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お店と同じ味を気軽にご家庭で!「銀座らん月」A5ランク和牛の贈答用すき焼セット

2024/06/11

編集長のアッキーこと坂口明子が注目したのは、銀座らん月の「贈答用すき焼セット」。こちらは、A5ランクの特上のお肉はもちろんのこと、野菜や割り下も付いていて、ご家庭でも簡単にお店と同じ味を楽しむことができる商品だそうです。そこで今回は、この商品の販売元である銀座らん月 総支配人の小仲正紹氏に、お店の歴史や商品のこだわりなどについて、取材スタッフが詳しく伺いました。

銀座らん月 総支配人 小仲正紹氏
銀座らん月 総支配人の小仲正紹氏

―御社の歴史を簡単にご説明いただけますか?

小仲 もともとは、お線香で知られております日本香堂という会社を経営していた祖父が、戦後の1947年に立ち上げた飲食店というのが、弊社になります。敗戦国である当時の日本は、物資がほとんどありませんでした。祖父は、家族や抱えている従業員を養うためには、お線香を販売するよりも日銭を稼ぎやすい飲食店のほうが商売としては成り立つと判断したようです。

当時の銀座は、GHQの米軍の兵隊さん相手のお店が非常に多かったようで、当店も最初は銀座を歩く米軍の関係者やその家族の方々向けの食事を提供していたと聞いています。おかげ様で日本の復興と共に弊社の業績も順調に伸びてきまして、今年で創立から78年を迎えることができました。

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戦後の復興に落ち着きを見せた頃の銀座三丁目、銀座らん月の付近のようす。

―レストランは、ただ今改装工事中だと伺っています。

小仲 銀座らん月は、銀座3丁目にある松屋銀座デパートの向かいで長年営業していましたが、昨年の4月から建物の老朽化に伴う建て直し工事をしています。そのため、現在は同じ3丁目のZOE GINZAというビルの5階で営業しております。2027年の春に完成したら、また松屋銀座デパートの前に戻る予定です。

―他にも飲食店を経営なさっているとか?

小仲 銀座らん月は、すき焼やしゃぶしゃぶというような牛肉料理をメインとする高級店という位置づけのお店です。そこで、銀座で働く人たちがもっと気軽にお越しいただけるようにと、銀座らん月創業当時より「酒の穴」という姉妹店を併設しました。こちらのお店では、銀座らん月よりも半額に近い金額でランチをお召し上がりいただけますし、夜もリーズナブルに飲食ができます。

―「贈答用すき焼セット」についてご説明ください。

小仲 こちらのセットには、国産A5ランクの和牛モモ肉が250gと野菜、割り下が入っていまして、2名様用を想定して作っております。お店でお出しするすき焼と同じものですので、ご家庭で気軽に銀座らん月の味を楽しんでいただくことができます。このセットに入っている割り下は、店内の調理場で作ったものです。防腐剤や香料、化学調味料などは一切入っておりませんので、安心してお召し上がりください。

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すき焼セットには最高級の牛肉を使用。

小仲 銀座らん月でご提供する牛肉は、国産A5ランクの未経産の雌牛を使用しています。なぜ雌牛かと申しますと、雌牛は雄牛よりも甘い香りがして肉質が柔らかいという特徴を持ち、脂の融点が低いため、口に入れたときにとろけるようなおいしさを感じていただけるからです。

―贈答用すき焼セットは、どのような方が購入されることが多いですか?

小仲 どちらかというと、お客様がご自宅で食べるために購入されるというよりも、お中元やお歳暮、お世話になった方に贈るという理由で購入される方のほうが多いようです。

贈答用のすき焼セットの場合は、お肉を高級感のある桐の箱に入れて販売しております。同じ内容ですが、アルミの器に入ったリーズナブルな「ご自宅用すき焼セット」もございますので、用途に合わせてお好きなほうをご購入ください。

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銀座らん月では、アルミの器に入ったご自宅用すき焼セットも販売。

―すき焼の作り方のコツについて教えてください。

小仲 すき焼というのは、読んで字のごとく、煮るのではなく焼いていただくものです。牛肉を軽く焼いてから、味を絡めるというイメージで割り下を入れ、あまり煮込まずにさっと引き上げてください。

お店では店員が目の前ですき焼を作りますので、ちょうど良い加減でお客様に食べていただくことができます。ご家庭の場合は、ずっと誰かが焼き続けるというのは難しいと思いますが、不必要に割り下や昆布出汁を入れて煮込むことは、なるべく避けていただきたいです。詳しいことは、弊社のオンラインショップのすき焼の販売ページにあるYouTube動画をご覧いただければわかると思います。

―今後の目標は?

小仲 創業者の祖父は、“買い手よし、売り手よし、生産者よし”の「三方良し」という言葉を大切にしていた人で、食材を作ってくれる生産者と、調理する飲食店、そしてそれを召し上がるお客様の三方それぞれに利益あることが大切だという考えを持っていました。弊社はその考え方を基本にして、ずっと守り続けています。

昨今は、昭和の頃とは生産者側の状況がだいぶ違ってきました。後継者問題もかなり深刻ですし、苦労して生産してもなかなか利益が上がらないという理由で廃業に追い込まれるケースも多々あります。弊社は創業から78年を迎えましたが、この先の100周年を迎えるためには、日本の自給率を上げて生産者をしっかりと守って行かなければならないと感じています。そのためにも、安易に輸入食材に手を出すことはせずに、ほとんどの食材を国産のもので賄うようにしています。この試みはこれからもずっと続けていくつもりですし、こういう地道な努力の積み重ねが大切だと思っています。

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銀座らん月の現在の店内のようす。

小仲 また、今後の運営方針としてはこれまでと同様に、小さなお子様から健常な高齢者まで、世代を超えて幅広いお客様にご愛顧いただける店造りを目指して努力を重ねてまいります。

―本日は大変貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

「【贈答用】すき焼セット」

「【贈答用】すき焼セット」
内容:約2人前(牛モモ肉250g、野菜、すき焼用割り下)
価格:¥6,400(税込)送料別
店名:銀座らん月オンラインショップ
電話:03-3567-1021
定休日:店舗定休日は元旦、インターネットでのご注文は年末年始を除く24時間対応
商品URL:https://rangetsu.shop-pro.jp/?pid=157412348
オンラインショップ:https://rangetsu.shop-pro.jp

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
小仲正紹(銀座らん月 総支配人)

1971年東京都生まれ。英国暁星大学国際経営学科卒業後、小見山公認会計士事務所に入所。一般会計業務などの知識と経験を積み重ね、修業期間を経て1995年に銀座らん月に入社、現在に至る。

<文/鶴良子 MC/伊藤マヤ 画像協力/銀座らん月>

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