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安心安全、香り・甘み・旨み超一級!豚肉好きさんは、ぜひ一度、お試しを「熟成豚(ねむるぶた)おふトン・嬉嬉豚(うれうれぶた)食べくらべギフトセット ステーキ(1,200g)」

2024/10/31

比較的手頃な価格で、しかもビタミン豊富な豚肉。生姜焼きや豚カツ、しゃぶしゃぶ、サムギョプサル、回鍋肉……などなど、日々の食卓に欠かせない人気の食材です。それだけに気になるのが、安全性。今回、編集長アッキーこと坂口明子の目に留まったのは「熟成豚(ねむるぶた)おふトン」「嬉嬉豚(うれうれぶた)」。ユニークな名前だけでなく安全性、おいしさの点でも文句なし、と注目を集めている豚肉です。販売元である株式会社ナチュラルポークリンク代表取締役の諏訪秋彦氏に、取材陣がお話を伺いました。

株式会社ナチュラルポークリンク 代表取締役 諏訪秋彦氏
株式会社ナチュラルポークリンク 代表取締役 諏訪秋彦氏

―御社の沿革について、お聞かせください。

諏訪 1965年、父が埼玉県の地元商店街で「諏訪精肉店」を開きました。商売はしばらく順調でしたが、商店街の衰退とともに1991年に閉店。そのタイミングで私が引き継ぎ、肉の小売から卸売に業態を変え、「肉のすわ」を始めました。その後、2004年に有限会社ナチュラルポークリンクとして法人化、2010年に株式会社に組織変更し、今に至ります。

―先代が開業した翌年に、社長が誕生。幼い頃から「家を継ぐ」と思っていたのですか?

諏訪 いやいや、まったくその気はありませんでした。子どもの頃から肉屋が嫌だったんです。商売を始めたばかりということもあったんでしょうけど、父も母も何より仕事優先。「お前よりもお客様の方が大事」とはっきり言われていました。

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1965年「諏訪精肉店」開店。

―それでも、経歴を拝見すると「食肉専門学校」入学、とありますが……

諏訪 私はもともと飲食の道に進みたくて、それに関連した高校に通わせてもらっていました。無事卒業となり、いよいよ志望する道へ……と考えていたところ、父が「手に職を持っていた方がいいから」と食肉専門学校を勧めるんです。そこで知識と技を身につけておけば「いざというとき、肉屋ができるぞ」と。高校は好きな学校に行かせてもらったし、専門学校には1年通えばいいだけなので、じゃあ行ってみるかと。

入学後、半年間は店の経営や経理に関する座学、午後は豚や牛から骨を抜いて、カットしたりスライスしたりという実践。残りの半年間は、スーパーの肉屋で研修。卒業後はほぼ、即戦力として働けるくらいカリキュラムは充実していました。だから卒業生のほとんどは、実家の肉屋に入ったりスーパーに就職したりするのですが、私は、やっぱり肉屋を継ぐのは嫌だったんです。

それで、新しくできた商店街に「デリカショップあきちゃん」という惣菜店をオープンしました。当時、主婦の方がパートで働きに行って、その帰りに惣菜屋で晩御飯のおかずを買って帰るというのが流行っていたんですよね。だったらお前やってみないかと、父に言われて。

確かにお惣菜の需要は高くて、お店はいきなり繁盛しました。商売って簡単だなと勘違いして(笑)、興味が失せてしまった。開店して1年が経った頃、一緒に店をやっていた同級生とパートさんに店を任せて、自分は辞めてしまったんです。その後、大阪で3年間、サラリーマンをしていました。でも、それまで人に使われたことがないので、会社で上司にいろいろ言われるのが嫌になり(笑)、会社を辞めて実家に戻りました。そして、肉の卸売を始めたのです。

―小売から卸売、ですね。業態を変えることになったきっかけ、理由は?

諏訪 私が大阪から戻ったのとほぼ同時に、両親が肉屋を閉めました。商店街はすでにシャッター街となってしまい、商売が成り立たなくなってしまって。でも、肉店時代からラーメン屋さんなど3、4軒に肉を卸していたんですね。店は閉めたけど卸売ならできる、家賃もかからないし、何とかやっていけるだろうと考えてスタートしました。

―現在、主に取り扱っているのは「松阪牛」と埼玉県産ブランド黒毛和牛「武州和牛」、そして「嬉嬉豚(うれうれぶた)」、「熟成豚(ねむるぶた)おふトン」とのこと。その理由は?

諏訪 自分自身、豚肉が大好きで、当初は豚肉だけでもいいかなと考えていたのですが、松阪牛に関してはたまたま1頭買いの機会をいただいたこと、武州和牛については、生産者の一人が知り合いだったこと、そして地元のブランド牛ということで扱おうと。
豚肉に関しては、おいしい豚肉を求めて全国の豚を食べくらベた結果、「これだ!」と思ったのが、群馬県前橋市の「高橋養豚場」の豚でした。それを商標登録したのが「嬉嬉豚」と、それを40日間長期熟成した「熟成豚おふトン」です。

―今回ご紹介させていただくのは、「熟成豚おふトン・嬉嬉豚食べくらべギフトセット ステーキ(1,200g)」。とてもユニークな名前ですね。どのような経緯でこの名前がついたのか、それぞれどのような豚肉なのか、教えてください。

諏訪 先にお話しした通り、色々な豚を食べくらべました。日本の養豚のレベルは高くて、現在の国産豚はどれもおいしい。ブランドの数も300を超え、選ぶのが大変です。そうしたなか、とうもろこしを主な餌として、水も環境もよく、天然の微生物である納豆菌で豚の腸内環境のバランスを整え、できる限り抗生物質などの薬を使わずに豚を育てている養豚場があるという話を耳にしたのです。そこで、実際に足を運び、愛情を持った飼養方法や徹底した衛生管理の様子を自分の目で確かめ、さらに生産者である高橋洋一さんのお人柄に惹かれ、扱わせていただくことにしたのです。

安心安全で、しかもおいしいこの豚肉を、全国のみなさんに知っていただきたい。そう思って「嬉嬉豚(うれうれぶた)」と名づけました。「嬉嬉(いそいそ)」という二字熟語があるんですね。「動作に嬉しさがあふれているさま。嬉しくて動作がはずむさま」という意味なのですが、まさに、おいしいものを食べる前の心はずむ感覚まで味わっていただきたい、という想いを込めて、この名前にしたのです。

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「熟成豚(ねむるぶた)おふトン・嬉嬉豚(うれうれぶた)食べくらべギフトセット ステーキ(1,200g)」。
それぞれ6切ずつ、メガ盛りのセットです。こちらは冷蔵(賞味期限2〜3日)。冷凍(賞味期限約1か月)も。
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オリジナルの、おしゃれな黒ギフトボックス入り。

―「熟成豚おふトン」が誕生するまでには、相当なご苦労があったそうですね。

諏訪 はい。そのまま食べても十分おいしい嬉嬉豚をさらに厳選して、独自製法で骨付きのまま40日間熟成します。そうすると、肉が持っている酵素の働きで香りや甘み、旨味が濃縮され、何とも言えない深い味わいが生まれるんです。

牛肉にくらべ豚肉の熟成は難しく、私は何度も挑戦したものの失敗の繰り返しで、諦めたんです。ところが、当時の工場長が「自分がやってみる」と。彼も何度も失敗し、たまにおいしいものができる。でも、イケるぞと思うとまた失敗……。3年間、その繰り返しで諦めました。

ある日、職人に「この豚、食べてみてください」と差し出された豚肉を食べると、衝撃的においしかったんです。聞けば、彼は密かに熟成の実験を続けていたそうです。「これは、たまたまうまくいったの?」と聞くと「いや、コンスタントに作れると思います」と。そうして、約5年の歳月をかけてできたのが「熟成豚(ねむるぶた)おふトン」です。諦めずにトライし続けてくれた職人のおかげです。

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豚肉を上手に熟成させると、肉質は柔らかくなり真紅の深い肉色に。
適度に脂肪が分散するので、焼くとジューシーな肉汁が溢れ、適度な弾力がありながらも噛み切れるほどの柔らかさに。
脂肪の融点が低くなるため、口に含むとスッと溶け、甘みがあり、コクがあるのにさっぱりとした味わいに。
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酵素の働きで、旨みと甘みがアップ!科学的にもおいしさが証明されています。

―手塩にかけて育てられた、おいしくて安全な豚肉と、さらに味わい深い熟成豚。おすすめのいただき方はありますか?

諏訪 「嬉嬉豚」は濃厚な味わいながら臭みのないので、どんな料理も合います。餅のような弾力があり、なおかつ柔らかな食感です。「熟成豚おふトン」は香り、旨み、柔らかさのすべてを極限にまで高めています。食べくらべていただくと、それぞれの特徴を実感していただけるはずです。

今回のセットはステーキ用にカットしているので、ぜひ、シンプルに塩をコショウを振ってお召し上がりください。豚肉は十分火を通す必要がありますが、焼き過ぎると固くなってしまうのでご注意ください。

なお、「熟成豚おふトン」は日が経つほど熟成臭が強くなるので、お手元に届いたらすぐに調理をしてください。

―どのような人に手に取っていただきたいと思われますか?

諏訪 豚肉が大好きな方!「いろいろ食べたけど、こんな豚肉、食べたことない!」と思っていただけるはずです。

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上が「熟成豚おふとん」、下が「嬉嬉豚」。
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「熟成豚おふトン」は、加熱してもふっくら、やさしいピンク色。
焼いているときから、甘い香りがする。赤身の部分は甘く、旨みたっぷり、
脂身はコクがありつつもさっぱり、後味すっきり。
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「嬉嬉豚」も、焼いているときから、ふんわり甘い香りが。
弾力がありつつも、柔らかな食感。まさに、嬉嬉(いそいそ)として小躍りしてしまいそう⁉︎
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ぜひ、「熟成豚おふトン」と「嬉嬉豚」、2枚とも焼いて食べくらべを!
こんなに食べられないかも…と思いきや、おいしくて、お腹にも重くなく、ペロリ!

―最後に、今後の展望をお聞かせください。

諏訪 残念ながら、日本産の豚で養豚をやっている人がどんどん減っています。理由は、後継者不足と臭いの問題。豚だけでなく牛も鶏も、確かに臭います。だから、周囲に住宅があるとなかなか難しい。でも、生産者さんたちは臭いの問題にしても安全性の問題にしても、様々な努力と苦労をして改善しようと力を尽くしています。

豚肉好きとしては、安心安全な国産豚、おいしい豚肉を食べ続けたい。そのためには、きちんとした値段で豚肉を買い、手塩にかけて一生懸命、国産の豚を育ててくれる生産者さに協力していきたいと考えています。

今回のセットも「ちょっと高いかな?」と思われるかもしれませんが、ぜひ一度、試しに召し上がってみてください。きっと納得していただけると思います。

―値段に理由あり、ですね。諏訪社長、そして生産者さんの想いが伝わってきます。素晴らしいお話をありがとうございました。

熟成豚おふトン・嬉嬉豚 食べくらべギフトセット ステーキ(1200g)

「熟成豚おふトン・嬉嬉豚 食べくらべギフトセット ステーキ」(1,200g)
価格:¥5,880(税込)※送料無料
店名:ナチュラルポークリンク
電話:048-487-8794(月〜土 9:00〜17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.naturalporklink.com/?pid=159529838
オンラインショップ:https://www.naturalporklink.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
諏訪秋彦(株式会社ナチュラルポークリンク 代表取締役)

1966年、埼玉県生まれ。高校卒業後、食肉専門学校に入学。1991年、家業の精肉店閉業にともない、卸売業として事業を始める。2005年1月、有限会社ナチュラルポークリンク設立。2011年1月、株式会社に改編し、現在に至る。

<文・撮影/鈴木裕子 MC/伊藤マヤ 画像協力/ナチュラルポークリンク>

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