有機野菜のおいしさと栄養を手軽に!「人参ジュース」と「ごぼうチップス」

2024/07/19

ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれている野菜は、健康的な食生活を送るために欠かせないものです。「おいしい野菜をもっと手軽にとれたらいいな」と考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回、編集長アッキーが注目したのが、株式会社イー・有機生活が販売する「人参ジュース」と「ごぼうチップス」です。代表取締役を務める伊藤孝博氏にインタビューし、野菜の味わいが生きた商品にどんなこだわりがあるのかをうかがいました。

株式会社イー・有機生活 代表取締役 伊藤孝博氏
株式会社イー・有機生活 代表取締役の伊藤孝博氏

―会社の成り立ちを教えてください。

伊藤 もともと兄が有機農業者の集まりで代表のようなことをしていまして、インターネットが登場した頃に「これを使えば画期的な事業ができるのでは」という話になったらしく、当時日本IBM社に勤務していた私に声がかかりました。最終的に農家で資金を出し合って会社を作るという話になり、社長になってくれと言われて引き受けたという経緯があります。実家は山形の農家ですので、畑違いというわけでもなく、農業のことはよく知っていました。

―それで有機農家との結びつきが強いのですね。

伊藤 そうですね、農家からしても「自分たちの会社だ」という意識があります。仲間ですから、「こういう野菜を作ってほしい」「収量を増やしてほしい」といったお願いも聞いてもらえます。

―今回ご紹介する「人参ジュース」のこだわりポイントを教えてください。

伊藤 ニンジンは収穫する季節や種類によって、色や形、味などがまったく違います。もしも「今日のジュースはいつもと味が違う」となったら、飲みたくなくなってしまうでしょう。途切れさせずに供給していくことに加えていつも同じ味になるよう、産地や品種の違うニンジンをバランスよくブレンドしています。

―冬越しのニンジンが使われているのはなぜですか?

伊藤 糖度が高くておいしいうえに色が濃く、栄養価も高いからです。夏場のニンジンだけでジュースを作ると、深みのある色が出ません。そこにリンゴやレモンの果汁を入れると、さらに色が薄くなってしまいます。

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甘くておいしい冬越しのニンジン。

―ニンジンだけでなく、リンゴやレモンの果汁、梅エキスも入っているのですね。

伊藤 リンゴやレモンの果汁が入ることで飲みやすさがアップしています。リンゴは主に青森県産、レモンは愛媛県産です。梅エキスは味をほんの少しマイルドにする効果があり、梅ならではの栄養素も含まれていることから、体にいいものをお届けしたいという思いもあって使っています。

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ジュース1本に使われている材料。

―製造するうえでのこだわりは?

伊藤 ニンジンは皮をむいて細菌が入らないようにしています。万が一ジュースの中で細菌が繁殖したらとんでもないことになりますから。ニンジンに含まれるビタミンには、熱を加えすぎると壊れてしまうものもあり、製造過程で温度を上げすぎないようにしなければなりません。なおかつ防腐剤も使わないことから、簡単に腐らないように加工する必要があります。そういった部分の調整にはこだわりました。

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ニンジンは1本1本手作業で皮をむいてからジュースに加工する。

―喉ごしはどのような感じですか?

伊藤 ニンジンに含まれる食物繊維を丸ごと製品に入れたいというコンセプトで製造していますが、ドロドロすぎると喉を通りません。繊維質を残しながら、少しトロっとする飲み口に仕上げました。

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スムージーのようなトロッとした口あたり。

―「ごぼうチップス」についても教えてください。

伊藤 さまざまな野菜をチップスにした「野菜サクッチ」というシリーズの商品です。ごぼうのほか、レンコンやサツマイモなどもあります。今はJAさんに提案をして各地で採れる特産物の野菜を当社でチップスに加工し、できあがった製品をJAさんにお返しするという、いわゆるOEMにも取り組んでいます。地元で作ったものを地元で消費する「地産地消」につながりますし、サービスエリアや道の駅で販売してもらえれば、特産物を知ってもらうきっかけにもなるのではないでしょうか。

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スナック感覚で野菜を食べられる「野菜サクッチ」シリーズ。

―「野菜サクッチ」には米油が使われているのですね。

伊藤 はい。当社のお客様は企業も個人も口に入るものにこだわっている方が多く、「子どもに安全なものを食べさせたい」という声も聞きます。安心して食べていただくために、国産の米油を使用しました。また2023年からは、油の使用量をぐっと減らせる真空フライ製法の製品づくりにも取り組んでいます。油が少なければ、そのぶん、脂質の摂り過ぎなどを心配せずに安心して食べられますから。それに通常の野菜チップスの場合、季節によって製造できないものもあるのですが、真空フライ製法の場合は野菜を冷凍して保管するため、通年で提供できるのではないかと考えています。

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子どものおやつにも大人のおつまみにもなる「ごぼうチップス」。

―製造するうえでのこだわりポイントは?

伊藤 工場から「米油にすると価格が上がる」と難色を示されたこともあります。ただ、当社としては品質を下げたくありません。「価格が上がっても構わないので米油を使ってほしい、その代わりうちはちゃんと売るから」と説得し、納得していただいたこともありました。もちろん、販売して稼働率が上がれば工場にもメリットがありますし、今ではかなりの量を作っていただいています。

―今後の展望を教えてください。

伊藤 当社は2024年7月で25年目を迎えます。長いこと「人参ジュース」が一本柱でしたが、今では大手の取引先様からもう一本の柱となるような注文をいただけるようになりました。「野菜サクッチ」関連の新たな商品開発もスタートする予定ですので、今までやってきたことが少しずつ実になってきているのかな、と思います。

有機栽培など、こだわりのある農産物を使っている点が当社の強みです。今後も、野菜の栄養を手軽にとれて、お子さんも安心して口にできる商品を提供し、おいしく食べていただきたいと考えています。

―御社の製品を毎日食べていたら野菜が大好きになりそうです。ありがとうございました。

「有機生活の人参ジュース」(1000ml×1本)

「有機生活の人参ジュース」(1000ml×1本)
価格:¥1,382(税込)
店名:e有機生活
電話:0120-129-878(10:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL https://eu-ki.jp/view/item/000000000452
オンラインショップ:https://eu-ki.jp/

「野菜サクッチ 国産ごぼうチップス」(19g)

「野菜サクッチ 国産ごぼうチップス」(19g)
価格:¥346(税込)
店名:e有機生活
電話:0120-129-878(10:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://eu-ki.jp/view/item/000000000976
オンラインショップ:https://eu-ki.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
伊藤孝博(株式会社イー・有機生活 代表取締役)

1953年山形県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、現BIPROGY株式会社の前々身である日本ユニバック社に入社。10年後、仲間7名とシステム開発会社を設立。13年後、社長のリタイアを機に日本IBM社へ入社。2000年、全国の有機農業推進農家がインターネットで農産物や加工食品を販売する会社を設立するにあたって代表取締役に就任。以降、人参ジュースをはじめ各種商品の開発・販売を行っている。

<文/坂見亜文子 MC/石井みなみ 画像協力/イー・有機生活>

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