三重県に本店を構えるカステラ専門店「DE CARNERO CASTE（デ カルネロ カステ）」がつくっているのは、箱を開けた瞬間、思わず笑顔がこぼれるようなキュートなカステラ「羊のカスティーリャ」。手間を惜しまず、じっくり丁寧に焼き上げた生地をキューブ型に切り分け、一つひとつに愛らしい焼印を捺して届けてくれます。

定番の焼印はこちらの「くま・ひつじ」。
ほかにも、さまざまな作家によるデザインがセレクトできる。

このカステラの原型となったのは、代表・平山美佐子氏が以前に営んでいたカフェのメニュー。ふんわりしているのに、もっちりとした食感と、ほどけるような口当たり。それがあまりに好評で、人気に後押しされる形で専門店をオープンすることになりました。本店とオンラインショップのほか、東京、大阪、2024年4月には名古屋にも店を構える準備を進めていることからも、その人気ぶりがうかがえます。

人気イラストレーターてらおかなつみ氏によるデザインの焼印「カルネロちゃん」も好評。
カステラもパッケージもトータルで楽しめる。

多くの支持を集めているのは、見た目だけでなく、手仕事と素材にこだわった本格派だからこそ。たまごを割るところから、焼き上がった生地をカットするところまで、すべての作業が人の手によるもの。“育てていくような感覚”で愛情を込めて焼き上げていることがおいしさにつながっています。

「食べたときに、その一瞬でも幸せな気持ちになれるように」という願いを込めて、
一つひとつ手作りしている。

なかでもポイントとなるのは、なめらかな口当たりを生み出す “泡切り”という工程。焼成中に釜から三度取り出して、ヘラで生地に含まれる気泡を抜くことで、きめ細やかに焼き上げています。

木枠で焼き上げることで、ほのかに木の香りを感じるあたたかみのある味わいに。

しっとりしていて甘みがあり、モチモチとした弾力が出る三重県産の小麦粉「あやひかり」を使用しているので、食べると“ふんわり、もっちり”。手に取るとずっしり重量感があります。味の決め手となる、卵やハチミツも地元産にこだわっています。

ハチミツは四日市市の養蜂場がつくる百花蜜。
野山に咲く季節の花から集めた蜜なので、季節によって味わいが変化する。

たまごは、卵黄の風味が際立つ鮮度のよいものを厳選。鈴鹿山麓の澄んだ空気と良質な水、こだわりの飼料で育てる養鶏場から仕入れる産みたての卵を中心に、生地によって配分を変えたブレンドで、味わいを調整しています。

焼印も一つひとつ人の手によって捺されていく。

焼き上がりから日が経つごとに生地がなじみ、卵やハチミツの風味、生地のもっちり感が増していくので、変化を楽しみながら少しずつ味わうのがおすすめ。底にはザラメが敷かれていて、届いてすぐはシャリッとした歯触りが楽しめますが、日に日にじんわり溶け出して、しっとり感が引き出されていきます。

可愛いイラストが入ったオリジナル紙袋、熨斗などギフトサービスにも対応。

「プレーンカステラ」のほか、ラム酒とスパイスの香りをきかせ、カカオニブで食感にアクセントを加えた「スパイスカステラ」や、ほくほく甘い焼き芋を底にたっぷり忍ばせた季節限定「焼き芋カステラ」など、ユニークなフレーバーもラインナップ。

自分へのご褒美としてはもちろん、贈りものにも喜ばれること間違いなしのお菓子です。

「羊のカスティーリャ（プレーンカステラ）」（1本）
価格：¥2,500～2,550（税込）
店名：デ カルネロ カステ 楽天市場店
電話：06-7220-9604（11:00～18:00 水曜除く）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://item.rakuten.co.jp/decarnerocaste/c-001/
オンラインショップ：https://www.rakuten.co.jp/decarnerocaste/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

＜取材・文／野村枝里奈　画像協力／DE CARNERO CASTE＞