子どもが魚を食べない…そんな悩みをおいしく解消!「子どもようおさかなさん」

2024/09/13

「子どもに魚を食べさせたい」と願う親御さんは多いはず。しかし、忙しい日々の中で手間をかけて魚料理を作るのは至難の業でもあります。そこで今回、編集長のアッキーが気になったのは、子どもがおいしく食べられるお魚「子どもようおさかなさん」です。この商品を開発した岩手県の水産加工会社、株式会社津田商店の代表取締役会長 津田保之氏に取材陣がお話を伺いました。

株式会社津田商店 代表取締役会長の津田保之氏

―御社のこれまでの沿革と社長ご就任の経緯についてお聞かせください。

津田 当社は1933年6月に私の祖父が創業しました。今年で91年目を迎えます。現在の会社組織になったのは1956年で、その頃は主に魚の缶詰を製造していました。1972年からは、今回ご紹介する「子どもようおさかなさん」の基礎となる、学校給食向けの冷凍食品の製造をスタート。以来50年以上、学校給食向けの商品を作り続けてきました。
私は大学卒業後、食品商社に勤めていました。実家の会社を継ぐようにとの強い勧めはなかったのですが、縁あって1986年に家業を継ぐことになりました。当初は今の会社の社長ではなく子会社の社長を務めていましたが、1998年に親会社の社長に就任しました。

―御社が大切にしている理念やこだわりはどのようなものでしょうか?

津田 当社は創業以来、岩手県の釜石市に拠点を構え、真面目で誠実な姿勢を大切にしてきました。とりわけ重視しているのは『誠実さ』です。嘘偽りのない商品づくり、従業員同士の信頼関係、真摯な経営姿勢。こうしたことを常に心がけて事業に取り組んでまいりました。
おかげさまで当社には昔から、誠実な従業員が多く集まってくれています。誠実であることが信頼を生み、長年の取引先との関係性を築く礎になっている。そのおかげで学校給食の分野をはじめ、多くの方々から信頼していただいているとも思っています。

缶詰と冷凍食品を数十年にわたり手掛けてきた。
丸のままの魚を仕入れてから最終的な調理済み商品まで一貫生産する。

―「子どもようおさかなさん」はどのように誕生したのでしょうか?

津田 当社の主力事業は長年、缶詰と冷凍食品の2本柱です。以前の冷凍食品は衣を付けた揚げ物など様々な商品を手がけていました。
しかし、2011年の東日本大震災で状況が一変したのです。津波の被害で工場が全壊し設備が全て流されて、1年間、操業を停止せざるを得なくなりました。そこで、再スタートを切る際に「冷凍食品は得意分野の学校給食向けに特化しよう」と決断しました。

とはいえ、少子化の影響で学校給食の市場規模は年々縮小しています。いつまでも現状維持というわけにはいかない。危機感を抱いていたところに、3年前のコロナ禍による学校の長期休校があり、給食向けの受注が3ヶ月間ゼロになるという事態になりました。
そこで「もう一つの柱を何か作らなくては」と模索を始めたのです。自分たちの強みを活かせるのは、やはり子ども向けの製品だと考えました。こうして2023年に当社初のD2Cブランドとして誕生したのが「子どもようおさかなさん」です。

「子どもようおさかなさん」の「【はじめての方におすすめ】大人気4点セット」は
学校給食でも人気の味の1位から4位までをセットにしたもの。

―「子どもようおさかなさん」の特徴やこだわりのポイントを教えてください。

津田 もともと当社の学校給食向け商品は子どもたちに好評でした。聞くところによると、残食率がとても低いのだそう。子どもが食べ残さず完食してくれるというのは、とてもうれしいことです。「子どもようおさかなさん」でも、子どもたちに愛される味と食べやすさを再現しました。
学校給食用の商品は、アレルギー対応や栄養面でもシビアな管理が求められます。魚特有の臭みをしっかりと取り除くことも重要です。「子どもようおさかなさん」では、臭み取りの技術を始め、当社が培ってきたノウハウを余すことなく注ぎ込みました。

苦味や臭みを取り除くため一つひとつ手作業で確認し手洗いを実施。
ひと手間を加えて魚特有の生臭さを除去している。

津田 給食の味付けは比較的甘いのですが「子どもようおさかなさん」は甘すぎないように調整しているのも特徴です。味付けの調整には苦労しました。子供の好みに寄せすぎると大人が食べられなくなるし、その逆もしかりです。シンプルに砂糖を減らすことで、子供にも大人にも合う味付けにたどり着きました。

ソースなどを変えて味変アレンジもできる。

―お客様からの反響で印象的だったものはありますか?

津田 「魚嫌いだったうちの子が「子どもようおさかなさん」を食べてくれた」というお声です。食べるかどうかわからないものの、食卓に出してみたらペロッと食べたというお声をいただくと、非常にうれしく思います。お皿に何も残っていないお写真を送ってくださった方もいらっしゃいました。
魚はお肉に比べてミネラルやカルシウム、EPA・DHAといった良質な油が豊富。子供の健康づくりに欠かせない食材です。それを多くの方に再認識していただき「子どもようおさかなさん」を食生活に取り入れていただけたらと思います。

普段青魚を食べない子どもがパクパク食べた「さんまのみぞれ煮」。
青魚の臭みや苦味はまったくなく魚本来の味を感じられ、大人も「懐かしい味」と好評だ。

―最後に今後の展望をお聞かせください。

津田 近年は水産資源の減少により、魚は非常に貴重な食材となっています。だからこそ、余すことなく大切に使っていきたい。可食部を増やして廃棄を減らすなど、様々な工夫の余地があると考えています。
また当社は長年、缶詰と冷凍食品の2本柱で事業を続けてきましたが、この「子どもようおさかなさん」を機に、第3の柱を築いていきたいと考えています。D2C事業にしっかりと力を注ぎ、魚のおいしさや大切さをより多くの方々に届けていければと思います。お子様にお魚を食べさせたい!と思っている親御さんは、ぜひ一度だまされたと思って食べてみてください(笑)きっとご納得いただけます。

―貴重なお話をありがとうございました。

「【はじめての方におすすめ】大人気4点セット」(いわし梅煮240g、さんまみぞれ煮240g、さばゴマ味噌煮300g、いわしトマト煮240g / 各6切れ入り)
価格:¥4,858(税込)
店名:子どもようおさかなさん オンラインショップ
電話:0193-29-1800(平日9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:【はじめての方におすすめ】大人気4点セット
オンラインショップ:https://shop-osakana-tsudashouten.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
津田保之(株式会社津田商店 代表取締役会長)

岩手県出身。大学卒業後、食品商社で営業職を経て釜石にUターン。岩手県釜石市で祖父の代から水産加工業を営む津田商店に入社。1998年社長に就任。50年以上にわたって全国の学校給食を提供し、子どもがおいしく食べられるお魚を追求してきたノウハウを活かしD2Cブランド「子どもようおさかなさん」を立ち上げ、2023年8月にECサイトをオープン。

<文/西村初音 MC/木村彩織 画像協力/津田商店>

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