今回、編集長のアッキーが気になった「麴菌発酵イソフラボン」は、大豆イソフラボンを効率的に吸収できるサプリメントです。商品の魅力をニチモウバイオティックス株式会社代表取締役社長の北谷明大氏に取材陣が伺いました。
吸収率の高さにご注目!20年以上も健康と美を支える「麴菌発酵イソフラボン」
2024/08/28
ニチモウバイオティックス株式会社 代表取締役社長の北谷明大氏
―御社の沿革と北谷社長のご経歴をお聞かせください。
北谷 ニチモウバイオティックスは1999年1月に設立されました。私が入社したのは2002年です。当初は親会社のニチモウ株式会社に入社し、研究開発部門に所属していました。
ニチモウバイオティックスは当初ニチモウグループの生産部門でしたが、2007年に製販一体の会社となっています。私はニチモウ株式会社に残り、プラスチック製品の営業を約10年間担当。2019年11月にニチモウバイオティックスに戻り、2023年5月末に代表取締役社長に就任しました。
―もとのニチモウ株式会社はどのような会社だったのでしょうか。
北谷 ニチモウは魚を捕る網を製造するメーカーでした。そこから健康食品事業に着手したきっかけは、養殖魚の餌を開発しようとしたことです。当時は魚の餌にイワシを使用していましたが、イワシが高騰したため、代替タンパクとして大豆に着目しました。
魚は腸が短いため、大豆タンパクをそのまま与えても消化しきれないという課題が当時はありました。そこで私たちは麹菌で発酵させることで低分子化し、消化吸収しやすくする手法をとったのです。
ニチモウバイオティックス株式会社は30年も大豆の研究を続けてきたイソフラボンのパイオニアだ。
―その研究が「麴菌発酵イソフラボン」につながっているのですね。
北谷 はい。当初は魚の養殖用の餌として開発していましたが、手間がかかるため高価になり、最終的に魚の餌としては使えませんでした。しかし大豆を発酵させた結果、人の健康にも寄与する可能性が判明したのです。そこで人向けのサプリメントとして研究開発を進めることとなりました。これを製品化したサプリメントが「麴菌発酵イソフラボン」の前身である「イソラコン」です。
現在は「イソラコン」ブランドの一商品として販売されている「麴菌発酵イソフラボン」。
20年以上販売するロングセラー商品だ。
―大豆イソフラボンにはどのような効果があるのでしょうか?
北谷 大豆イソフラボンには女性ホルモン様作用(=女性ホルモンの一種であるエストロゲンのような働きをする作用)があります。女性は閉経に至る過程でホルモンが急激に低下し、ホルモンバランスが崩れるため、さまざまな更年期障害の症状に悩まされることが少なくありません。イソフラボンを摂取すれば、低下した女性ホルモンの代替として働きます。
更年期の女性を対象とした臨床試験では、イソフラボンの摂取により疲労感の軽減や睡眠の質の向上が認められました。この他にも大豆イソフラボンは、骨の生成を助けたり、シミやシワへアプローチしたり美容効果も確認されています。
―大豆イソフラボンの摂り過ぎはよくないのでしょうか?
北谷 現在は、国の指針によりサプリメント形状で摂取する場合、1日の上限が30mgと定められています。これは一部の大豆イソフラボンの過剰摂取により、月経周期の延長などの変化が見られたためです。
ただし現代人の大豆製品の摂取量は少なく、むしろ不足しているケースの方が多いのが実情です。上限いっぱいまで摂取しても、本来必要なイソフラボン量を十分に満たせているとは断言できません。
―「麴菌発酵イソフラボン」の特徴を教えてください。
北谷 大きな特徴は麹菌で発酵させることにより、イソフラボンに含まれる糖を取り除いていることです。一般的な大豆イソフラボンは腸内細菌によって糖が分解されないと、体内に吸収されません。
しかし「麴菌発酵イソフラボン」は、麹菌によってあらかじめ糖を除去しているため、吸収率が3倍ほど高くなります。腸内細菌の力を借りずとも腸から吸収されるし、胃からも吸収されるので、摂取した分、体内で効率的に活用されるのです。
大豆の発酵に使う麹はイソフラボンから糖を除去するのに適したものを厳選し、
焼酎に使われる麹菌を採用した。
―更年期の世代の女性に人気というイメージですが、年代・性別を問わず飲めますか?
北谷 「麴菌発酵イソフラボン」は食品ですから、基本的に年代や性別を問わず幅広い方に飲んでいただけます。抗酸化作用など、女性ホルモンとは異なる効果も期待できるため、大豆製品が不足しがちな方は補助的に摂取してはいかがでしょうか。
摂取するタイミングはいつでも構いません。例えば日中の疲労感が気になる方は朝、夜の寝つきが気になる方は晩御飯のタイミングで飲む方もいます。イソフラボンは脂溶性のため、食後に飲むとさらに吸収率が高まります。
ビタミンCやビタミンE,ビタミンB12も合わせて配合し、
健康を支える姿勢は、前身の商品から今も続いている。
―最後に今後の展望をお聞かせください。
北谷 サプリメントの製造・販売は今後もメインとして継続していきます。しかし基本的に、栄養素は食事の中で摂ってもらうのが一番いい。そこで食品にプラスアルファできるような健康食品を考えていきたいと思っています。ふりかけでもいいですし、お菓子の中に放り込んだり、加工食品に振り込んだりするのも一案かもしれません。まだアイデア段階の構想ではありますが、今後着手できればと考えています。
―貴重なお話をありがとうございました。
「麹菌発酵イソフラボン」(90粒)
価格:¥6,156(税込)
店名:イソフラボン倶楽部
電話:0120-840-359(9:00~18:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://isoflavoneclub.jp/shop/products/I-RG021
オンラインショップ:https://isoflavoneclub.jp/shop/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
北谷明大(ニチモウバイオティックス株式会社 代表取締役社長)
1976年生まれ。2000年3月に神戸大学農学部生物機能化学科を卒業後、2002年3月に同大学大学院自然科学研究科生物機能科学専攻博士・前期課程を修了。同年4月にニチモウ株式会社に入社し、バイオティックス研究開発室、環境資材営業部イムソイチーム、化成品営業部化成品チーム、大阪支店化成品チームを経て、2019年11月にニチモウバイオティクス株式会社に出向。2021年4月には星薬科大学大学院総合薬科学専攻社会人博士課程に入学。2023年5月よりニチモウバイオティックス株式会社の代表取締役社長に就任し、現在に至る。
<文・撮影/西村初音 MC/三好彩子 画像協力/ニチモウバイオティックス>