今回、編集長アッキーの目に留まったのは、手軽にマグネシウムを補給できる「laus+濃縮マグネシウム」。世界遺産である知床半島羅臼沖の海洋深層水を使った、ミネラル豊富な栄養機能食品です。今回は、製造・販売するウォーターポイント株式会社の代表取締役社長、小早川克史氏に取材陣が伺いました。
知床羅臼の海洋深層水でマグネシウムを補給、「laus+濃縮マグネシウム」なら手軽にミネラル豊富な食生活を実現!
2024/09/13
ウォーターポイント株式会社 代表取締役社長の小早川克史氏
―創業者はお父様だとか。
小早川 弊社は2024年で創業52年です。創業者の父は広島大学卒業後に現在のみずほ証券株式会社に勤めていました。退職後、ほかの仕事を経験したあとに広島に帰ってきて、水道業の職人として修行をはじめました。
一方で当時の母親は自宅の小屋で鶏を飼い、卵を売っていたそうです。しかし、市街地で鶏を飼っていたためクレームが入り、鶏の飼育を辞めました。そして、鶏小屋を改造した事務所で、父が水道工事屋をはじめました。私が4歳くらいの頃です。
―幼い頃から会社を継ぐ考えでしたか?
小早川 継ぐ気はまったくありませんでした。私は広島工業大学を卒業後、橋梁メーカーで設計の仕事をしていました。橋梁技術者として一生やっていくつもりだったのです。
3年ほど勤めたあとに、広島県庁の土木事務所に出向して、2年ほど勤めました。そのまま技術者として生きたかったのですが、営業部に異動の話が出たのです。当時、広島の実家から出勤していたため、家族に相談しました。
そこで、父が病気がちということもあり、技術者として生きていけないなら実家を継ごうと決めたのです。そして1996年、28歳のときに株式会社第一管工(現ウォーターポイント株式会社)に入社しました。
―水道工事屋さんがなぜ水の販売をはじめたのですか?
小早川 当時はバブルがはじけたあとで大不況でした。銀行や証券会社も潰れる時代で、建築家から仕事をもらう下請けだった弊社も大変でした。多くの同業者が潰れていったのです。
そんな中「人から仕事をもらっているうちは競争も激しいため、下請けから脱却しなければいけない」と考えました。その時期に、アメリカから「逆浸透膜」が入ってきました。
逆浸透膜とは、水以外の不純物を通さない膜のことです。広島の商社の依頼で、井戸しかない養護学校に逆浸透膜の装置をつける工事をしました。井戸水はマンガンやフッ素が水道水の基準値を超えていましたが、その装置をつけたら除去できたのです。
この技術に驚いた私は父親と話をして、配管だけでなく水のことも考えることになりました。インターネットで検索したところアメリカの業者につながり、アメリカに行って技術を導入できたのです。
その頃は、宅配水のトラックが走りはじめ、水の自販機も少しずつ増えてきた時代です。弊社も水を販売する事業を行なうことにしました。
―水を販売する事業は、すぐに軌道に乗りましたか?
小早川 すぐに広島電鉄が経営するスーパーで、水の自販機を導入することがわかりました。弊社は、広島電鉄の建設会社の仕事を受けていたため、営業に行ったらすんなり通ったのです。それが2002年頃になります。
このスーパーに最初6台導入できたものの、それ以降1年はどこも使ってくれませんでした。また、広島で宅配水の工場をはじめたのですが、売ってくれる予定だった商社が売ってくれなかったのです。はじまりは困難の連続でした。
そこで、九州や大阪、東京まで営業に行き、少しずつ全国に広げていきました。さらに、いわれのある水の方がいいと、広島県の湯来温泉に導入してもらいました。湯来温泉の水ということで、宅配水も全国に広がったのです。
その後、水の自販機も売れるようになり、現在は主力になっています。販売実績3,300台など、業界2位の実績があります。
―「laus+濃縮マグネシウム」を開発するきっかけを教えてください。
小早川 弊社は元々ミネラルにこだわってきました。ミネラルの中でも日本人のマグネシウム摂取量は、1日推奨摂取量に100mgほど足りていません。
(厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2020年版)では、1日のマグネシウムの推奨量を30〜64歳の男性では370mg、女性では290mgと設定している。しかし、令和元年国民健康・栄養調査報告によると、1日のマグネシウム摂取量の平均値は30~39歳では219mg、40~49歳では234mg、50~59歳では248mg、60~69歳では277mgと不足している。)
それが生活習慣病の原因や、さまざまな不調の原因になりうるのです。しかし、手軽にミネラルを補給できる水がありませんでした。弊社の水はミネラルが豊富ですが、宅配水を買うか自販機に行かないと手に入りません。そこで、簡単にコップや料理でミネラルを補給できる商品を作ろうと考えました。
1本およそ1,500円ほどの商品だが、きれいな梱包。
わかりやすい使い方の説明書や、マグネシウムの重要性などが書かれたパンフレットが付属する。
―「laus+濃縮マグネシウム」はどのような商品ですか?
小早川 「laus+濃縮マグネシウム」は8滴で約120mg摂取できるため、不足分を補えます。栄養機能食品で、血液循環の改善や骨の形成に役に立ちます。
「laus」とは、世界遺産である知床半島の羅臼のことです。羅臼沖のきれいな海洋深層水を使っています。
利用した方にアンケートを取ったところ、約半数の方に効果を体感していただけました。持ちやすいサイズなので、気軽にマグネシウムを摂取できます。
味は、そのまま飲むと苦い感じがします。ミルクティーやミルクコーヒー、炭酸水に入れるとおいしいです。また、焼酎に入れるとまろやかになっておいしくなります。
料理に入れるなら、洋食がおすすめです。弊社の水は硬水なので、硬水文化の洋食にとても合います。また、洋食はマグネシウムが少ないので、マグネシウム補給にもなります。
現状は女性に人気ですが、男性にも必要なのでもっと男性に飲んでいただきたいです。
手のひらサイズで持ち運びやすい。(写真は身長173cmの男性の手)
マンゴー味のカルピスに炭酸水を加えたカルピスソーダ、ミルクコーヒーに加えたが、
味を邪魔することなく少しまろやかになって飲みやすい。
―今後の展望を教えてください。
小早川 弊社の経営理念は「安心・安全な水の創造」です。2024年元旦の能登半島地震が記憶に新しいですが、5月になっても断水しているところがあります。災害時には水の必要性が増します。
そこで弊社の、地下水を生活用水や飲料水に変えるシステムを広げたいです。公共施設や民間施設に設置することで、電源さえあれば地下水と高度水処理で、水道が断水しても飲料水を作れます。
災害時に命や生活を守る水になるのです。また、普段も水道水のコスト削減や地域住民へのサービスになります。
そして、経営理念の「安心・安全な水の創造」の中に「世界の水問題に貢献する」もあります。世界では、水が貴重で紛争の元になっている地域があるため、水で社会に貢献したいです。日本水フォーラムに15年ほど寄付を続けており、今後も続けていきます。
―貴重なお話をありがとうございました。
「laus+濃縮マグネシウム」(2本セット)
価格:¥2,980(税込)
店名:waterpoint
電話:0120-595-904(9:00~17:00 土・日・祝日・盆・年末年始除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://shop.wp-mkt.com/products/290
オンラインショップ:https://shop.wp-mkt.com/merchandises?merchandise_category_ids[]=60
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
小早川克史(ウォーターポイント株式会社 代表取締役社長)
1967年広島県広島市生まれ。橋梁メーカーを経て、1996年に家業である株式会社第一管工(現ウォーターポイント株式会社)に入社。1999年アメリカから逆浸透膜など水処理技術を導入。2002年、水自動販売機事業と宅配水事業を同時に立ち上げた。2012年同社代表取締役社長就任。2022年自社4軒目となる防災型宅配水工場を八王子に建設、2023年12月現在水自動販売機を約3,200台を納品した。
<文・撮影/林本直 MC/油井直美 画像協力/ウォーターポイント>