今回、編集長アッキ―こと坂口明子が気になったのは、簡単に焼いて食べられる極上の塩サバ。脂がたっぷりとのったサバと高級塩の相性が抜群の逸品です。食欲をそそり、ご飯も進む塩サバの誕生秘話を、製造している株式会社カネジョウ大﨑 代表取締役の大﨑哲也氏に取材スタッフが伺いました。

株式会社カネジョウ大﨑 代表取締役の大﨑哲也氏

―貴社の沿革を教えてください。

大﨑　サバやイワシを主体とする青魚の加工・卸売業をメインとした当社は、1971年に父が創業した会社です。元々は大﨑商店としてスタートし、1985年に株式会社カネジョウ大﨑となりました。
私も小さいころから家業の手伝いをしていましたし、大学時代は学業と家業の二足のわらじ。工場で青魚などをさばいていました。その後、2009年に代表取締役に就任。会社を継ぎました。

創業から約50年。全国トップクラスの水揚量を誇る銚子の地から、
品質高くおいしいサバなどを届けている。

―大事にされていることは？

大﨑　「おいしいな」と思うものを取り扱っていくことは大事にしています。やはり食べ物ですから、おいしいものを作らないとお客様に届きません。特に近年は、魚離れが進んでいます。
でも「魚を食べない子どもが食べた」「食べ物にうるさいお父さんが、これなら文句を言わない」といったように、味で気に入っていただけたら、また手に取っていただける。価値をわかっていただけるような、リピートしていただけるような商品作りは心がけています。

―一番のこだわりは？

大﨑　品質です。味で嘘をつかないと言いますか。やはり、味で信用をいただくことは大切にしています。それから、環境問題への配慮もこだわっている部分。資源がなくては成り立たない仕事なので、環境は大事です。工場で使う機械なども、環境破壊につながるような機器ではなく、自然冷媒機器に変えて事業を継続しています。

脂が乗っていて、とてもおいしい「【ろく助塩使用】至高の塩鯖セットA」。
サバも塩もたっぷり。

―そうした事業展開を行う中で誕生したのが「【ろく助塩使用】至高の塩鯖セットA」です。

大﨑　元々サバはおいしい魚です。でも、差別化がしにくく、自分自身も納得できる商品ができなかった。そのことばかりを考えていたとき、「ろく助塩」を食べる機会があって。食べると、とてもおいしく、後味も良い。塩サバにぴったりで、思い描いていた塩でした。試しに塩サバを作ったところ、社内で評判も良い。そこで、「ろく助塩」を業務用に卸してもらえないかアプローチしました。
当初は難しかったのですが、試作品を食べていただいたら「やりましょう」と返答をくださって。今の時代で言うコラボ商品になりました。「あなたに任せるから」と言っていただいているほど、信頼関係で成り立っている商品でもあります。

―商品の特徴は？

大﨑　「ろく助塩」とサバの相性が抜群です。脂ののったサバではないと、塩サバのおいしい旨味が出ません。そこでヨーロッパの中でも北欧のあたりで取れる最も旬の脂質の高いサバを用いています。この組み合わせで、今までにないような旨味の強い塩サバに仕上がりました。自信を持っておすすめできます。

―おすすめの食べ方は？

大﨑　シンプルに焼いて食べていただくこと。これが一番です。最近では、魚を焼くのは手間がかかると嫌がられるお客様も多いのですが、この「【ろく助塩使用】至高の塩鯖セットA」はフライパンでも簡単に焼けます。
実は、「塩サバ フライパン」とインターネットで検索いただくと、当社のサイトが上位に出てきますので参考にしてもらえたら。その焼き方でお試しいただけると、おいしく召し上がれます。

―今後のビジョンを教えてください。

大﨑　やはり、魚を焼いて食べるという食文化を埋もれさせたくないと思っています。中でも、塩鮭と塩サバは焼き魚として、なくなったら困る。そんな思いから「【ろく助塩使用】至高の塩鯖セットA」を開発しました。
たくさんの方に手に取っていただけたらうれしいです。そして、これからももっといろいろな魚を見て、お客様から求められるおいしいものを作り続けたいなと思います。
お買い上げいただくのですから、皆様が「おいしい」と納得してくださる商品作りを最優先に考えていきますので、ぜひ一度、当社の製品を食べてみてください。

―貴重なお話をありがとうございました。

「【ろく助塩使用】至高の塩鯖セットA」（至高の塩鯖1切パック、至高の塩鯖2切パック、至高の塩鯖1枚パック、ろく助塩（白塩）150g）
価格：¥6,480（税込）
店名：株式会社カネジョウ大﨑
電話：0479-24-4133（平日9:00～17:00）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://www.kanejyo-osaki.co.jp/shop/item01.html
オンラインショップ：https://www.kanejyo-osaki.co.jp/index.html

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

＜Guest’s profile＞
大﨑哲也（株式会社カネジョウ大﨑 代表取締役）

1962年千葉県銚子市生まれ。幼少期より青魚に親しみ立教大学在学中から休日は銚子に帰省し工場でサバをさばいてきた。卒業後、家業である（株）カネジョウ大﨑に入社。銚子産・大西洋産サバを原料に品質に決して妥協せず、本当においしい塩サバだけを追求している。自ら開発、工程にもこだわり抜いた「【ろく助塩使用】至高の塩鯖」は全国の取扱店で年間500万食以上売れるヒット商品に。魚離れが進む中、おいしさで選んでもらえる品を目指し日々取り組んでいる。

＜文／青柳舞子　MC／山口優花　画像協力／カネジョウ大﨑＞