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ティーバッグ感覚で気軽に愉しめる!老舗「麻布タカノ」のオーガニックコーヒー

2024/06/19

編集長のアッキーこと坂口明子が注目したのは、コーヒーバッグタイプの「ショットワンカフェ エキスプレス 有機マイルド(中煎り)」と、リキッドタイプの「オーガニック・カフェグラッセ 無糖」です。どちらの商品も、原料から製品に至るまで、すべての工程において有機JAS規格に適合しているとか。毎日飲むコーヒーだからこそ安心安全なものをと希望されている方には、ぜひ注目してほしい商品です。

そこで今回は、販売元の麻布タカノ株式会社の代表取締役である鷹野孝雄氏に、オーガニックに対する信念や商品のこだわりについて、取材陣が伺いました。

麻布タカノ株式会社 代表取締役 鷹野孝雄氏
麻布タカノ株式会社 代表取締役の鷹野孝雄氏

―御社の沿革を教えてください。

鷹野 弊社は喫茶店の数が増え始める1950年に、業務用のコーヒーの製造・販売というかたちで私の父が創業いたしました。1960年代になると喫茶店が全盛期になり、弊社はその波に乗って順風満帆に成長していきましたが、1970年代の終わり頃になると、低価格販売で高回転型のコーヒーショップが流行し始め、急速に喫茶店文化が低迷し始めました。

私は、ちょうどそのような時期に弊社に入社しました。そしてすぐに、直感的に「このままではまずい」と思ったのです。弊社は業務用の喫茶材料販売を中心にして営んでいましたので、喫茶店の衰退と共に当然のように弊社の業績も次第に落ちてきました。

―それで、どのような対応を?

鷹野 今までのような喫茶店相手の業務向け商品だけでなく、スーパーや百貨店、小売店などに置いてもらえるような、一般消費者向けの商品も作らなくてはダメだということに気づきました。ですが、スーパーや百貨店は、すでに大手のコーヒー会社が独占していましたので、弊社のような無名のコーヒー屋が入り込むスキはないという状態でした。

そこで、次に注目したのが通販でした。生協や食品専門の通販会社などでコーヒーを売らせてもらってはどうかということになったのです。1995年に、業務用として作ったコーヒーを一般消費者向けのパッケージに変えて生協で販売したところ、それが大当たりしました。ここから弊社は、コーヒーだけでなく、紅茶や食品などのすべての商品を業務用から一般消費者向けへと舵を切ることになったのです。

―オーガニックのものを扱うようになったのはいつ頃ですか?

鷹野 オーガニックは、実は紅茶が最初です。1994年にスリランカから輸入して、一般消費者向けにオーガニック紅茶を発売しました。当時の日本は、まだ有機JASマークなどはありませんでしたので、有機であることを証明するためにIFOAM(国際有機農業運動連盟)傘下のドイツや豪州の団体の認証を受けて、そのマークを付けて販売しました。

2000年になると、日本でも有機JASマーク法が制定されたので、堂々と我が国の“有機JASマーク”をつけられる仕組みとなったのです。
そして、翌年の2001年に満を持して有機JASマーク付きのオーガニックコーヒーを発売したという経緯になります。

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2001年発売のオーガニックコーヒーの3種。

―御社が大切にされている信念や想いなどはありますか?

鷹野 弊社のコンセプトとして「DIRS(ダース)」という言葉があります。DIRSのDはDelicious(おいしい商品)、IはIdentity(個性のある商品)、Reasonable(値頃感のある価格)、Safety(安心安全な商品)の4つの言葉を合わせて作りました。

いくら有機で安心安全なものをといっても、やはりおいしくなければ話になりませんから、まずは飲んでおいしい、食べておいしいということを先頭に掲げています。

―「ショットワンカフェ エキスプレス 有機マイルド(中煎り)」は、新しいタイプの簡易抽出型コーヒーだとか?

鷹野 こちらは、ティーバッグの紅茶のように熱湯の中に2~3分浸けるだけで出来上がるオーガニックコーヒーです。一般的なドリップバッグのコーヒーよりも更に手間がかからず、楽に抽出できます。

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ショットワンカフェエキスプレスは熱湯に浸けるだけで本格的なコーヒーの完成。

鷹野 このエキスプレスカフェには、いろいろな利用方法があります。保温性のあるマイボトルにショットワンカフェと少し多めの熱湯を入れてオフィスにそのまま持っていけば、20~30分後に到着した頃にはちょうどよい感じのコーヒーが出来上がっています。また、最近はキャンプやグランピングなどが流行しています。器具をいろいろと持ち込まずにアウトドアでコーヒーを愉しむことができますので、とても便利です。

―リキッドタイプの「オーガニック・カフェグラッセ 無糖」もご紹介ください。

鷹野 オーガニック・カフェグラッセは、コーヒー専門店のような本格的なアイスコーヒーをご家庭で愉しみたい方のために作りました。氷を入れても炭火焙煎による香りと濃厚でほろ苦い旨味が感じられるストレートタイプの有機コーヒーです。

こちらを開発するときは、有機コーヒー豆の配合割合と焙煎度合い、抽出方法がポイントとなりました。長年試行錯誤いたしましたが、結果として三位一体のベストバランスを見つけることができたと思います。(2024年4月“ジャパンフードセレクション”で金賞受賞)

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オーガニック・カフェグラッセはご家庭で本格的なアイスコーヒーが愉しめます。

鷹野 おすすめの愉しみ方としては、氷をたっぷりと入れてキンキンに冷やして、ストレートでお飲みいただくのが一番おいしいかと。アイスコーヒーの苦味を和らげたい方には、濃厚なクリームを浮かべていただくのもよいでしょう。

―今後どのような商品を発売したいとお考えですか?

鷹野 近年の気候変動によるコーヒーの価格が高騰する中でコーヒー製品のリニューアルや新製品等のラインナップはほぼ揃い終えました。そこで、今後は、カフェにまつわる食品の開発にも力を入れていこうと思っています。少し前に、カフェ飯シリーズの“ガパオ”のリニューアルを行い、さらにおいしくて調理の段階を減らして簡単に食べられるようにしました。また、今後は私たちには珍しいコーヒーの花のハチミツや、さらにそれをアレンジした商品など、いろいろと発売していく予定です。

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リニューアル後の【カフェ飯】ガパオは、温めてご飯にかけるだけ。

鷹野 弊社は、すべての消費者に受け入れてもらえるような商品を作ったのでは見向いていただけません。何かしらの付加価値のあるDIRSな商品を作って、その価値を評価してくださる方にお買い求めいただきたいと思っております。そうした開発商品はまだまだ少ないので、これからは商品数をもっと増やしていくことが大切だと考えています。

―本日は大変有意義なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

「《リキッド》オーガニック・カフェグラッセ 無糖 1000ml」
原材料名:有機コーヒー(国内製造)
賞味期限:365日
価格:¥648(税込)
店名:マルシェ麻布
フリーダイヤル:0120-426-826
電話:03-3585-2233(10:00~17:00、土日祝日は休み)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日対応
商品URL:https://marche-azabu.jp/SHOP/mocgm.html
オンラインショップ:https://marche-azabu.jp

「《コーヒーバッグ》【ショットワンカフェ】エキスプレス 有機マイルド(中煎り)15P」

「《コーヒーバッグ》【ショットワンカフェ】エキスプレス 有機マイルド(中煎り)15P」
焙煎度合い:中煎り
内容量:150g(10g×15袋)(15‐30杯分)
原材料名:有機コーヒー豆
生豆生産国:コロンビア、ペルー、他
賞味期限:540日
価格:¥1,620(税込)
店名:マルシェ麻布
フリーダイヤル:0120-426-826
電話:03-3585-2233(10:00~17:00、土日祝日は休み)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日対応
商品URL:https://marche-azabu.jp/SHOP/ex.html
オンラインショップ:https://marche-azabu.jp

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
鷹野孝雄(麻布タカノ株式会社 代表取締役)

1954年東京都生まれ、1978年に父親創業の「タカノ珈琲株式会社」(旧社名)へ入社後、業務用コーヒー販売から家庭向け販売に転換をはじめる。
1994年に海外の有機認証マーク付きの「有機ウバ紅茶」の販売を転機に、有機コーヒー、紅茶の開発に注力する。2002年に代表取締役に就任。通販会社、生協への食品企画販売会社として現在も奮闘中。
信条は“全力投球”で趣味は運動(ゴルフ、テニス、卓球)で大の中日ドラゴンズ好き。

<文/鶴良子 MC/高橋美羽 画像協力/麻布タカノ>

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