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何個でも食べたい!和と洋が出合って生まれた「バターサンドどら焼き」

2024/10/17

甘いあんこがたっぷり詰まったどら焼きは、休憩タイムや小腹がすいたときに食べたくなる身近な和菓子のひとつです。今回、編集長アッキーが注目したのが、神奈川県横浜市に本店を構える和菓子専門店「TERADAYA」の「バターサンドどら焼き」。オリジナリティーあふれる味がどうやって誕生したのか、運営元の有限会社フロムワンで取締役を務める寺田司氏に取材陣がお話を伺いました。

―まずは御社の成り立ちを教えてください。

寺田 父が1997年に、横浜市港南区丸山台で洋菓子店「パティスリーストラスブール」を独立オープンしたのが始まりです。オープン当時、私はまだ20歳で、簿記の専門学校を卒業したばかりでした。簿記の勉強が大好きで、税理士を目指して会計事務所に就職したのですが実務が合わず2~3週間で退職し、ちょうど5月3日にオープンした父の店を手伝い始めた、というかたちです。

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始まりとなった横浜市港南区丸山台の「パティスリーストラスブール」。

―創業されたのはお父様なのですね。

寺田 父は石川県の出身で、中学校を卒業後に和菓子職人となり、25歳のときに結婚し、それを機に横浜市に出てきてから洋菓子の道に進んだと聞いています。

―代表ご自身は製菓業界に入るつもりはなかったのですか?

寺田 まったくありませんでした。これまでにお菓子を作ったこともありません。父がパティシエでしたので、私は簿記の知識を生かして資金調達のための資料を作成したり、どうやったら売れるのかを考えたりして、役割を分担していました。3年目の頃に法人化し、私が代表に就任して今に至ります。

―「和菓子専門店TERADAYA」を創業した経緯を教えていただけますか。

寺田 「和菓子専門店TERADAYA」を立ち上げたのは、「パティスリーストラスブール」の誕生から数えて21年目のことです。丸山台にある「パティスリーストラスブール」の目の前に建っている物件をお菓子づくりの工房として借りたのですが、店舗を開業できるようなスペースがあり、「いつかここでもお店をやれたらいいな」と考えていました。ただ、店を開くにしても目の前に「パティスリーストラスブール」があるので、「洋菓子店が手がける和菓子店」という別の切り口で企画しました。

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和モダンなたたずまいの「和菓子専門店TERADAYA 本店」。

―今回ご紹介する「バターサンドどら焼き」が誕生したきっかけは?

寺田 私はお菓子づくりのことは分かりませんが、商品のアイディアは出します。和菓子店を始めると決まったとき、「ギフトになる商品といえばどら焼きかな」と考えました。とはいえ、普通のどら焼きを作っても仕方ありません。父が原料にこだわる人で、なおかつ洋菓子店が手がける和菓子店という切り口から、「上質なあんこにバターをサンドしたらおいしいのでは」と思いついたのが始まりです。

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「和菓子専門店TERADAYA」の創業と同時に生まれた「バターサンドどら焼き」。

―原料へのこだわりについて教えてください。

寺田 当社では、「パティスリーストラスブール」を創業したときから国産バターのみを使っています。さらに、そのうちのほとんどがカルピスバターです。今はカルピスバターが貴重になっているため、カルピスバターを使ったお菓子を取り扱えるお店も少なくなっているのではないでしょうか。

―味の特徴は?

寺田 あっさりとした風味のカルピスバターと同じく、くどくない甘さをお楽しみいただけるのが特徴のひとつかもしれません。これは当社の商品に共通する特徴で、「パティスリーストラスブール」の洋菓子に使う生クリームも、後味がさっぱりとしています。

―パッケージもおしゃれです。

寺田 見栄えにはかなりこだわっています。「横浜にある、洋菓子店が開く和菓子店」という切り口でデザイナーさんに依頼し、ほかのパッケージも含めてデザインしていただきました。モダンなイメージに仕上がったと思います。

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筆のタッチを生かして描かれたロゴやイラストがおしゃれ。

―どのような方が購入されるのでしょうか?

寺田 30代から40代の方が多いのではないでしょうか。ただ、「和菓子専門店TERADAYA」は店舗によって客層が異なるため、一概にはいえません。幅広い層の方に味わっていただきたいと思っています。

―今後の展望についてお聞かせください。

寺田 近々では、2024年の秋頃に「プレミアムバターサンドもなか」という商品をリリースする予定です。

―それは代表が企画された商品ですか?

寺田 はい。塩味を効かせつつ、さっぱりしたバターとあんこを合わせたお菓子で、私自身も非常に楽しみにしています。

―新しい商品の発想はどこから出てくるのでしょうか?

寺田 他店の商品を見て、「これをこうしたらどうかな」とインスピレーションを得ることもあります。「パティスリーストラスブール」の洋菓子に、「チーズインバウム」というバウムクーヘンの穴にチーズケーキを流し込んだ商品があるのですが、これは他店のチーズタルトを見て思いつきました。私自身がお菓子を作ることはできませんが、新しいアイディアを考えることは好きです。

―新商品も楽しみです。本日はありがとうございました!

バターサンドどら焼き(5個入り)

「バターサンドどら焼き」(5個入り)
価格:¥1,404(税込)
店名:和菓子専門店TERADAYA本店
電話:045-840-6361(9:30~18:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付※本店は月火休
商品URL:https://shop.teradaya.info/products/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%A9%E3%82%89%E7%84%BC%E3%81%8D-5%E5%80%8B%E5%85%A5
オンラインショップ:https://shop.teradaya.info/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<文/坂見亜文子 MC/油井直美 画像協力/フロムワン>

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