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TVショッピングでも大人気!正直な会社が真面目に作った京都ブランドの湯葉丼

2024/06/21

編集長のアッキーこと坂口明子が注目したのは、株式会社ノムラフーズが提供する京菜味のむらの「湯葉丼の具」。とろりとしたあんかけと優しい味わいの生湯葉が、なんともおいしそうな逸品です。こちらの商品について、今回は株式会社ノムラフーズ 代表取締役社長の長嶋茂氏に、商品のこだわりや食べ方のアレンジ方法などを取材陣がうかがいました。

株式会社ノムラフーズ 代表取締役社長 長嶋茂氏
株式会社ノムラフーズ 代表取締役社長の長嶋茂氏

―貴社の沿革を教えてください。

長嶋 京都に佃煮や惣菜を手掛けていた老舗の会社がありまして、新しく冷凍の惣菜をやろうということで、1978年に分社化という形で弊社を立ち上げたのが始まりです。すぐに大学との共同で冷凍惣菜を研究し始め、時代に先駆けた特殊冷凍技術を開発しました。ところが、当初はその冷凍惣菜の販路開拓に苦戦したため、経営的にはかなり大変だったようです。

その後、弊社は1993年にトオカツフーズ株式会社と業務資本提携を結び、2004年にはトオカツフーズ株式会社の100%子会社となりました。私が弊社の代表取締役社長に就任したのは2016年のことですが、現在はおかげ様で販路も広がり、業績は堅調です。

―主力商品はどのようなものですか?

長嶋  弊社の年間売り上げの4割ほどは冷凍のおせちです。それ以外の6割は、今回ご紹介させていただく「湯葉丼の具」をはじめとする業務用の冷凍惣菜で、外食や宿泊業のほか病院や高齢者施設向けなどに幅広く販売させていただいています。また、京都市内にある自社直営店である京菜味のむら烏丸本店、錦店でも利用しています。

―今回ご紹介いただける湯葉丼の具とは?

長嶋こちらは、ご家庭で簡単に湯葉丼をお楽しみいただけるものです。利尻の昆布出汁を中心に、かつお出汁を合わせて柚子の香りを効かせ、京風のとろみのあるお出汁に仕立てました。そこに、比叡山延暦寺ご用達の「ゆば八」から仕入れた生湯葉、梅型生麩、国産椎茸、京野菜の壬生菜(みぶな)を合わせました。

温めてご飯にかけるだけで本格的な湯葉丼の完成。

―御社の飲食店で、こちらの湯葉丼がいただけるのですか?

長嶋 はい。京菜味のむらでは、お客様の約7割の方が湯葉丼をご注文されます。どちらかというと地元の人よりも観光客のほうが多く、せっかく京都に来たのだから京都をイメージするものを食べたいというお客様がご来店されます。

京菜味のむらで食べることができる湯葉丼セット(上:雅ご膳、下:おばんざいセット)。

―京菜味のむらを作ったきっかけは?

長嶋 食品の流通には、3分の1ルールというものがあります。賞味期限が生産から1年後だとすると、製造側はその3分の1である4か月以内に納品しなくてはならないというものです。それを少しでも過ぎると商品が納品・販売できなくなりますので、結果的に廃棄されてしまうことになります。最近はSDGsの流れもあり、大手スーパーなどでは2分の1ルールになりつつありますが、それでもまだ厳しいです。

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京菜味のむら惣菜10品セット。

長嶋 それ以外にも流通の段階で、ダンボール箱が多少潰れたりしただけで納品できなかったものや、ダンボールのケース売りに対して端数が出てしまった商品など、まだ十分に食べることができる商品が行き先を失うこともありました。

原料の確認や確保のために一次産業の現場やメーカーに出向くことがある中で、弊社で廃棄を増やしてしまっては申し訳ないという気持ちと、このような商品を少しでも減らすために、自社の飲食店があれば消費できるのではないかということで、2015年に京菜味のむらを立ち上げました。

―湯葉丼の具はTVショッピングでも大盛況だったようですが。

長嶋 はい。おかげ様で2時間で約15,000セットを売ることもありました。そちらはテレビショッピング用の仕様で作ったものですので、内容とお値段が多少違います。「おいしいから何度もリピートした」と言ってくださるお客様もいて、嬉しい限りです。

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冷凍で1人分ずつパックになっている。

―湯葉丼の具のアレンジの食べ方などがありましたら教えてください。

長嶋 温かいうどんや蕎麦にかけてもいいですし、お粥にかけても良いです。チャーハンにかけてあんかけチャーハンにしたりするのもおいしいです。特に私のおすすめは、ゆでたブロッコリーなどの温野菜にかけて食べるという方法です。おかずがもう1品増えますので、便利に使えると思います。

また、卵2個と解凍した湯葉丼の素をよく混ぜてから焼くと、湯葉入り出汁巻き玉子ができます。簡単ですのでおすすめです。

―今後のご展望などをお聞かせいただけますか?

長嶋 このまま冷凍食品を作り続けていくことは変らないと思いますが、さらに幅広い範囲のお客様に弊社の食品をお届けしたいです。

た、SDGsの観点からも、食材を無駄にしないようにしていきたいです。例えば、大根の皮とか万願寺唐辛子のヘタなど、現在は廃棄としていますが、そのような部分も捨てずにできるだけ利用できたらと思っています。生産者さんたちが丹精込めて育ててくれた食材を全部使えないというのは、大変勿体ないことです。生産者さんのためにも、できるだけ廃棄する部分が発生しないような新たな食べ方を構想中です。

―本日は大変有意義なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。

「京ブランド 湯葉丼の具・8袋セット(湯葉丼の具180g×8袋)」

「京ブランド 湯葉丼の具・8袋セット(湯葉丼の具180g×8袋)」
JANコード:4989483000133
外寸法:幅380mm×奥行272mm×高さ70mm
価格:¥4,147(税込)冷凍便 送料込
店名:京菜味のむらオンラインショップ
電話:0120-112-810(10:00~18:00)
定休日:年末年始以外は年中無休
インターネットでのご注文は24時間365日対応
商品URL:https://www.kyousaimi-shop.com/SHOP/kyou_yubadon8.html#kago
オンラインショップ:https://www.kyousaimi-shop.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
長嶋茂(株式会社ノムラフーズ 代表取締役社長)

1966年東京生まれ。トオカツフーズ株式会社に入社後、営業、品質管理、商品開発、研究開発を経験。2006年より株式会社ノムラフーズに出向。2016年に同社代表取締役社長就任。

<文/鶴良子 MC/三好彩子 画像協力/ノムラフーズ>

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