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ダーティな地下で楽しむ20代向けハブ酒「DoubleH(ダブルエイチ)」

2024/08/09

今回、編集長アッキーの目に留まったのは、ハブ酒の「DoubleH(ダブルエイチ)」。古風なパッケージが多いハブ酒において、ダーティな地下で飲まれることをイメージした20代向けのハブ酒です。そんな珍しいハブ酒を販売する南島酒販株式会社の代表取締役社長、大岩健太郎氏に取材陣が伺いました。

南島酒販株式会社 代表取締役社長 大岩健太郎氏
南島酒販株式会社 代表取締役社長の大岩健太郎氏

―貴社の歩みを教えてください。

大岩 弊社は1979年に、沖縄で父が創業しました。沖縄では1980年くらいまでウイスキーが人気だったのですが、1980年代半ば頃から2000年代にかけて、泡盛の人気が伸びました。弊社も最初は小さい酒屋でしたが、泡盛業界と共に成長できたのです。

その後、泡盛以外のお酒も扱うようになり、2000年代からは県外出荷もはじめました。現在の事務所に移ったのが、2007年頃です。広い敷地に移転しました。

―幼い頃から家業を継ぐ考えでしたか?

大岩 私は早稲田大学を卒業後、父の指示で東京のお酒問屋に就職しました。家業を継ぐつもりはありませんでしたが、そういう運命だったと思います。

数年後に弊社に入社したときは東京の事務所に勤務しました。20代のうちに沖縄の本社に戻ってきて、社長に就任したのは2017年です。

―大切にしていることを教えてください。

大岩 沖縄県産のお酒を多く売ることが弊社のミッションです。多く売ることで、沖縄の製造業の役に立ちたいと考えています。

その取り組みの1つとして、2024年2月に沖縄県うるま市の酒造メーカー「泰石酒造株式会社」を子会社化しました。泰石酒造は沖縄県では珍しく日本酒を製造している会社です。作ればどんどん売れると思いましたが、人手も資金も足りていない状況でした。

子会社化して生まれ変わらせることで、沖縄の日本酒を全国に広げられると思います。また、ご紹介するハブ酒も、沖縄のハブ酒全体が盛り上がってほしいと考えています。

―「DoubleH」開発のきっかけを教えてください。

大岩 2020年頃に「ハブ酒が沖縄の若者に売れているらしい」という話が社内で出たことがきっかけです。実際にハブ酒の売上も伸びていました。意外にも、観光客ではなく沖縄の若者に売れていたのです。

多くのハブ酒のパッケージは、筆文字で古風です。そこでデザインを若者向けに変えたハブ酒を開発することにしました。

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ダーティなデザインのパッケージ。ウイスキーのボトルにも見える。
側面に「HABU-SHU(ハブ酒)」と書かれている。

―「DoubleH」はどのようなハブ酒ですか?

大岩 ハブ酒は通常、ハーブ(薬草)を入れます。ハーブがないと、とてもくさいからです。DoubleHのHは「ハブ」と「ハーブ」を表現しました。ハーブ13種類は独自の調合です。

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棗(なつめ)・枸杞子(くこし)・竜眼(りゅうがん)・陳皮(ちんぴ)
・ウイキョウ・花椒(かしょう)・丁字(ちょうじ)・クミスクチン
・桂皮(けいひ)・五加皮(ごかひ)・秋ウコン・おたね人参
・甘草(かんぞう)と13種類のハーブを配合。

大岩 身体を温めるハーブ・漢方が含まれており、飲むとポカポカします。味も、飲みやすいハブ酒に仕上げました。

特に世界観とコンセプト作りに力を入れた商品です。明るい路面店ではなく、ダーティな地下で20代に飲まれるような雰囲気のパッケージにしました。

キーワードは「Let`s be Crazy!!」。このキーワードに共鳴する方に飲んでいただきたいです。家でじっくり1人で飲む商品ではありません。みんなで盛り上がりながら飲んでもらいたいと考えています。

飲んだ瞬間は、ハブ酒のエグさがあまりありません。飲んだあとに、胃から上がってくる感覚で、ハブ酒だとわかります。

―「DoubleH」のおすすめの飲み方を教えてください。

大岩 基本はショットか炭酸割りです。オレンジジュースやエナジードリンク割りもおすすめしています。飲みやすく二日酔いしにくいため、社員にも人気です。また、女性にも飲みやすいお酒です。

飲んでもらえれば、多くの方に気に入っていただけます。

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見た目も味もウイスキーに近い。
「ハブ酒」といわれなければ、気づかないだろう。
炭酸で割ると、おいしいハイボールになる。

―ECサイト「shimmer(シマー)」にも力を入れているとか。

大岩 shimmerは、沖縄県産のお酒がほぼすべて揃っているECサイトです。沖縄のお酒に興味がある方は、ぜひshimmerからお買い上げください。

―今後の展望を教えてください。

大岩 沖縄県産のお酒をたくさん売る。その理念は変わりません。また、色々なお酒を県外や国外に広めていきたいです。

そして、しっかり稼いで社員の給料を上げたいと考えています。お酒が飲まれなくなってきているので、薄利多売では通用しません。しっかりとしたブランドを確立して、高く買ってもらえるような酒屋になりたいです。

―ウイスキーのようで、とてもおいしいハブ酒でした!貴重なお話をありがとうございました。

「DoubleH 30度」(750ml)

「DoubleH 30度」(750ml)
価格:¥2,970(税込)
店名:shimmer online
電話:098-882-9393(平日9:00~17:00、土9:00~12:00 日祝日休み)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://shimmer.okinawa/collections/%E3%83%8F%E3%83%96%E9%85%92/products/doubleh-750
オンラインショップ:https://shimmer.okinawa/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
大岩健太郎(南島酒販株式会社 代表取締役社長)

1982年 沖縄県南風原町生まれ 早稲田大学政治経済学部卒。リョーショクリカー(現三菱食品)での勤務を経て、2007年、父が創業した南島酒販へ入社。2017年代表取締役就任。家族は妻と子供二人。趣味はヤクルトスワローズとゴルフ。

<文・撮影/林本直 MC/木村彩織 画像協力/南島酒販>

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