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飲んでみると味の違いに驚く!チモトコーヒーがこれぞと選び抜いた「コーヒーギフトセット」

2024/08/21

編集長のアッキーこと坂口明子が注目したのは、こだわりのコーヒ―専門サイトBUENOS AIRES COFFEE(ブエノスアイレスコーヒー)の「コーヒーギフトセット <ブラジル・エチオピア・コスタリカ>」。この3種類のコーヒーを飲み比べてみれば、それぞれの特徴ある味わいにかなり驚くことでしょう。今回はこちらのコーヒーギフトセットについて、BUENOS AIRES COFFEEを経営する株式会社チモトコーヒーの代表取締役社長である治面地秀一氏に、商品の特徴やこだわりなどについて、取材陣が伺いました。

株式会社チモトコーヒー 代表取締役社長の治面地秀一氏
株式会社チモトコーヒー 代表取締役社長の治面地秀一氏

―創業当時のエピソードをお聞かせいただけますか?

治面地 弊社の創業者の芝原耕平は、私の遠い親戚にあたります。芝原は、明治時代にブラジルのサントスに渡り、そこから最終的にアルゼンチンのブエノスアイレスで食料品店を経営して成功を収めました。その後帰国し、「これからは日本でもコーヒーが普及するはずだ」と考え、1927年に東京の四谷でコーヒーの卸売り業をスタートしました。翌年の1928年には、ラジオ番組で布ドリップによるコーヒーの抽出方法を紹介するなど、日本でのコーヒーの普及にかなり力を注いだと聞いています。

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創業当時のチモト商店(現在のチモトコーヒー)のようす。

―チモトコーヒーの「チモト」とは?

治面地 チモトという名前は、創始者が考えたものです。日本を代表する伝統的な飲み物の文化といえば「茶道」。そして日本を代表する花といえば「桜」。桜といえば「吉野の千本桜」。このように連想し、コーヒー文化も茶道のような極みに高めたいという想いを込めて、吉野の千本桜の千本を音読みした「チモト」を社名にしたそうです。

―それからは、どのように発展されたのですか?

治面地 きっかけは、1960年代頃の昭和の喫茶店ブームからです。そのブームに乗り、弊社は喫茶店に向けた卸しの仕事が急激に増えました。また、大手の牛乳メーカーへ、コーヒー牛乳の原料となるコーヒーを納めるようになり、さらに販路が広がりました。
それからの弊社は、さまざまな企業からの幅広いニーズに応えられるようなコーヒー製造会社へと成長。大手企業に向けた業務用コーヒーの製造や、OEM(製造委託)製品の製造なども任されるようになりました。
また、2014年からは一般消費者に向けて、EC事業をもっと強化していこうという流れになり、自社サイトである「BUENOS AIRES COFFEE(ブエノスアイレスコーヒー)」を始動しました。こちらのサイトでは、世界各国のコーヒー生産地で見つけた質の高いコーヒーを販売しています。

―コーヒーギフトセットの「コスタリカ カンデリージャ」はどのような味でしょうか?

治面地 コスタリカ カンデリージャは、2007年に私が初めてこの農園を訪問してから、今までずっと購入し続けている豆です。バランスの良い重厚な風味と、青リンゴのようなスッキリとした酸味、後味にクリーンな印象があるコーヒーです。こちらは酸味のおいしさを活かすために、ハイローストで仕上げました。

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コスタリカ カンデリージャの味の評価。

―「エチオピア イルガチェフェ」は?

治面地 エチオピア イルガチェフェは、エチオピアのシダモ地方にあるイルガチェフェという地域で初めて飲んで、その特徴的な風味にかなり驚いたコーヒーです。フルーティで、ジャスミンのような香りがあり、熟度の高い果物の甘味のようなものを感じたコーヒーというのは、私にとって初めての体験でした。
コーヒー豆の精製方法にはいろいろとありますが、代表的なものとしてウォッシュド(水洗式)とナチュラル(非水洗式)があります。このイルガチェフェの場合、ウォッシュドは味がすっきりとし、ナチュラルは味にパンチがあると感じました。そこで、この2種類の精製方法の特徴を活かしてブレンドし、バランスの良い味に調整しました。

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エチオピア イルガチェフェの味の評価。

―「ブラジル ショコラ」は?

治面地 ブラジル ショコラは、以前から弊社がいろいろなブレンドに使用している豆の1つです。ナッツやチョコレートのような甘い香りがして、とてもおいしいコーヒーですので、ぜひこれをギフトセットの中に入れたいと思いました。ブラジルのサンアントニオ生産者組合から仕入れている弊社自慢のコーヒー豆です。

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ブラジル ショコラの味の評価。

―コーヒー焙煎に対するこだわりを教えてください。

治面地 弊社には、100キロを焙煎できるドイツ製のGOTHOT RAPIDO NOVAという焙煎機が2台と、60キロの豆を焙煎できる国産のドラム型焙煎機が1台あります。

GOTHOT RAPIDO NOVAは熱風式の焙煎機で、豆の芯からしっかりとムラなく、まろやかに焙煎できるといった特徴を持っています。これはコンピュータ制御で焙煎するので、温度プロファイルがしっかりと取れ、焙煎の再現性が高く、何回焙煎しても同じおいしさで豆を焼くことができます。
ドラム式の焙煎機のほうは、少しパンチのある味に焙煎できます。ドラム式と熱風式の両方の焙煎機がありますので、お客様の要望や豆の特徴に合わせてどちらの焙煎機を使うかを決めています。

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チモトコーヒーのコーヒー焙煎のようす。

―今後の展望について教えてください。

治面地 日本には数多くのコーヒーメーカーがありますが、誰もが知る主要メーカーとして活躍していきたいと思っています。また、全国の皆様に弊社が焙煎したコーヒーをもっと飲んでいただきたい。そのためにも、これからもいろいろなメーカーと協力しておいしいコーヒーを作っていくつもりです。
弊社のオンラインサイト(BUENOS AIRES COFFEE)では、今回ご紹介したコーヒー以外にもオリジナルブランドコーヒーを販売していますので、ぜひ一度試してみてください。

―本日は大変有意義なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

コーヒーギフトセット <ブラジル・エチオピア・コスタリカ>

「コーヒーギフトセット <ブラジル・エチオピア・コスタリカ>」
内容:ブラジル ショコラ
エチオピア イルガチェフェ
コスタリカ カンデリージャ
各180g×1袋
賞味期限:製造日より6ヶ月
価格:¥4,320(税込)
店名:BUENOS AIRES COFFEE
電話:03-3753-2421(9:00~17:00対応)
定休日:土、日、祝日
インターネットでのご注文は24時間365日対応
商品URL:https://chimoto-coffee.shop-pro.jp/?pid=178303947
オンラインショップ:https://chimoto-coffee.shop-pro.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
治面地秀一(株式会社チモトコーヒー 代表取締役社長)

1959年 東京生まれ。
1985年 株式会社チモトコーヒーに入社。
2014年よりコスタリカへの訪問を機に、「上質な一杯」にかけるコーヒー生産者の情熱を日本のお客様に伝えることを使命と考え、商品開発を行っている。

<文/鶴良子 MC/石井みなみ 画像協力/チモトコーヒー>

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