商品

韓国伝統の製法で醸す、日本初の国産マッコリ「きぬさら」乳酸菌のすっきりとした酸味が和食と相性抜群!

2024/10/10

今回、編集長アッキーが注目したのは、日本初の国産マッコリ「きぬさら」。本場韓国で修行した日本人杜氏が、地元である静岡県掛川の水と日本のお米を使って醸したマッコリは、甘さ控えめですっきりとした、ほかにはない味わいです。おいしさの秘密を探るため、造り手である株式会社オファードの代表取締役の南貴晴氏に商品にかける想いや誕生秘話を取材陣が伺ってきました!

社長
株式会社オファード 代表取締役の南貴晴氏

―まったくの異業種から酒造事業に参入されたそうですね。これまでの御社の歩みをお聞かせください。

 弊社は30年ほど前に父がはじめた会社で、もともとは塗装業を営んでいました。僕も家業に入るつもりで、高校卒業後、東京の塗装会社に5年間の修行に出て、掛川に戻ってきたのですが、27歳のときに父が亡くなってしまって事業を継承することになりました。その後、時代の波にもまれながら不動産、福祉・医療分野へと事業を拡大。会社としてさらに発展できる事業を模索するなかで、マッコリに注目しました。

―なぜ、マッコリだったんですか?

 新しい事業をはじめるにあたって、一番に考えていたのは「自分たちでつくったものをエンドユーザーに届けたい」ということです。会議を重ねていた頃は、ちょうど韓国ドラマ「冬のソナタ」が放送されていて韓国ブームの最中でしたし、僕自身も韓国料理が大好きで、マッコリにも親しんでいました。でも当時の日本では、まだマッコリが出回っていなかったので、そこに着目したんです。

商品
発酵によって生み出された天然の乳酸菌と食物繊維をたっぷり含んだ、
日本初の国産マッコリ「きぬさら」。
改良に改良を重ね、現在の味わいに辿り着いた。

―マッコリ造りのノウハウを持っていたわけではないのですよね?

 そうなんです。韓国の職人を呼ぶにも言葉の問題があるし、途中で辞めてしまうとも限らない。そんな不安を抱えながら事業はできない、と考えました。そこで、会社の事務長をしていた山本に、渡韓して技術を学んでくるよう命じました。

言葉が話せなければどうにもなりませんから、まずは延世大学の語学堂に入り、1年ほどで韓国語を習得。何のツテもないなか、マッコリの製造技術を習得できる場所を探しはじめました。ところが、酒造所をいくつまわっても、ことごとく門前払い。諦めかけていたところ、韓国の伝統酒をテーマにしたイベントで偶然見つけたのが伝統酒専門学院の案内でした。さらに、マッコリ研究の第一人者である博士との出会いもあり、マッコリの歴史や製造技術、韓国の食文化を学んできてくれました。

商品
絹のような喉ごしと口の中でさらりとほどける後味を持つ新感覚のマッコリ。
1本(500ml)あたり435億個もの乳酸菌が含まれているため、
美容・健康効果も期待できそう!

―商品開発にも多くの時間がかかったのでは?

 最初の商品ができあがるまでに何十回と試作を重ねました。製造技術は習得したものの、日本と韓国では気候が異なるので発酵の速度が違うし、日本のお米を使うので水分量も変わってくるので、思った通りの味が造れなくて。マッコリって昔は家で飲むために各家庭で造られていたお酒で、2週間ほどでできるのですが、造っては廃棄の繰り返しでした。開発をはじめてから納得のいくマッコリを造れるようになるまでに約1年半。構想から販売まで足かけ9年を要しました。

―マッコリ造りの過程において、大切にしていることは?

 本場韓国の正統な製法で、日本人による日本人のためのマッコリを造ることです。今は韓国でさえ、古くからの製法で造っているところは少ないんですよ。だからこそ、製法にはこだわりました。静岡の水と愛知のお米、麦麹を使って、和食にも合うマッコリを目指しています。韓国のマッコリはドロッとしていて、酸味が少ない傾向にあるのですが、「きぬさら」はすっきりとした酸味とキレ、甘みを抑えた味わいが特徴です。

商品
乳酸菌由来のすっきりとした酸味と、
さっぱりとした微炭酸の味わいが料理の味を引き立てる。
パッケージには、地元・掛川で指定希少野生動植物に指定される鳥
「アカショウビン」をデザイン。

―「きぬさら」はどうやって飲むのがおすすめですか?

 冷蔵庫でキンキンに冷やして飲んでください。ストレートでもいいですし、氷を入れてロックで飲んでいただいてもおいしいです。和食にはもちろん、いろいろな料理と合うので、自由にペアリングを楽しんでください。とくに焼き鳥や焼肉といった肉系の料理との相性がいいと思います。

―最後に、社長が思い描くビジョンをお聞かせください。

 ハイボールを飲むような感覚でマッコリを飲む、そういう文化を作っていきたいですね。ハイボールって、僕が20代の頃には今ほど飲まれていなかったんです。昔の居酒屋にはウイスキーすら置いていなかったですから。かつてなかったものが、今は当たり前のように親しまれている。マッコリもそういうふうになっていったらいいなと思います。

―貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

商品

「きぬさら」(500ml)
価格:¥878(税込)
店名:きぬさら 日本のまっこり
電話:0537-26-9832(9:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://kinusara.official.ec/items/68648631
公式ホームページ:https://kinusara.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
南貴晴(株式会社オファード 代表取締役)

1975年静岡県掛川市生まれ。高校卒業後、東京の塗装会社で修行。23歳で地元に戻り、家業である塗装業に携わる。27歳のときに父が他界。事業を受け継ぐとともに、「後世に残る、強く人々に必要とされる企業」にするべく、社名を株式会社オファードに改称。宅地建物取引士の資格を取得して不動産業を開始。その後、介護・医療分野での事業を主軸に据え、2014年からは酒造事業にも力を注ぐ。

<文・撮影/野村枝里奈 MC/伊藤マヤ 画像協力/オファード>

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