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見た目はどんぶり!でも食べるとスイーツ!?みんなで盛り上がることまちがいなしの「すぃーつ食堂むーらん どんぶりスイーツ」

2024/06/14

今回、編集長アッキ―こと坂口明子が注目したのは、見た目がリアルすぎると話題のどんぶりスイーツ。かつ丼や天津飯、ふぐ鍋など、6つの味が楽しめるバラエティーに富む商品です。見た目の再現性だけでなく、お味ももちろんパティシエがつくる本格仕様。お客様にとにかく喜んでいただきたいと語る株式会社ムーラン 代表取締役社長の中村剛氏に、商品の開発秘話や魅力について伺いました。

株式会社ムーラン 代表取締役社長 中村剛氏
株式会社ムーラン 代表取締役社長の中村剛氏

―ご実家はお茶屋さんだったと伺いましたが?

中村 私は「お茶の宇治園」というお茶屋に生まれました。大学卒業後は家業であるお茶屋を継ぐにあたり修行に出ることになり、本家の心斎橋宇治園で働くことになりました。3年間の修行のつもりでしたが、本家のお茶屋のほうが規模が大きく仕事が面白くなって。また、同じ地域で、同じ屋号で商売をしていたため、親戚同士が競合になるのもどうかなということになり、本家のほうでずっと働くことになりました。

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かつ丼、マーボー丼、きつねうどん、牛丼、天津飯、ふぐ鍋の6種が楽しめるどんぶりスイーツ。
どれを食べようか、みんなで争奪戦になりそう!

―ほかの商品も扱われることになったきっかけは?

中村 お茶のペットボトルが普及したこともあり、昔と比べ急須でお茶を入れて飲む人は減ってきていました。お茶屋の店舗は賑やかなエリアにあったのですが、お茶がなかなか売れない。今でこそまた盛り上がってきましたが、当時はこの商売をいつまで続けられるのだろうと思っていました。そのときに、お茶だけでなく、もっとたくさんの方に喜んでいただける商品を取り扱ったら楽しいだろうと考えました。
ある日、空港の売店に行ったら、お茶売り場のスペースはとても狭かったのですが、大阪名物の商品の売り場はとても広かったんです。多くの方に手に取っていただける商品を開発したいと思い、まずは冷凍たこ焼きを思いつきました。

―お茶から冷凍たこ焼きへ、大きな転換ですね。

中村 冷凍たこ焼きを空港で販売し始めたのが1991年でしたが、「こんなにも売れるのか!」というくらい売れました。商品の供給も間に合わなくて、売店で販売後に工場に行って自分たちで手焼きし、それをまた冷凍して販売するということが何日も続きました。
それがとても衝撃的で、やっぱりお客様に喜んでもらえる商品を販売しようと思いました。特に、空港でお土産品として購入してもらえたら、数時間後には北海道や沖縄でも大阪の食を楽しめます。私は大阪の食文化を全国に発信したいという思いで現在の会社を立ち上げたこともあり、今では空港売店だけでなく、新大阪駅でも販売させていただいています。

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「天津飯」にはホイップクリームをクレープで包んだ”ふんわり卵”を。
あんかけはカラメル風味のジャムソースで表現してある。

―御社のこだわりをお聞かせください。

中村 先ほども申したように、大阪の食文化を全国、また世界へ広げたいと思っていますが、“なんちゃってお土産”みたいなものではなく、大阪の人が愛している商品をそのままお届けしたいと思っています。
特に冷凍商品では、冷凍前と解凍したものでは味が違うことが多いんです。ですので、商品を開発する際には、家に持ち帰って食べる際の味を想定してつくるようにしています。これがとても難しいんですけどね。

―実際の味に近づけるため、具体的にどのような工夫をされていますか?

中村 冷凍すると商品の水分は蒸発してしまうので、味が濃くなりがちです。その点を踏まえ、味の濃度を変えるように意識しています。そうでないと、食べていただくときに味が濃く感じたり、食感がパサついたりしてしまいます。大阪で食べたような気になれる商品づくりを目指しています。

―それでは今回ご紹介いただく「どんぶりスイーツ」の開発秘話をお聞かせください。

中村 近頃は核家族が増えて、自分用にお土産を買って帰る人が増えています。昔はおじいちゃんおばあちゃん、家族のためにお土産を買って帰り、旅の話もしながらお土産をみんなで一緒に食べるようなことが多かったと思います。そんなシーンを想定しながら、みんなの話題になる、大阪らしい洒落っけのあるスイーツを開発しようと。
見た目にも楽しく、みんながケラケラ笑いながら食べられるような商品をつくったわけです。「どんぶり買ってきたよ!」って言って食べたらスイーツだったみたいな(笑)話題づくりができるので、家族団欒の時や、友人と集まってパーティーを開く時などに楽しんでいただきたいです。

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冷凍で届く「どんぶりスイーツ」は冷蔵室に移すと1時間程度で解凍できる。
食べる当日に解凍し、お茶やコーヒーなどと一緒に楽しみたい。

―6種類の「どんぶりスイーツ」、いくつかご紹介ください。

中村 どんぶりスイーツなので、基本ベースには米ジェルを使用しています。例えばかつ丼では、クッキー生地と薄く伸ばして茶色に焼き上げたスポンジケーキを使用してトンカツを表現しています。ネギにはピスタチオ、卵とじの部分にはキャラメル風味のジャムソースを使っています。
きつねうどんはホイップクリームとスポンジケーキを土台にして、油揚げにはアーモンド風味のスポンジケーキ、うどん麺はモンブラン、出汁はキャラメル風味のジャムソースになっています。
マーボー丼にはカットしたイチゴを使用して辛さを表現しています。豆腐の部分はクリームチーズです。具材の多いふぐ鍋は特につくるのに工夫があり、ふぐの白身の部分には洋梨、人参部分には桃、椎茸部分にはチョコレートを使っています。

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社長もお気に入りという「かつ丼」。見た目にもカツの衣のサクサク感が伝わってくる。
その再現力の高さには脱帽。

―一つはどれくらいのサイズですか?

中村 お茶碗より一回り小さく、片手に乗るくらいのサイズです。一般的なショートケーキくらいのサイズをイメージしていただくと良いかもしれません。

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手のひらサイズのスイーツは食べ応えもバッチリ!
きつねうどんには栗の風味が感じられる濃厚なモンブランを使用している。

―一番こだわられたのはどの部分でしょうか?

中村 やはり、見た目を本物そっくりにした点です。弊社のパティシエがそれこそ試行錯誤しながらつくってくれたおかげで、とてもリアルなどんぶりができあがりました。食品サンプルみたいに本物そっくりの商品をつくりたいと言いながら開発しました。
ただ一方で、リアルにつくりすぎたことで、お客様が一瞬戸惑ってしまうようで…。見た目はまさにかつ丼なのに、味は甘いと。口に入れてしばらく経つと「おいしい」という感動が生まれるんですが、最初は想像と違う味に脳が一瞬驚いてしまうようです。

―今後、新商品の開発はお考えですか?

中村 実は今、「モンテブランコ」という商品を展開しています。和栗や抹茶を使用した搾りたてモンブランで、デパートの催事などでも好評いただいています。
できれば大阪を訪れて、リアルな大阪の食をいろいろ楽しんでいただきたいですが、遠方で来れない方は、ぜひお取り寄せしていただけたらうれしいです。

―貴重なお話をありがとうございました!

「すぃーつ食堂むーらん どんぶりスイーツ」(6個セット)

「すぃーつ食堂むーらん どんぶりスイーツ」(6個セット)
価格:¥4,404(税込)
店名:ムーランオンラインストア
電話:06-6252-0476 10時から17時まで(10:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://muran0476.base.shop/items/79593818
オンラインショップ:https://muran0476.base.shop/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
中村剛(株式会社ムーラン 代表取締役社長)

1960年大阪生まれ。1983年に株式会社宇治園に入社し、同社代表取締役社長、取締役会長を経て、2020年に同社顧問に就任。1992年子会社であった千里宇治園をムーランに社名変更し、1995年に株式会社ムーランの代表取締役に就任。大阪観光協会理事や大阪名品の会理事、浪花うまいもの会代表幹事などにも就任し、地元大阪の発展に注力している。

<文・撮影/時田涼子 MC/白水斗真 画像協力/ムーラン>

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