造販売を始めました。今から、48年前のことです。麺の製造をする中で、何か特徴を出せないかと考え、お茶の産地・静岡であることを生かした、茶そばをメイン商品にしました。

抹茶の香りと鮮やかなグリーンが特徴の茶そば
抹茶の香りと鮮やかなグリーンが特徴の茶そば。作り続けて約50年、納得の味です。

―まずは、プロ向けの茶そばから始められたんですね。

池島 そうですね。もちろん、最初からうまくはいきませんでしたが、あるとき、東京の著名なホテルの料理長さんが、浜松駅の売店でうちの茶そばを買って気に入ってくれました。自身のホテルで使ってくれたり、同業の方に紹介してくれるなどのご縁もあって、徐々に軌道に乗っていきました。ホテル、割烹、飛行機の機内食などでも採用され、弊社の茶そばは、プロユースとして広がっていきました。
そして、商品の製造が追いつかなくなり、1984年に新工場を設立。ゆでうどんなども並行して作っていましたが、茶そばに特化して行くことを決断。会社として大きな転換点になりました。

―茶そばをメイン商品にしたのですね。一般向けに発売されたのはいつ頃ですか?

池島 昭和最後の年、64年(1989年)ですね。その後、東京都内の有名スーパーで取り扱ってもらえるようになりました。「手折り 銘茶そば」を、30年ほど置いていただいているスーパーもあります。

「手折り 銘茶そば6食入り(つゆ付)」はギフトに最適です
「手折り 銘茶そば」は、オンラインショップで1パックでもセットでも購入可能です。
写真の「手折り 銘茶そば6食入り(つゆ付)」はギフトに最適です。

―30年も! ずっと人気があるんですね。どのようなことを大切にして、商品作りをされていますか?

池島 食べ物ですから、まずは安心して食べてもらいたいと思っています。地味なことですが、品質管理を1番大切にしています。弊社は、かなり早い時期に製造工場で、HACCP(米国で開発された衛生管理手法)、FSSC22000(食品安全のための国際規格)を取得しました。当たり前のことなので、特に外にアナウンスしていませんでした。でも、逆に「何もしていないのでは」と見られるようになり、今ではホームページにも記載するようになりました。おいしいものを作るのはもちろんですが、お子さんからお年寄りまで、皆さんに安全で安心なものを食べていただきたいと思います。

安全安心のための認証を取得している掛川工場
安全安心のための認証を取得している掛川工場。品質管理は徹底的に行います。

―今回、ご紹介する「富士の国 抹茶そば」「京都 抹茶そば」は、どのような商品ですか?

池島 どちらも弊社の看板商品です。国産の材料を使い、麺に入れる抹茶の量は、一般的な商品の2倍くらい使っております。香りが豊かで、色鮮やかな茶そばになっています。
抹茶は色々なランクがあり、値段の幅が広いことをご存知ですか? これほど差が出る農産物は、他にはないと思います。弊社の茶そばには、お茶会でも使っているような高いランクの抹茶を使用しています。ですので、製造原価の半分くらいは抹茶分です。でも、抹茶の品質、分量によって茶そばの香りや味に違いが出ます。そこは、茶そばの会社としてこだわっている部分です。「富士の国 抹茶そば」には静岡産抹茶、「京都 抹茶そば」には京都産限定宇治抹茶を使っていますので、お好みで選んでいただけたらと思います。

「富士の国 抹茶そば2袋(4人前)、京都 抹茶そば2袋(4人前)つゆ付」
2商品を食べ比べできる、人気のギフトセット。
写真は「富士の国 抹茶そば2袋(4人前)、京都 抹茶そば2袋(4人前)つゆ付」です。
色々な袋数の詰め合わせがあります。

また、抹茶といえば、ポリフェノールの1種、カテキンが豊富に含まれています。カテキンは、抗菌消臭、抗酸化作用、コレステロールを抑える、脂肪を燃焼させるなど、色々な効果が期待できる注目の栄養素です。「富士の国 抹茶そば」「京都 抹茶そば」は、1食あたり(乾麺で90g)には、カテキンの量は410mg含まれています。抹茶がたっぷり入っているので、カテキンの量も自然に多くなります。

―「手折り 銘茶そば」についても教えてください。

池島 商品全てに言えることですが、長時間の熟成にこだわっています。生地を練って伸ばして乾燥させるのが、乾麺作りの工程です。生産効率を考えたら、できるだけ早く作ったほうがいいんです。でも、生地を休ませながらじっくり伸ばしたり、温度や湿度の違う乾燥室でゆっくり乾かすなど、効率よりもおいしさを優先にしています。

麺を伸ばして乾燥する、温度・湿度が違う乾燥室が5室あり、商品によって乾燥の方法を変えています。
麺を伸ばして乾燥させる、温度・湿度が違う乾燥室が5室あり、商品によって乾燥の方法を変えています。

よく、プロの料理人さんに「生麺は作らないの?」と聞かれることがあります。生麺には生麺のおいしさがありますが、弊社は乾麺にこだわりたい。干し椎茸や干し貝柱など、乾燥させると生のものよりも旨みが増すものがありますが、それと同じことが乾麺にも当てはまります。同じ材料で作った生麺と乾麺を食べ比べてみると、乾麺のほうが味に深みがあります。ゆっくり水分を飛ばして乾燥させることで、熟成がすすみます。これがおいしさの秘密です。さらに、ゆっくり乾燥させると、麺肌が滑らかになり、喉越しのいい麺に仕上がります。

「手折り 銘茶そば」は麺が折り曲がっています。その理由に、おいしさの秘密がありました。
「手折り 銘茶そば」は麺が折り曲がっています。その理由に、おいしさの秘密がありました。

「手折り 銘茶そば」は、パッケージを開けると中で麺が折り曲がっています。なぜ、折り曲がっているかというと、少しでも乾燥を遅らせるためです。じっくり乾燥させたほうが、おいしいからです。乾燥させる前に、職人が麺を約13センチ四方の升に、手で折り曲げて入れています。その後、ゆっくりじっくりと乾燥させてパッケージに詰めるのです。

―手間がかかっていますね。池島社長のおすすめの食べ方はありますか?

池島 私は、茶そばだけという、シンプルな食べ方が1番好きなんです(笑)。冷たくするときは薬味も入れません。温かくするときは、ネギだけを入れます。弊社のホームページで、色々な食べ方を紹介していますので、ぜひ参考にして楽しんでください。

茶そばは油との相性がいいので、天ぷらと合わせるのがおすすめです。揚げ玉でもいいですね。それから、茶そばサラダもヘルシーで女性に人気です。油との相性がいいと言いましたが、ドレッシングともよく合います。特に、ごまドレッシングがおいしいです。約10社さんのごまドレッシングと合わせて食べてみたので、実験済みです。つゆの中にドレッシングを入れてもいいし、つゆは使わずにドレッシングを茶そばにかけてもいいですね。

茶そばは天ぷらと合わせるとおいしい。とろろもプラスして、海老天とろろそばに。
茶そばは天ぷらと合わせるとおいしい。とろろもプラスして、海老天とろろそばに。
茶そばに野菜、えび、ツナなどを合わせてごまドレッシングをかけ、サラダそばに。
茶そばに野菜、えび、ツナなどを合わせてごまドレッシングをかけ、サラダそばに。

―茶そばに、ごまドレッシングは新鮮ですね。最後になりますが、今後のビジョンを教えてください。

池島 弊社の商品は、ホテル、割烹などプロの方々には好評をいただいています。でも、一般的にはまだ知らない人が多いです。今後は、茶そばのことをもっと広く知ってもらいたいと思っています。

創業以来、弊社がモットーにしているのは、「味で心を満たしたい」ということ。おいしいものは、気持ちを明るくします。私たちが作るもので、食べた人たちが、幸せな気持ちになってくれることを願っています。これからも、この思いを持って、変わらずに物作りをしていきます。

―本日は、貴重なお話をありがとうございました。

「富士の国 抹茶そば」(180g・麺のみ)

「富士の国 抹茶そば」(180g・麺のみ)
▶価格 ¥345(税込)
▶会社名 池島フーズ株式会社
▶電話 0120-186-222(平日9:00~17:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品ページ https://umaimen.shop-pro.jp/?pid=160388703
▶オンラインショップ https://umaimen.shop-pro.jp

「京都 抹茶そば」(180g・麺のみ)

「京都 抹茶そば」(180g・麺のみ)
▶価格:¥399(税込)
▶会社名:池島フーズ株式会社
▶電話:0120-186-222(平日9:00~17:00)
▶定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品ページ:https://umaimen.shop-pro.jp/?pid=160027371
▶オンラインショップ:https://umaimen.shop-pro.jp

「手折り 銘茶そば2食入り」(1食麺90g、つゆ31g)

「手折り 銘茶そば2食入り」(1食麺90g、つゆ31g)
▶価格 ¥756(税込) ※2022年9月より¥831(税込)
▶会社名 池島フーズ株式会社
▶電話 0120-186-222(平日9:00~17:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品ページ https://umaimen.shop-pro.jp/?pid=146007852
▶オンラインショップ https://umaimen.shop-pro.jp

<Guest’s profile>
池島滋氏(池島フーズ株式会社 代表取締役社長)

1963年生まれ。1986年日本大学卒業。数年にわたり、そば・小麦の栽培・製粉に携わる。この経験からものを作る喜びや素材の見極め方を、今の麺製造にも生かしている。
2011年代表取締役に就任。

<文・撮影/大橋史子(ペンギン企画室) MC/隅倉さくら 画像協力/池島フーズ>

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