埼玉県の伝統的野菜「川越いも」を練り込んだ濃厚さつまいもプリン「川越プリン(川越いも)」

2024/07/18

今回編集長アッキ―こと坂口明子が気になったのは「川越プリン」。いくつか種類があるなかで大人気なのが「川越いも」という伝統的なさつまいもを使用したプリンだそう。この商品を販売するのは、全国各地のお土産品の企画、販売を長年行っている株式会社スマイル-リンク。同社の代表取締役社長・斎藤裕幸氏に「川越プリン」のこだわりや魅力について、取材陣がお話をうかがいました。

株式会社スマイル-リンク 代表取締役社長の斎藤裕幸氏
株式会社スマイル-リンク 代表取締役社長の斎藤裕幸氏

―貴社の沿革をお聞かせください。

斎藤 創業は1964年です。私の父が、愛知県豊橋市に当社の前身である吉田商事株式会社を設立し、主に食品を扱う問屋業を始めました。豊橋は、古くは砂糖の集積地で、菓子業が発展した地域でした。当初は飴菓子や羊羹などを販売し、高度成長期に新婚旅行や観光が活発になると、お土産の菓子問屋に特化していきます。

2008年のリーマン・ショック以降は、インターネットの普及も進み、団体ではなく個人での旅行が増え、地域性をより重視した商品が好まれる時代に。当社も時代のニーズに合わせて変化していき、現在は卸売業のほか、全国各地の特産品やお土産品の企画、開発、販売、また店舗の運営を行っています。

―社長が入社されたのはいつですか?

斎藤 大学卒業後、食品商社に7年勤めたのち、1995年に当社に入社しました。社長に就任したのは2003年です。2014年には、創業50周年を機に、商号を現在の社名に変更しました。

―事業を行ううえで、大事にされていることはなんですか?

斎藤 生産者と消費者を笑顔でつなぐ、つながりを大切にする、ということです。現在の社名にもこの想いを込めており、会社の理念の大きな軸になっています。絶対に揺れ動かしてはならない価値観、大事にしなければならないことだと考えています。生産者さんの想いを消費者の方々へしっかりと届ける――そうしなければ、消費者の心に届くような商品もできないのではないでしょうか。

―社長のご経験から生まれた価値観ですか?

斎藤 はい、そうです。以前、出来上がった商品の販促を駅前やイベントスーペースなどで行う際に、一緒に手伝ってくれた生産者さんがいました。ご自身が作られた原材料が商品になるのをとても喜んでくれて、一緒に頑張ろうよと言ってくれて。私たちも本当に嬉しかったのですが、商品を発売して1年後に、その方が亡くなられてしまいました。その方が作っていたのは希少な原材料でしたが、後を継いでくれた方がいらっしゃって、つなぐことができたのです。この生産者さんとの出会いは、事業を行ううえで礎となるような大切な出会いでした。

―今回ご紹介いただく「川越プリン(川越いも)」の特徴を教えてください。

斎藤 川越は古くから、さつまいもの産地として知られていて、川越地方で採れるさつまいもを「川越いも」といいます。この伝統的な川越いもを生産者さんにご用意いただき、使用しているのがいちばんのこだわりです。

川越いもの品種は、「サツマイモの女王」とも呼ばれる「紅赤」です。ホクホクとした口当たりで、栗のような風味があります。この川越いもをプリン生地に練り込み、さらにダイスカットのお芋を入れることで、おいもの濃厚さとザクザクとした食感を楽しんでいただけるようにしました。

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とろっとしたプリンとザクザクとしたお芋。
食感の違いを楽しめる逸品。
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埼玉県の伝統的な野菜「川越いも」を使用。
やさしい甘さが広がる。
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「川越プリン(川越いも)」(写真右)のほか、
「川越プリン(なめらか)」(写真中央)、
「川越プリン(河越抹茶)」(写真左)などもお取り寄せできる。
川越の蔵造りの町並みをイメージしてデザインされた屋根キャップもおしゃれ。

―「川越プリン」の店舗も運営されていますね。

斎藤 2018年に、埼玉県川越市にプリン専門店「川越プリン」をオープンしました。「川越いもプリン」を食べ歩き用にアレンジした店舗限定商品「どんだけ~芋プリン」が人気です。「川越いもプリン」に「川越芋のモンブランソフト」をトッピングし、さらにさつまいもチップを載せました。おかげさまでご好評をいただいております。川越にお出かけの際には、ぜひお立ち寄りください。

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川越初のプリン専門店「川越プリン」をオープン。
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店舗限定商品「どんだけ~芋プリン」。
1つでさまざまなおいしさ、食感を楽しめる。

―印象に残っているお客様とのエピソードはありますか?

斎藤 入院している旦那様のために、「川越プリン」を買いに来られたという奥様がいらっしゃいました。旦那様が、おいしかったからもう一度食べたい、とおっしゃってくださったそうです。病床にあって当社のプリンを思い出してくださったことも、わざわざ奥様が買いに来てくださったことも、本当に嬉しくて、おいしいものを作ってよかったと心から思いました。作り手の冥利に尽きるといいますか、おいしいものをきちんと作り続けよう、という意識がより強く持てるような経験でした。

―今後の展望をお聞かせください。

斎藤 商品を企画、販売する際には、マーケティングが非常に重要です。しかし当社では、おいしいものであること、そして安心、安全であることが第一であり、そうした点にこだわった商品づくりを、今後も続けていきたいと考えています。

また、おいしいものを作ることで、地域の活性化に寄与できればとも考えています。お店で体験イベントを行うといった店舗を通した地域貢献を行ったり、ほかの地域に新たな店舗を出店したりしていきたいです。

―貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

「川越プリン(川越いも)3個セット」
価格:¥1,350(税込)
店名:川越プリン オンラインショップ
電話:0532-62-9615(10:30~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://kawagoepurin.theshop.jp/items/28737851
オンラインショップ:https://kawagoepurin.theshop.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
斎藤裕幸(株式会社スマイル-リンク 代表取締役社長)

1968年 愛知県生まれ。大学卒業後、株式会社菱食(現三菱食品株式会社)に入社。7年の修業期間を経て、1995年に株式会社スマイル-リンクの前身企業である吉田商事株式会社へ入社。2003年、同社代表取締役社長に就任。2014年に社名を現在の名称に変更し、生産者や消費者を笑顔でつなぎ、地域社会に貢献できる企業活動を行う。

<文/棚田れんげ MC/高橋知 画像協力/スマイル-リンク>

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