本場・大阪のたこ焼を自宅で手軽に味わえる!「たこ焼の素セット」と「冷凍たこ焼」

2024/02/22

外はカリッ、中はトロトロのたこ焼といえば、「粉もん」の代表選手です。ダシのきいた生地や香ばしいソースの風味は、一度食べたら忘れられません。
そこで今回、編集長アッキーが注目したのが、自宅にいながら本場大阪の味を楽しめるたこ焼道楽わなかの「たこ焼の素セット」と「冷凍たこ焼」です。大阪を中心に大人気のたこ焼店「たこ焼道楽わなか」を営み、さらに通信販売で全国においしいたこ焼を届けている株式会社和なか 代表取締役の和中徹氏にお話を伺いました。

株式会社和なか 代表取締役の和中徹氏
株式会社和なか 代表取締役の和中徹氏

―店舗経営だけでなくラジオにも出演するなど、幅広く活躍していらっしゃいます。

和中 以前、関西のMBSラジオで「たこ焼道楽わなか presents たこ焼ベースボールパーク」という番組をやらせていただいていました。これは僕自身に野球経験があり、野球に関わる方とお話ができたらいいなと考えたからです。さらに、番組を通してさまざまな業界で働く一流の職人さんと出会えることは、会社のためにもなると考えました。

―野球がお好きだからというだけでなく、会社のことも考えてのラジオ出演だったのですね。

和中 ラジオに出ることがたこ焼をいろいろな方に食べてもらえるきっかけになり、日本中に「わなか」のたこ焼のファンが増えるのではないかと。もともと野球が好きなので、一石二鳥ですね。野球以外のスポーツや音楽も好きで、さまざまなメディアやイベントを通じて自分を表現しつつ、たこ焼もやってますよとアピールしています。

僕の小さい頃を振り返ると、「こういうイベントでこういうものを食べたな」「あのときにたこ焼を食べたな」のように、食べ物にまつわる思い出があります。たこ焼は、うれしいときも悲しいときも、日常のちょっとしたシーンに登場する庶民の味です。お客様にもぜひ、「わなか」のたこ焼と一緒に毎日を過ごしてもらいたいです。

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わなか主催のイベント「おおさかたこ焼ジャンボリー」(2019年)での出店の様子。

―自らイベントに出演したり、SNSに写真を掲載したりと積極的に表に出ていらっしゃいます。

和中 僕が親父に言われた言葉に「まず自分が大きい声を出す」というものがあります。上に立つ人間の声が小さければ、下がそれ以上の声を出すことはないでしょう。僕が限界まで大きな声で「いらっしゃいませ」と言えば、下の人も声を出してくれます。僕自身が先頭に立つことの根っこには、その言葉があります。

―「わなか」の千日前本店は、価格以上の味を楽しめるお店としてミシュランの「ビブグルマン」にも掲載、そう評価されるに至った信念や工夫とは?

和中 僕はたこ焼が好きですが、最初からたこ焼を商売にしていたわけではありません。もともとは美容師で、腰を悪くしたことをきっかけにたこ焼を始めた経緯があります。たこ焼を始めるにあたって、「やるからにはおいしいたこ焼を提供したい」と考えたのですが、そのときすでに「できたてのたこ焼を出せば必ず売れる」という確信がありました。当時、できたてを提供する店は少なく、お店に行くタイミングによってできたてを買える日もあれば、作り置きしか買えない日もあるというのが一般的だったんです。

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わなか千日前本店。

―最初から勝算ありだったのですね。

和中 実際に家でも作っていましたから。加えて、いろいろなお店のたこ焼や明石焼きを食べているうちに、工夫しすぎてもシンプルすぎても飽きてくることが分かってきました。それらをふまえ、使う粉やタコの大きさ、焼くのには鉄板と銅板のどちらがいいのかだとかといった細部を突き詰めていくうちに方向性が見えてきて、今の「わなか」の味があるというわけです。

―焼き方を言語化されていると伺っていますが、それも工夫の一環なのでしょうか。

和中 いつでも同じようにおいしく食べていただけるよう、気を遣っています。大切なのは、誰が焼いても同じ味、同じ形になることです。そのためには焼き方だけでなく粉も重要です。粉が味をフォローすることで、慣れていない人が焼いてもおいしくなります。結果的に、どの店舗でも「わなか」の味を出せていること、誰が焼いても「これがわなかのたこ焼」と分かってもらえることが良かったのかなと思っています。

いつどこで食べてもおいしい「わなか」のたこ焼。

―今回ご紹介する「冷凍たこ焼」について教えてください。

和中 たこ焼を作る作業そのものは、店舗で販売しているものとまったく同じです。「わなか」の味を再現するために、焼き上がったたこ焼を瞬間急速冷凍したものを商品にしています。むしろ、冷凍することで何かを変える必要があるとなると難しいです。

―何も変えていないことが、予約でないと買えないほどの人気商品となった理由なのでしょうか。

和中 そうですね。ここ2年のリピート率は40~50%で、約半数のお客様がリピートしてくださっています。コロナ禍でまとめ買いしてくださる方も増えました。お客様の中には「妊娠中で何も食べられないけれど、粉もんだけは食べられる」という理由でおすすめしてくださる方もいます。おかげさまで生産が追いつかないギリギリの状況です。

―その点、お客様が自分で焼く「たこ焼の素セット」なら、すぐにお取り寄せできて手軽に「わなか」の味を楽しめるのですね。おいしく焼くコツを教えていただけますか。

和中 まずは、材料を準備してすべて目の前に並べます。タコはあらかじめ湯通しして、クッキングペーパーなどで水気を切っておいてください。生のままで投入すると、水分やくさみが出てしまいます。「たこ焼セット」のミックス粉を使えば、タコ以外にエビなどの海鮮や野菜を入れてもおいしく焼けますが、どんな具を使う場合も必ず先に火を通してください。

―そのひと手間でおいしさが変わるのですね。

和中 もうひとつ、具がプレートの型からはみ出さないように焼くことも大切です。家庭で焼く場合はまず、たこ焼のプレートに油を引き、熱して煙が出たらクッキングペーパーで拭き取り、それからもう一度油をなじませます。焼く準備ができたら、天かす、ネギ、具、水で溶いたミックス粉という順番で入れてください。ミックス粉は鉄板のふちまで注ぎ、円盤を覆うように流してください。具より先にミックス粉を入れると具材が浮いてしまうんです。最後に天かすと紅しょうがを入れて、具がはみ出さないようにしつつ火力が強いところからひっくり返していき、丸く焼いたら完成です。最初と最後に天かすを入れることで具の焦げつきを防ぐことができ、さらに外はカリッと、中はトロっとした食感を出せます。これはお店での焼き方とは違うのですが、家庭で使うたこ焼き器の火力だとこの焼き方が一番おいしくできます。

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本場のたこ焼を焼きながらみんなでワイワイと楽しめる
わなかの「たこ焼セット」。

―たこ焼を焼きたくなってきました!

和中 天かすの代わりにおかきを使う方法もあります。香ばしくておいしいです。ぜひ1回ご自身で焼いていただいて、「わなか」の粉のこだわりや違いを知っていただけたらうれしいです。

―セットに入っているソースにも「わなか」らしい特徴が?

和中 大阪ではいろいろなたこ焼ソースが販売されているのですが、味が強いものが多いんですよ。その点「わなか」のソースは、味を主張するタイプではなく、卵焼きに付けてもちょうどいい味わいになります。焼いてから時間が経ってからでもクセが出ず、「本当にソースがかかっているのかな?」と思うくらい主張せず、くどくなりません。「わなか」のたこ焼の大きな特徴は、この「飽きない味」です。冷えてもパクパク食べられます。

―今後の展望を教えてください。

和中 「わなか」のポリシーはできたての熱々を食べていただくことであり、そういう方向性で続けてきましたが、どうしてもコストがかかります。そこでミックス粉の販売を開始し、自宅で焼くのが手間という声を受けて冷凍たこ焼の取り扱いも始めました。店舗を増やすには、コストだけでなく、目が行き届かなくなると品質を保つのが難しいという問題もあります。今後はたこ焼粉や冷凍たこ焼の販売を重視し、全国の家庭で楽しんでいただけたらと思っています。そのうえで「こういう具を入れるとおいしくなるよ」など、たこ焼について語れる方を増やし、お客様との距離を縮めていきたいと考えています。

今は大阪に観光で来られた方の「わなかのたこ焼をおみやげに持って帰りたい」という声にお応えして、店舗でも冷凍たこ焼を販売しています。通販の商品と差別化している点は、店舗で販売しているものは機械焼きで、通販の冷凍たこ焼は焼き師が焼いたものという点です。そうやっていろいろなお客様に食べていただき、広めていくことにも取り組んでいます。旅で味わってまたご自宅に帰ってからもう一度食べたくなったときには通販できますので、ぜひ何度でも味わっていただきたいです。

―ありがとうございました。

わなか特製たこ焼セット ゴージャス 豪華11点

「わなか特製たこ焼セット ゴージャス 豪華11点」
(たこ焼の素400g×2/天かす40g×2/特製えびせんべい(たこせん)8枚/木船7寸×4枚/バーガー袋(たこせん用)4枚/竹串8本/焼き師が使う竹箸2本/味付け用【濃厚ソース300g・釜炊き塩250g・醤油150ml・ポン酢25g×4袋】)
価格:¥3,564(税込)
店名:たこ焼道楽わなか オンラインショップ
電話:06-6195-8200
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://wanaka.shop-pro.jp/?pid=149433267
オンラインショップ:http://wanaka.shop-pro.jp/

わなかの特製冷凍たこ焼

「わなかの特製冷凍たこ焼」
(冷凍たこ焼15個×2/わなかのソース100g×2)
価格:¥3,240(税込)
店名:たこ焼道楽わなか オンラインショップ
電話:06-6195-8200
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://wanaka.shop-pro.jp/?pid=73447522
オンラインショップ:http://wanaka.shop-pro.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
和中徹(株式会社和なか 代表取締役)

1961年大阪府生まれ。1979年より美容師の道へ。美容学校を卒業後、福島の美容室ロックフィールドへ入社し、後に店長となるも、パーマ施術中に腰を痛め美容師の道を断念。
催事・飲食業の会社での修業を経て1986年に独立。両親が営む店(現在の千日前本店)の軒先でたこ焼をオープン。日々研究を重ね今のわなかが誕生する。2019年たこ焼、音楽を楽しめるイベント『大阪たこ焼ジャンボリー』をてんしばで開催。たこ焼や食の魅力を広める活動にも注力している。

<文/坂見亜文子 MC/髙橋美羽 画像協力/和なか>

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